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第209回 『汝の光を輝かせ』 〜 卓越した先見力、ユーモア性、洞察力 〜

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筆者は、2021年日7月26日 新渡戸稲造(1862-1933)から学んだ河井道(1877-1953)が、初代学園長(恵泉女学園 創立者)である恵泉女学園の9代目理事長就任式に赴いた。  理事長挨拶の機会が与えれた。  河井道の愛誦した『汝の光を輝かせ』を語った。  まさに「あなたがたは世の光である。」(マタイ5章14節)である。  早速、写真が送られてきた。  大いに感激した。   また、病理学者でもある筆者は、現時点の心得『コロナの時代を生きる5か条』を話した。   さらに、順天堂大学医学部の教授を務めた教育者として、『新渡戸稲造の言葉の処方箋』10か条(下記)も語った。   『新渡戸稲造の言葉の処方箋』(10か条) 1)発心を忘れずに継続『修養』 2)やり通す教育の必要性『読書と人生』 3)小さな職務に忠実であれ『人生読本』 4)親切とは行動すること『世渡りの道』 5)相手に得意なことを語らせる『新渡戸博士追悼集』 6)有事のときの素人の良さ『内観外望』 7)いろいろな意見に耳を傾けたい『新渡戸博士追悼集』 8)試練は力を賦与する『偉人群像』 9)読書は人間をつくるもの『読書と人生』 10)永遠の生命をもつ本を読め『人生読本』 「新渡戸稲造の気風が伝わり、多くの国際人が育まれますことを祈っております。」、「これもひとえに 樋野先生の卓越した改革を実行する力が 多くの理事に支持されたからこそと拝察しております。  このうえは、その卓越した先見力、ユーモア性、洞察力で貴学の更なる発展にご貢献されるものと確信いたしております。」、「樋野先生の素敵な雰囲気が、学生さん達や職員の皆様に直に伝わるのは 非常に羨ましい限りです。  そして、学生さん達の将来が楽しみでもあります。」、「すごい迫力のお写真ですね!  後世に語り継がれるお仕事をおめでとうございます。」、「世界に羽ばたく若い人材の育成が始まりますね。」、「どの大学も学校経営が大変ななかでの理事長のつとめは、そう簡単ではないと思いますが、こういうときこそ「哲学」が必要なのだと思わされました。  先生、21世紀の新渡戸稲造として、ご活躍されることをお祈りしております!」などなど、多数の励ましのお祝いの言葉が届いた。  驚きである。  大いに感動した。

第208回 発心を忘れずに継続 〜 読書は人間をつくる 〜

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 ニュースレター『心のspring water(湧き水)) vol 8』が送られてきた(日本語&英語)。  大いに感激した。  今秋(10月24日)の「東久留米がん哲学外来カフェ & 読書会(新渡戸稲造 著『武士道』、内村鑑三 著『代表的日本人』) & 東村山がん哲学外来カフェ」合同シンポジウムを機会に、ミニ本『Okiちゃん ー 思い出づる言葉たち』(案)が、発行される予感がする。  皆様の「速効性と英断」、「冗談を本気でする胆力」には、ただただ感服である。  2021年7月20日『柏がん哲学外来』に参上した(次回のチラシ; 添付)。大変貴重な時であった。   スタッフの皆様の、それぞれの地、千葉県、埼玉県、島根県でのシンポジウムの企画で大いに盛り上がった。  特に、島根県の筆者の故郷 鵜峠(人口40名、空き家60%)で、『21世紀のMedical Village構想』が、実現したら、歴史的大事業となろう!  その後、筆者、順天堂大学保健医療学部 理学療法学科での『病理学概論』の授業に向かった。  2021年7月21日 福島県立医科大学付属病院 臨床腫瘍センターでの『吉田富三記念がん哲学外来』に赴いた。  相談室には、筆者の『コロナの時代を生きる5か条』がプリントされ、置かれていた。    スタッフの心温まるおもてなしには 感動した。  面談者とは、『コロナの時代を生きる5か条』について、真摯に語り合え、貴重な時であった。  また、読書についても質問があった。  今回、筆者が若き日の読んだ新渡戸稲造(1862-1933)の言葉が鮮明に蘇ってきた(下記)。 『新渡戸稲造の言葉の処方箋』(10か条) 1)発心を忘れずに継続『修養』 2)やり通す教育の必要性『読書と人生』 3)小さな職務に忠実であれ『人生読本』 4)親切とは行動すること『世渡りの道』 5)相手に得意なことを語らせる『新渡戸博士追悼集』 6)有事のときの素人の良さ『内観外望』 7)いろいろな意見に耳を傾けたい『新渡戸博士追悼集』 8)試練は力を賦与する『偉人群像』 9)読書は人間をつくるもの『読書と人生』 10)永遠の生命をもつ本を読め『人生読本』 今回の『福島の旅』は、本当に良き人生の出会いの時 が与えられた。

第207回 「美しい胡蝶蘭」 〜「洗練された自尊心」〜

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 2021年7月12日 武蔵野赤十字病院 臨床研究倫理審査委員会に赴いた。  委員会開催の前に、新入職員と面談した。  偶然にも、筆者が、理事長を務める恵泉女学園、理事を勤める東京女子大学(恵泉女学園中学・高等学校→東京女子大学)の卒業生で、真摯な、誠実な人物に感激した。  今後、卒業生で、各地での病院勤務が増える予感する。  武蔵野赤十字病院 病院長 泉並木 先生からは、理事長就任のお祝いの「美しい胡蝶蘭が届きました。」との連絡を事務局長から頂いた。  涙無くして語れない!  翌日の7月13日は、恵泉女学園の中高職員会議で、理事長挨拶の機会が与えられた。  新渡戸稲造(1862-1933)から学んだ河井道(1877-1953)が、初代学園長である恵泉女学園の9代目理事長を拝命することになったので、河井道の自著『わたしのランターン』の終わりの「ここまで、わたしは、私のランターンをかかげてきた。時がくると、それは別の手へとひき継がれて、さらに先へと運ばれていくであろう。私たちの魂の「太陽」が、この世界の面から、うれいと闇の跡をひとひらも残さず追いはらうまで、このランターンが、芯を切りととのえられ、燃え続けていくように、わたしはそれのみを願っている」の文章を紹介した。  また、「段階ごとに辛抱強く、丁寧に仕上げていく。最後に立派に完成する。」のは、教育(者)の実践でもありましょうと語った。    女子教育に 大いなる理解を示した新渡戸稲造(東京女子大学 初代学長)が、河井道(恵泉女学園 創立者)、津田梅子(1864―1929; 女子英學塾 創立者)、安井てつ(1870-1945;東京女子大学 第2代学長)を 援護した三人に共通するのは「洗練された自尊心」の人格像であると謳われている。  まさに、『種を蒔く人になりなさい』の実践であろう!

第206回 『準備の心得3か条』〜『協調・協力こそが力なり』〜

 2021年7月5日 世田谷区経堂の恵泉女学園から、文京区立 湯島小学校の6年生の授業「がん教育」に赴いた。 文京区教育委員会 教育推進部 教育センター指導主事 吉田 太一 先生、順天堂大学医学部 附属順天堂医院がん治療センター の冨宇賀洋子 氏も、「実際の授業風景を見てみたい」とのことで見学された。 池神里絵 先生の司会のもと、生徒の多数の質問があり、質問中、涙を流された生徒もおられた。 大いに感動し心が癒された。 将来医師になりたいとの生徒も複数いた。 驚きである。『人間は自分では「希望のない状況」であると思ったとしても、「人生の方からは期待されている存在」であると実感する深い学びの時が 与えられている。』の実感の時となった。『段階ごとに辛抱強く、丁寧に仕上げていく。最後に立派に完成する。』(山極勝三郎)の実践でもあろう!  その後、本郷3丁目の訪問看護ステーションでの『クラブハウス』に参加した。 多数のオンライン参加者であった。 上野リレーフォーライフの主催の方も参加されていた。 コロナが収まったら、来年 市民公開シンポジウムが企画されるようである。 まさに、『速効性と英断』である。 大いに感服した。 「コミニュケーション・ケア」は、時代的要請であろう。  2021年7月6日 新渡戸稲造記念センターから、出版社での面談に向かった。 今秋、新刊が発行される予感がする。 実現したら、歴史的快挙となろう!  その後、順天堂大学保健医療学部 理学療法学科「病理学概論」の授業に赴いた。 翌7日の午前中は、国立障害者リハビリテーション学院の授業「病理学」を依頼された。 真摯な誠実な学生と教員の「おもてなし」には、大いに励まされた。 午後は 順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科で「病理学概論」&「がん医療学科」の授業であった。 「『偉大なるお節介症候群』 & 『チャウチャウ症候群』認定証」を授与されている小熊さや 氏、小倉裕矢 氏の準備には、大いに感謝である。『準備の心得3か条』の学びである。 『準備の心得3か条』 1) 世の流行り廃りに一喜一憂せず、あくせくしない態度 2) 軽やかに、そしてものを楽しむ。自らの強みを基盤とする。 3) 学には限りないことをよく知っていて、新しいことにも、自分の知らないことにも謙虚で、常に前に向かって努力する。 まさに、『協調