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第200回 「教育のあり方」 〜 「人生の歩みのモデル」 〜

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 『楕円形の心』は、200回を迎えた。  継続の大切さが、身に沁みる日々である。  「人生の歩みのモデル」でもあろう! 2021年5月24日、 恵泉女学園(世田谷区)の理事会に出席した。  大変有意義な時であった。  その後、評議員会も陪席した。 1)International School卒業生の9月入学 バイリンガルの生徒がクラスに3人いると、クラスメートは、昼食も一緒にして、英語会話の実践となる。 2)『コミュニケーション・ケア』コースの創設 『コミュニケーション・ケア』の質保証に向けた「認定証」の発行。  『コミュニケーション・ケア』は、「卒業後、就職先の医療現場、教育現場、職場でも、時代的要請となろう!」と、今回、さりげなく 頭に浮かんだ。    2021年5月25日『柏がん哲学外来』(柏地域医療連携センターに於いて)に赴いた。  面談、その後、スタッフとの貴重な時をもった。  今秋、柏で、市民公開シンポジウムが企画されるようである。  我孫子でもカフェが開設される予感がする。    2021年5月26日は、wifeの誕生日であった。  ささやかな夕食の時をもった。  アメリカ在住の娘たち、孫たちからは、iPhoneを通して 心和む『Happy Birthday』のメッセージが届いた。  三鷹市のICU(国際基督教大学:International Christian University)に立ち寄った。  ICUは、1953年に設置されている。  総務幹事の富岡徹郎 氏、評議員のウィリアムズ・郁子 氏(英国国教会牧師・元英国リーズ大学病院チャプ レン)と楽しい、ひと時を過ごした。   広いキャンパスを見学し、図書館の「内村鑑三先生記念文庫」に立ち寄った。  『内村鑑三から教えを受けた人々から成る「内村鑑三先生記念文庫設置世話人会」が収集した各種資料をもとに1964年に発足しました。  その後ICU図書館が、内村鑑三に関連する図書や資料を継続して収集しています。』と謳われている。  その後、隣接する、1954に設立されたルーテル学院大学での『現代生命科学 1』の2コマ(14:30 〜 16:10) & (16:20 〜 18:00)の授業に向かった。  今回は、『カラーで学べる病理学』(HIROKAWA)を教科書を用いながら『再生と修復』、『循環障害

第199回 『「嫌」とは、言わない人物の実践』 〜 「本質」を 垣間見る 〜

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 2021年5月17日「クラブハウス」(ゆい訪問看護ステーションに於いて)に赴いた。   今回も、テレビ アナウンサー、上野リレーホーライフの担当者を はじめ多数の方が 参加されていた。  「昨日のクラブハウスも ありがとうございました。  19歳のロンドン大学在住の大学生は 一所懸命にノートに メモをとりながら 聞いていました。  92歳の女性は 樋野先生の本を読んでみたいとリクエストあり、『いい覚悟で生きる』(小学館) をプレゼントします。」、 『昨日の話で「いいと思うものは 断らずやる!」  私も、これはモットーとして、実践しておりますが、――「自分がやって、何か役に立つのか?」と 思う今日この頃です。 ―― 打ち合わせ等も含め やりとりをしておりますが、面白いことに統計的に言うと「若い先生」の方が「仕事が終わったら(用事が終わったら)関わってくれなくなります。(笑)・・。  そんな中、樋野先生たちは凄いですね。  初めてお会いした時から変わらぬ奉仕活動!  素晴らしいです。――「本質」が、垣間見えて面白いです。  樋野先生の「良いと思ったことは、断らず何でもやれ。」が、もっと浸透するとよいな、と思います!』などなど 心温まるコメントを頂いた。  まさに、『「吉田富三記念がん哲学外来」モットーの5か条』の『「嫌」とは、言わない人物の実践』である。  大いに感激した。  第80回『がん哲学外来メデイカル・カフェ@よどばし』に赴いた。  『「今日の樋野先生のお話が、今までで一番 私の心に寄り添って語られていた」と喜んでおられました。  ありがとうございます。』。  また、参加者の娘様が、韓国語の専門で、韓国語訳が出来るようである。  『生きがいに気づく、いい言葉』(PHP研究所) の韓国語訳が、本当に、実現したら、まさに歴史的快挙であろう!  既に、筆者の『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』(幻冬舎)、『病気は人生の夏休み』(幻冬舎)は、韓国語訳に出版されている。  本当に驚きの連続である。  これも、『コロナ時代を生きる 3カ条』(下記)の心得であろう! 「コロナ禍を生きる 3カ条」  1. 間断なき努力は進歩の要件 2. 自分の力が人に役立つと思うときは進んでやれ 3. 心がけにより逆境も順境とされる

第198回 「ほっとけ 気にするな」 〜 間断なき努力 & 花は芽にあり 〜

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 コロナ禍の影響で『樋野先生と行く 北海道 札幌・小樽の旅 〜 内村鑑三(1861−1930)生誕160周年記念 〜』(2021年5月12日~5月14日)が、中止・延期となった。  筆者は、今回、『札幌独立教会』で講演【クラーク、新島襄、内村鑑三、新渡戸稲造を学ぶ旅】をする予定でもあった。  札幌農学校の第1期生が ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark、1826 - 1886)教頭の影響を受けて、さらに、内村鑑三、新渡戸稲造たち2期生も参加し、1882年 (明治15年)に『札幌独立教会』が誕生したと言われている。  現在では、「札幌独立キリスト教会」として継続されている。  クラークは8カ月半の滞在期間(1867年7月31日~1877年4月16日)であったが、「Boys,be ambitious!」の言葉で知られ、若き学徒に大きな感化を及ぼしたものである。  筆者は、2015年の『札幌独立キリスト教会創立133周年記念講演会』で、講演『がん哲学の源流 〜 内村鑑三と新渡戸稲造 〜』の機会が与えられたのが 忘れ得ぬ懐かしい想い出である。  来年(2022年)は、新渡戸稲造(1862−1933)生誕160周年記念である。  再訪が、楽しみである。  2021年5月11日、FM世田谷のスタジオに赴いた。    今回、番組を企画された「若き音楽家を育てる会」の上田幸伺 氏から 『「おしゃべりマルシェ」田島玲子さんとのご出演、お疲れ様でした。  「ほっとけ 気にするな」も流れて、また、新鮮な質問も飛び交い、大変充実した30分の番組収録でした。  この番組は、世田谷地区で聴けるのと 車に乗っている方は5月27日、夜10時30分~11時 83.4MHZ(83.4メガヘルツ)にチャンネルを合わせて聴けます。  今日から2週間後ぐらいにFM世田谷から音源が入ってくるので皆さんにはメールにて送っることができます。  あとは27日に録音したものを皆さんに披露できるとおもいます。  どうか楽しみにしていてください。』 との、心温まるメールを頂いた。  また、田島玲子 氏からは「1ヶ月間聴けるそうです。 後は、はるのさんが ラジオ放送を手動録音したものを私にラインで送って下さるそうです。これは、ずっと聴けます。  保存できるとのことです。」との胆力あるメールを

第197回 役割が生まれる 〜 「意志は人なり」〜

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 2021年のゴールデンウイーク5月3日、wifeと落合川→ 黒目川を散策した。    コロナ時代、何時もより、静かな川辺であったが、川の中で遊ぶ家族づれの楽しい姿には、心が癒された。  また、昨年 拝読したアメリカの牧師 (John Piper)の本『Coronavirus and Christ』にある言葉「危険をものとせずに、良いわざを行う = 愛であって、身の安全ではない」(渡部謙一 訳:いのちのことば社)が、思い出された。  コロナ時代のこの1年間に 『「樋野動物園」1周年記念誌 個性と多様性』(2020年10月13日) 『上野動物園の旅』(2021年1月15日) 『井の頭恩賜公園の旅]』ニュースレター(2021年4月2日) 『多磨霊園の旅』ニュースレター(2021年4月18日) が、発行された。  大いに感動した。  次は、『「西武園ゆうえんち、長瀞の川」の旅』が、企画されるようである。  皆さの『「速効性と英断」&「ニューモア(you more)溢れる胆力」』には、ただただ感服である。  下記も送られてきた。 「コロナ禍を生きる 新渡戸稲造はこう語る 10カ条 by 樋野興夫」  1. 間断なき努力は進歩の要件 2. 自分の力が人に役立つと思うときは進んでやれ 3. 意志は人なり 4. 人の欠点を指摘する要はない。人のあやまちは語るには足らぬ 5. 学問より実行 6. 理由があっても腹を立てぬこそ非凡の人 7. 花は芽にあり 8. 感謝は優しき声に現れる 9. われは太平洋の橋とならん 10. 心がけにより逆境も順境とされる  まさに、企画される皆さまの「自分の力が人に役立つと思うときは進んでやれ」の実践であろう。  「自分より困った人に 手を差し伸べようとすれば、自らの役割が生まれ、逆境はむしろ順境になるのです」&「目的は高い理想に置き、それに到達する道は臨機応変に取るべし」(新渡戸稲造)の 若き日に学んだ教訓が 鮮明に蘇える コロナ時代の日々である。