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第191回 立ち止まり 足元と 遠くを 眺める 〜 爽やか、雲の上 〜

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 今週、「がんと生きる 言葉の処方箋」の音楽のCDを制作された合田享生 氏から、 『販売用のダイジェスト版も できあがりました。  ユーチューブで視聴できます。  https://youtu.be/Tdu0J8iySSU   ― ネットショップ音楽の処方箋 Music as Healing - ガクゴショップ (shop-pro.jp) がん哲学外来映画制作委員会のショップ こちらではDVDも購入できます。がんと生きる「言葉の処方箋」DVD販売 ( form-mailer.jp ) 』 との連絡を頂いた。    筆者の作詞の『ほっとけ ほっとけ 気にするな』は16曲目に、掲載されていた。  思えば、ドキュメンタリー映画「がんと生きる言葉の処方箋」プロデューサー田寺順史郎 氏から、『昨年、先生が作詞された「ほっとけ ほっとけ気にするな」が入ったCDがもうすぐ完成します。  作詞:樋野興夫 先生 、作曲:鈴木穂波 さん、 歌唱:田島玲子さん。  映画を観て、出演者の真摯な生き方、樋野先生のお言葉に 共感した音楽家が集まり、映画で使われた楽曲にプラスして、「音の処方箋」となるようにとの願いを込めて 作った楽曲を集めたCDです。  発売は映画のDVDと同時期の3月を予定しています。』との連絡を頂いていた。  それが、本当に実現するとは、まさに、新渡戸稲造の「Union is Power」(協調・協力こそが力なり)の実例である。   『CD「音楽の処方箋」歌声といい、旋律・詞といい、心がじんわりと浄化されていきます。  DVD「がんと生きる言葉の処方箋」もおめでとうございます。   学生へ周知させていただきます。』、 『「ほっとけ、ほっとけ、気にするな」のフレーズが 頭に残りました。』、  「アカデミー賞、グラミー賞目指して下さいませ。  CD DVD 入手して鑑賞させて頂きました。」、  「樋野先生、音楽の処方箋ダイジェスト聞かせて頂きました。『ほっとけ気にするな』おおとりなのですね。  癒されました。」、  「日常に追われ少々疲れ気味です。  たまには 立ち止まり 足元と 遠くを 眺めることをしなければと思います。  そんな時、先生のお話しを思い出すのが効きそうです。」、  「クラッシック的で 爽やか、雲の上でふわふわしているような、癒されるメロディーですね!」、  『島

第190回 『新渡戸稲造セミナーハウス』設立 〜 change, chance, challenge 〜

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 「第38回がん哲学外来メディカル・カフェin 荻窪」(荻窪栄光教会に於いて)の特別講演会『偉大なるお節介 〜 懸け橋 〜』に wifeと赴いた。  スタッフの皆様の心温まる おもてなしには、大いに感激した。  その後、軽井沢を経由して、万座日進館の『誕生日会』に向かった。   東京、千葉、小諸、佐久、嬬恋村からも、参加して下さった。  涙無くして語れない!  本当に有意義な 充実した時が 与えられた。  思えば、筆者が、家族と最初に万座に行ったのは、20年前であろうか?  その縁で、息子は、1908 年創立された、カナダ バンクーバー市のブリティッシュコロンビア大学(The University of British Columbia、UBC)の大学生の時代、夏休みは帰国し、万座でアルバイトしていた。  軽井沢南教会の牧師ご夫妻も 参加され「昨日は一昨年の劇の時以来の万座で 先生とお会いすることができて 感謝です。」とのメールを頂いた。  翌日の朝は、講演の機会が与えられた。  昨年の『天空デイサービス万座』に続いて、今回は、『新渡戸稲造セミナーハウス』設立の話で大いに盛り上がった。  筆者は、『われ21世紀の新渡戸とならん』(2003年 イーグレープ発行)の最終章の『「今世紀の温泉と健康戦略 〜「ひも亭主」目覚めよ 〜』に、『「新渡戸セミナーハウス」を造れ!』と 記述している。  これは、筆者が、『全国女将サミット2003年東京 〜 旅館業変革のとき、挑戦のとき 〜 change, chance, challenge 〜 日本文化』で講演した時に 述べたものである!  20年が過ぎて、いよいよ 『新渡戸稲造セミナーハウス』設立の時代的到来を痛感した。  不思議な時の流れである。  次回は シンポジウム:「新渡戸稲造セミナーハウス」の現代的意義 1)宮澤豊先生:「新渡戸稲造セミナーハウス in 軽井沢」 2)筆者:「今、ふたたび 新渡戸稲造!」 パネルディスカッション:「新渡戸稲造セミナーハウス in 万座」 が 企画される予感がする!   今年(2021年)、閉鎖された『軽井沢の恵みシャレー』の有効活用 戦略会議の歴史的要請を感ずる日々である。  筆者にとって、内村鑑三『石の教会』、新渡戸稲造 初代学長『軽井沢夏季学校』の軽井沢は、特別な思いがある。  帰京途中

第189回 意味がある 〜 人生から期待される 〜

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 2021年3月8日 、展覧会『長島愛生園の人びと 〜 ハンセン病、隔離と希望」(立命館大学国際平和ミュージアム中野記念ホールに於いて)(主催:長島愛生園歴史館/ 共催:立命館大学生存学研究所、「長島愛生園の人びと」現地実行委員会/)での講演『「生きがいについて」〜 愛を持ってこれを貫く 〜』に赴いた。  想えば、2012年、長島愛生園の医師であった神谷美恵子(1914 - 1979)の「神谷美恵子記念が哲学カフェ」が開催され、2014年には、「神谷美恵子 生誕100年」の時には、故 日野原重明 先生(1911 - 2017)の講演と 神谷美恵子 次男 神谷 徹 氏との鼎談に出席した。新渡戸稲造(1862−1933)は、神谷美恵子の両親:前田多門(1884 - 1962)の仲人であった。  今も、毎月『愛カフェ』として開催されているとのことである。来年は、『愛カフェ10周年記念』シンポジウムが、企画されるようである。  「人生の継続性」を実感する日々である。  終了後、長島愛生園の 神谷美恵子の研究者である 田中真美 先生(立命館生存学研究所、「長島愛生園の人びと」現地実行委員会責任者)と、神谷美恵子の次男 神谷 徹 氏の奥様:神谷永子氏と3人で、京都駅のレストランで夕食の時を持った。  話が大いに盛り上がり、ニュースレター『日の出』(?)の発行(編集長:田中真美、広報部長:神谷永子)が決定された。  筆者は、顧問とのことで、早速、帰京してから、ニュースレター『日の出』創刊号の巻頭言『新渡戸稲造・内村鑑三→前田多門→神谷美恵子 の流れ』を寄稿した。 バーチャルな『新渡戸稲造・神谷美恵子 セミナーハウス in 長島愛生園』の誕生日ともなった。  長島愛生園歴史館学芸員 田村朋久 氏から 「昨日の模様をyou tube長島愛生園歴史館チャンネルで公開いたしました。  https://youtu.be/ws73dDagS90 よろしければ御覧ください。  昨日は大変に示唆に富むお話で考えさせられること多かったです。  これを機により多くの方に知っていただければ嬉しく思います。」との連絡を頂いた。 大いに感激した。  早速、You Tube を拝見された 山梨県在住の方から、『神谷美恵子 生誕100周年、大講演会「長島愛生園の人びと ~ 愛を以てこれを貫く ~」(樋野興夫

第188回 「先人の 選りすぐりの 珠玉の言葉」 〜 「鼓舞する力が 湧き起こる」 〜

 2021年2月27日、『がんサポートナース養成講座』(片岡幸子 代表)のZoom講義『医療者の道 〜 尺取虫運動に学ぶ 〜』に赴いた。 『尺取虫運動 = 自分のoriginal pointを固めてから、後ろの吸盤を 前に動かし、そこで固定して 前部の足に前に進める。  かくて いつも自分のoriginalityを 失わないですむ。』&「どんな境遇、状況でも 確実に 前進できる人物になれ」と 語った。 愛知県、神奈川県、埼玉県、新潟県、東京都、佐賀県、茨城県から、多数の真摯な感想文が寄せられた。 「今日は、心にしみる講座をありがとうございました。  日々の仕事の他に、がん哲学カフェや講座で 全国を回っておられる忙しさの中、『 暇げな風貌』を 大切にしておられるのが よく分かり、勝手に親しみを感じてしまいました。 --- 淡々とお話しされて どれもこれもが スっと入ってくる そんな時間でした。 --- きっとわたしは 毎日の生活の中で、視野が狭くなったり 見るべき方向が 間違ったりしていきそうになるので、馬から降りて 同じ目線になり 今日の沢山のメモを見返しながら 尺取虫の様に進んで行きます。誰かの役に立てるよう、患者さんと医療の隙間を 埋めていけるよう、暇げな風貌を 目指していきたいと思います。」 「樋野先生の講義は 一言一言が心に響きました。  今まで携わってきた患者さんに、こんなふうな考え方で 接すれば良かったのかと、振り返りになり、これからの患者さんへの 接し方の学びになりました。  看護師を続けていけるヒントを頂きました。」 「他者に寄り添うためには 先ずは自分の心を 磨かなくてはいけない!と 感じました。  独特の言い回しですが、温かさが 伝わってきた講義でした。」 「樋野先生の講義を聞いて、たくさんの気づきと 深い感動を得ることができました。  先生が著書に書いていらっしゃる通り、人は目的を失うと弱くなります。  生きる意味を見失うともろくなられます。  先生がご紹介して下さった言葉の処方箋を思い出して、その言葉を軸にして 物事を考えていきたいと思います。--- 心の隙間にそっと光を差す、言葉を与える、相手の気持ちになって 偉大なるお節介を 実践できるよう努力したいと思います。」 などなどの 心温まるコメントに、大いに感動した。  また、「樋野先生が 長