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第114回 医師・医療従事者は生涯の学徒 〜 医学、医療の根本〜

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  東京情報大学  看護学部 の学生の『 病理学』の授業に赴いた。「病理学   〜 風貌を診て、心まで診る 〜」は、基本であろう。「他人の苦痛に対する思いやり」は、医学、医療の根本である。 「(1)幅の広さ(2)弾力性に富む(3)洞察と識見のひらめき 」 は、看護師 の普遍的な心得であると語った。  「がん哲学外来   仙台チャウチャウ会 開設一周年記念 特別講演会『種を蒔く人になりなさい』」(仙台市)に赴いた。 スタッフの熱意、情熱には、大いに感動した。まさに、「チャウチャウ犬   = ユーモア =  You more =   あなたが   もっと   大切である」の再認識の場となった。講演会の後、スタッフの皆様と楽しい夕食の時を持った。本当に、有意義な「仙台の旅」となった。  筆者が、代表世話人を務める「お茶の水がん学アカデミア 第 158 回 集会」(順天堂大学に於いて)に出席した。   まさに、「 新しいことにも、自分の知らないことにも謙虚で、常に前に向かって努力する。」の実践であろう。「 1)医師・医療従事者は生涯の学徒である。(2)何故ならば、患者は最新・最良の診療を期待しているからである。(3)専門家でさえ、日々の努力を怠る時に、専門家とは言えなくなる。(4)学際的な活動ができなくなると大学は滅びる。」の原点回帰である。

第113回 バーチャルな「樋野動物園」〜 地方人・日本人・国際人 〜

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 『いい人生は、最期の 5 年で決まる』( SB 新書、 2017 年発行)のベトナム語訳( 2019 年発行)が送られてきた。大いに感動した。早速、「世界の読者を励ますものになればなによりです」との、励ましのメールを頂いた。 日曜日の午後、定例の「東久留米 がん哲学外来カフェ」( CAJ に於いて)に赴いた。今回、「人生百貨店」の話で、大いに盛り上がった。人生は、多様性で、順境も逆境もあり、「人生いろいろ」で、まさに百貨店の如くである。早速、 11 月 30 日「東久留米 カラオケ大会 〜 人生百貨店 〜」の開催が決定された。  東久留米駅前のインド料理レストランで「読書会」を行った。今回は、『代表的日本人』(内村鑑三 著)の 5 人「西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮上人」の内の「日蓮上人」であった。筆者 の読書遍歴は「内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄」である。内村鑑三は『「誰もが後世に残すことができる最大の遺物は「勇ましい高尚な生涯」』であるとも述べている。「 我、大いなる矛盾あり、我、大いなるものなればなり」、「地方人・日本人・国際人」の学びの時でもあった。 夕食会では、バーチャルな「樋野動物園」が開設され、筆者は園長とのことである。皆様のユーモアには感服した。  「体育の日」の祝日、 5 年目を迎えた「がん哲学外来メデイカル・カフェ in 菊名」(菊名西教会に於いて)での講演・個人面談に招かれた ( 下記 ) 。多数の参加者で、フロアからも、貴重な質問もあり、本当に充実した時であった。

第112回 クルーズの旅 〜 今は亡き父、母との船旅の想い出 〜

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 筆者は、クルーズ(ダイアモンド・プリンセス)の船上で、講演の機会が与えられた。第 1 回『がん哲学 〜 寄り添い 個性を引き出す 〜」( 2019 年 10 月 3 日)、第2回『がん哲学 〜 楕円形のこころ 〜』( 2019 年 10 月 6 日)、講演終了後は『洋上がんカフェ』が企画された。今回は、ドキュメンタリー 映画『がんと生きる言葉の処方箋』も上映された( 2019年 10 月 4 日)。  全長 290m 、全幅 37.5m 、乗客 2700 人以上であった。がん患者、高齢者も多数、乗船されていた。まさに、「 あなたは 年が進んで老いたが、取るべき地は、なお多く残っている。」の実感の時となった。 釜山に入港し、海東龍宮寺、新世界 DFS 、国際市場、チャガルチ市場を、長崎では、大浦天主堂、グラバー園、眼鏡橋、出島を見学した。中学生時代の修学旅行が、鮮明に蘇ってきた。 船上では、皆様との夕食、イベントショーの観賞と楽しい時を過ごした。 早速、筆者の誕生日を記念して、3月、万座温泉(日進館)で、カラオケ大会を しようとの話で、大いに盛り上がった。これが、人生の邂逅の法則であろう! 横浜港 〜 釜山港 〜長崎港 〜 横浜港の 6 日間の海の旅であった。  Wife と太平洋、日本海をデッキから眺めながら、人生を静思した。小学生時代夏休みに 船の機関長を務めた、今は亡き 父と母との船旅は、人生の忘れ得ぬ想い出である。今回のクルーズの旅も、脳裏にきちっと記載されることであろう。

第111回 「かけがえのない個人 〜 価値観の共存 〜」

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 日曜日『つなげよう、ひろげよう、健康の輪   2 019 済生会フェア』での   映画上映のトークショーに招待された(福井県済生会病院に於いて)(下記)。 熱心に鑑賞されている市民の姿には大いに感動した。映画上映後は、ロビーで 筆者の下記の6冊の本が販売され、多数購入されサイン会も大盛況であった。 『明日この世を 去るとしても、今日の花に 水をあげなさい』 『がん哲学外来へ   ようこそ』 『がんに効く 心の処方箋 一問一答』 『大切な人が   がんになったときーー』 『楕円形のこころ』 『種を蒔く人に なりなさい』   昼食後、講演「かけがえのない個人   〜 価値観の共存 〜」、さらに、講演後は、「がん哲学外来」も行った。本当に充実した1日であった。 思えば、 福井県済生会病院に、最初に赴いたのは 2011 年 NHK 大河ドラマ『江   〜 姫たちの戦国 〜』の時期に「 集学的がん診療センター」で、 開設された 「浅井 3 姉妹(茶々・初・江)がん哲学外来」が縁である。継続は、人間としての「貴重な行為」であることを再認識する   原点回帰の東京〜米原〜福井の旅となった。