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第84回 「人生の 良き大なる 想い出」 〜 人を 3分間褒めちぎる 〜

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  「がん哲学外来   矢内原忠雄記念   本郷通りカフェ   3周年記念シンポジウム 」 に赴いた(下記)。  筆者は、講演『矢内原忠雄記念   本郷通りカフェの役割・使命』する機会が与えられた。筆者が、 「がん哲学外来」を始めたのは、「東大総長退任時の矢内原忠雄の思いの引き継ぎ」で 、 夢は「勝 海舟・新島 襄・内村鑑三・新渡戸稲造・南原 繁・矢内原忠雄・吉田富三・菅野晴夫・Knudson・樋野興夫」と10人で、「天国で がん哲学外来」の開催 することであると語った。「 樋野先生パワーに驚かされております。 」と心温まる   励ましの言葉を頂いた。  パネルディスカッション『与えられた使命』は、大変   感動的であった。総合・パネルディスカッションの   お2人の司会 力 も  素晴らしかった。 「パネラー の お話は、とても感慨深く勉強になりました。 」と、また、「 皆様と 愉しめた良い機会になりました。--- 本当に 素敵な1日になりました。 」、「 パネラーとして皆さまの前で お話する機会を与えてくれて、感謝いたします。 」と、パネラー の 皆様にとっても、「人生の   良き大なる   想い出」となったことであろう 。 何時か「  シンポジウム 〜 人を 3分間褒めちぎる 〜 」が、 企画される気配 がする !

第83回「定年退職記念講演会・祝賀会」 〜 能力、人柄、人脈 〜

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 「定年退職記念講演会・祝賀会」に wifeと赴いた(東京ガーデンパレスに於いて)。企画して頂いた「病理・腫瘍学の教室員」の皆様には、ただただ感謝である。アナウンサーの司会のもと、講演会の座長は、中川原 章先生(公益財団法人 佐賀国際重粒子線がん治療財団 理事長、佐賀県医療顧問)に務めて頂いた。中川原先生は、筆者がアメリカの Philadelphia の Fox Chase Cancer Center 時代に学んだ Knudson博士の奧様で、Philadelphia大学で 小児科医であったAnna Meadows 博士の下に留学されていたので、約30年来の友人である。  筆者は、講演で、癌研の病理部時代の恩師で、Knudson博士の下に、留学を導いて下さった 菅野晴夫先生、Knudson博士との想い出、菅野先生の師である吉田富三、昨年、「日本癌学会 長與又郎賞」を頂いた、日本の病理学の父:長與又郎について述べた。また、順天堂大学での、「アスベスト・中皮腫」外来(2005年)、「がん哲学外来」(2008年)の開設の経緯と、それによる「朝日がん大賞」受賞、さらに、それに至った「勝海舟・新島襄・内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄との人生の邂逅」に触れた。定年退職後の筆者の夢は、「勝海舟・新島襄・内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄・吉田富三・菅野晴夫・Knudson・樋野興夫」と10人で、「天国で がん哲学外来」の開催であることを語った。会場は、満席であった。本当に 「人生の 忘れ得ぬ 想い出」となった。  「祝賀会」は、挨拶:新井 一 先生 (順天堂大学・学長)、乾杯:武藤 徹一郎先生(東京大学医学部名誉教授、公益財団法人 がん研究会 業務執行理事・メディカルディレクター・名誉院長)、祝辞は宗雪 雅幸 先生(恵泉女学園理事長)、AMED糖鎖創薬研究で お世話になっている 入村 達郎 先生、「21世紀の知的協力委員会」を 一緒に立ち上げた島田 義也 先生(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構・理事)、日本病理学会の理事を 長年一緒に務め、日本病理学会 会長を共に歴任した 岡田 保典 先生に語って頂いた。「昨日は 講演会と退職記念会に出席させていただき、ありがとうございました。心温まる よき時を 過ごさせていただきました。樋野先生の能力、お

第82回 「童心に返って、否、心新たに」〜 縦 と 横 〜

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 今週(2019年)の3月11日、福島県立医大での「吉田富三記念 福島がん哲学外来」に赴いた(福島県立医科大学附属病院 みらい棟2階  臨床腫瘍センター がん相談支援センター に於いて)。「吉田富三記念 福島がん哲学外来」(2009年開始)は、今年が、 10周年である。新幹線の中で、8年前、『 2011年3月11日に発生した東日本大震災「 東北地方太平洋沖地震による災害およびこれに伴う福島第一原子力 発電所事故による災害」』で、新幹線が運休し、 2011年3月のみ「吉田富三記念 福島がん哲学外来」に、行けなかったことが、鮮明に甦った。今年6月22日には、「吉田富三記念 福島がん哲学外来10周年記念 市民公開講演会」が企画されている(福島県立図書館に於いて)。 筆者は、講演『がん哲学外来開設10年を振り返って』 を依頼されている。座談会では、『これからの 福島県のがん患者との向き合い 〜 がん教育について〜』が、予定されている。  筆者が理事長を務める日本結節性硬化症学会理事会( 順天堂大学に於いて)の後、座談会『結節性硬化症を考える 〜 診断・治療の最前線 〜』(ステーションコンファレンス東京に於いて)であった。 筆者は、結節性硬化症(TSC)の「診断基準」・「定義・概念」 ・「重症度分類」・「遺伝子診断」について触れた。  第57回「がん哲学外来 淀橋カフェメディカル・カフェ@よどばし」に出席した。  「最近は 樋野先生も大好きな『365日の紙飛行機』 をオープニングでよく歌っていましたが、今回は『糸』 を皆さんで大熱唱。」と紹介された。『弱いけど、 糸が縫い合わされるときに、布ができ、服ができ、 人を温めることができる・・・。人が結ばれるときに すごいことができる。「縦はあなた。横は私。」』。筆者は、 新渡戸稲造の「内村鑑三は縦の門、自分は横の門」 が思い出された。終わりには『いぬのおまわりさん』 を大合唱であった。「童心に返って、否、 心新たに皆で熱唱しました!」、「解決しなくても、 一緒に居て悩んでくれる存在がありがたい」、「『 いぬのおまわりさん』の現在的意味は? 困っている人と、一緒に困ってくれる人。」、『「あ~しなさい、 こ~しなさい」は、余計なお節介。』、「解決しなくても、 一緒にそばに居る。」などなどが、綴られていた。6月30日は、 5周

第81回 出版記念講演会 〜 悩みや苦しみ、病気を超えて 種を蒔く人生へと導く 〜

 3月4日は、次世代細胞・免疫治療学講座/ 順天堂大学医学部附属順天堂医院臨床研究・治験センター/ 順天堂大学大学院医学研究科 共催公開講演会「がんの近赤外光線免疫療法(光免疫療法)」(小林久隆先生:米国のNCI,NIH)と、その後、順天堂大学大学院医学研究科基礎研究医養成活性化プログラム(「福島・関東病理・法医連携プログラム『つなぐ』」)主催「人工知能(AI) ホスピタルと医療AI最前線」(佐々木毅先生: 東京大学大学院医学系研究科)に参加した。筆者は、「人工知能( AI)ホスピタルと医療AI最前線」講演会の、 司会を仰せつかった。AI時代になっても、 病理医の存在の重要性を、改めて、実感した。謙虚に、 日新月歩の医療の最前線を学ぶことは、「 純度の高い専門性と社会的包容力」の維持にとって必要不可欠であろう。本当に、日々勉強である。  3月6日夜、ラジオNIKKEI「大人のラヂオがん哲学学校」に赴いた。幼稚園児とその母親、 小学生とその母親、患者・家族と、 多様な人々がスタジオ入りされ、大変、盛り上がり、貴重な、 一時であった。筆者は、「いぬのおまわりさん」、「サザエさん」 、「ドラえもん」について、さりげなく触れた。共通項は、「 種を蒔く人〜 困っている人と、一緒に困ってくれる人〜」であると語った。参加者の皆様と、 スタジオでケーキを食べながら、 筆者の誕生日の前夜も祝って下さった。まさに、「 温かく迎入れる」であり、涙無くして語れない!  人生邂逅3大法則の 一つである『「良き友」= 外心』の存在には、何時の年齢でも、慰められ、 勇気づけられることを痛感するである。  3月7日、2018年度 AMED糖鎖創薬事業分担課題[5]会議(順天堂大学に於いて)に出席した。筆者は、 公害病でもある難治性の『アスベスト・中皮腫』の早期診断・ 新規治療薬開発で、本事業に、参画する機会を与えられている。その夜は、新刊『種を蒔く人に なりなさい』(いのちのことば社)出版記念講演会 (OCCに於いて)に赴いた。この日は、筆者の誕生日でもあり、wifeも出席し、 誕生日記念講演会ともなった。出版社の心使いには、感謝であり、 大変嬉しかった。『「種を蒔く」豊かな人生を 送るための秘訣を お聞きします。悩みや苦しみ、病気を超えて種を蒔く人生へと導く。』とチラシには、大胆に紹介

第80回 「誠実な感謝」〜「冗談を本気でする」〜

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 第33回 日本がん看護学会 学術集会での特別講演『その人らしさを支える医療“がん哲学外来”に学ぶ』(福岡サンパレスに於いて)   に出席した。早速、「 本日は 素晴らしいご講演を 誠にありがとうございました。——   学び多い福岡となりました。ゆったりと 落ちついたお話のしかたとは対照的に、背筋をピンと伸ばして早足で さっそうと歩かれる先生のお姿が 印象に残ります。   ——   ほっとけ気にするな、という有難いお言葉を 肝に命じて使命を 全うしてまいりたいと思います。 」等々、大変勇気付けられる、温かいコメントを頂いた。  東京土建 国民健康保健組合での、 特別講演『「アスベスト・中皮腫外来」から「がん哲学外来」へ 展開 〜 時代の後押し 〜』 に赴いた 。 「 特別講演 ありがとうございました。先生のお話に 自然に涙を流している職員もいました。私も臨床、研究、教育という学問的なこと、人間として どうあるべきかや 言葉の力を、あらためて考え感じることができました。 」、「 今日はお忙しいところ、がん哲学外来10周年記念講演を行っていただきまして、どうもありがとうございました。アスベスト・中皮腫の流れから   なぜ「がん哲学外来」が必要なのかが、役員の方たちに 知ってもらう機会ができたのが嬉しいです。——   アスベスト・中皮腫に取り組む意義を あらためて確認することができて 良かったです。——   とても良かったと健康増進課でも話に出ていました。   また先生に講演などお願いする機会がありましたら、よろしくお願いいたします。 」と、本当に、心優しい   コメントを頂いた。「誠実な感謝」を体験する日々である。  ドキュメンタリー   映画   『がんと生きる言葉の処方箋』 が、今年の5月3日〜5月9日、『新宿武蔵野館』で   公開されるとのことである。   また、 ショートクルーズ ( 横浜〜釜山〜 長崎 〜横浜)  6日間(2019年10月2日~10月7日) が、企画されるとのことである。  ダイヤモンド・プリンセス船内にて『がんと生きる 言葉の処方箋』の上演 の予感もする。   「冗談を本気で す る」時代的到来 では   なかろうか !  まさに「礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに