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第546回 『ほっとけ 気にするな』〜【もしかすると、この時のため】 〜

 2026年4月30日 千葉県の【柏豊四季台団地の中央にある地域包括ケアシステムの要ともいえる『柏地域医療連携センター』】での『柏がん哲学外来』(担当者:『がん哲学外来あびこカフェ』の代表でもある中野綾子氏)に赴いた。3組の個人面接の機会が与えられた。【もしかすると、この時のため(エステル記4章14節)】をさりげなく語った。 終了後は、面談者も含め スタッフと有意義な昼食の時を持った。下記の『ほっとけ 気にするな』も話題になった。 『ほっとけ 気にするな』 作詞:樋野興夫      作曲:中野綾子 1)ほっとけ、ほっとけ 気にするな! 人生いばらの道されど宴会 全力を尽くして心の中でそっと心配する にもかかわず、笑う 相手を責めるよりユーモアで包む 八方塞がりでも天は開いている 器を空っぽにすると新しい水で満たされる 人生とは、心の持ち方 ほっとけ、ほっとけ 気にするな! 2)ほっとけ、ほっとけ 気にするな! 種を蒔く人になる 涙とともに種を蒔く人は人生の意味を知る 馬から下りて花を見る 一周遅れの先頭の責務 「解決」はできなくても「解消」はできる 人生に期待できなくなっても人生から期待されている 病気は人生の夏休み ほっとけ、ほっとけ 気にするな! 3)ほっとけ、ほっとけ 気にするな! 苦しみが品性を磨く 人生にはもしかするとこのときのためと思えることがある あなたはそこにいるだけで価値がある存在 「余計なお節介」ではなく「偉大なるお節介」 視野の広さをもって 優雅にかつ力強く 範囲の拡がるにしたがって ますます強度に 一貫した生き方   ほっとけ、ほっとけ 気にするな!

第545回 『来る者を、捨てません。』〜 愛を持って互いに忍び合う 〜

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 筆者は、2026年4月25日 病理医として 定例の『病理組織診断業務』を担当した。『顕微鏡を見て病気を診断する=森を診て木の皮まで診る』実践である。『丁寧な観察力の厳粛な修練の場』でもある。 終了後、順天堂大学医学部病理・腫瘍学教室に寄った。 国立ハンセン病療養所長島愛生園(岡山県)から『愛生』が送られて来ていた。 長島愛生園 開園(1930年)翌年の1931年から発行され続けている機関誌『愛生』は、今回は860号である。  想えば、2012年、長島愛生園の精神科医であった神谷美恵子(1914-1979)の『神谷美恵子記念がん哲学カフェ』が開設された。 2022年9月27日は、長島愛生園で『長島愛生園愛カフェ10周年記念講演会』(2022年10月9日、毎日新聞掲載)が企画された。 新渡戸稲造(1862-1933)生誕160周年でもあった。 2014年の『神谷美恵子生誕100年』では、故 日野原重明先生(1911-2017)の講演と神谷美恵子の次男:神谷徹氏との鼎談に出席したことが、この度、鮮明に思い出された。『貴重な人生の良き想い出』となった。  神谷美恵子の父、前田多門(1884-1962)の仲人は新渡戸稲造であった。 前田多門は、内村鑑三(1861-1930)の主宰する『柏会』に属していた。 神谷美恵子が3歳の時に、新渡戸稲造は 『膝に抱いてあやしている』。 神谷美恵子は、『一生の思い出であった』と語っている。 神谷美恵子は43歳でがんになり、生きがいを求めて 『ハンセン氏病施設の長島愛生園』で精神科医として勤めた。 そして『生きがいについて』を出版した。 まさに『もしかすると この時のため』(エステル記4章14節)であろう!  2024年10月29日 長島愛生園での『長島愛生園の医師であった神谷美恵子記念がん哲学カフェ;愛カフェ』12周年に赴いた。『新渡戸稲造・内村鑑三―>前田多門―>神谷美恵子』の流れである。【神谷美恵子の父、前田多門が国際労働機関の政府代表として任命され、スイス、ジュネーブに転居。 --- 1926年秋、父の仕事の任務が終わり、日本に帰国。 ――  帰国後に選んだ学校は自由学園でした。】とのメールが『ニュースレター 日の出』を編集されている『神谷美恵の研究者である田中真美先生(立命館大学生存学研究所客員研究員/ ホスピタリティ人間...

第544回 『考える ひととき』 〜 解決は出来なくても 解消は出来る 〜

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 2026年4月19日 東久留米市の『CAJ(クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン)』での『がん哲学外来•カフェ』にwifeと赴いた 。 筆者は2008年1月 順天堂大学病院の診察室で無料の『がん哲学外来』を始めた。 2008年秋に病院外での『がん哲学外来・カフェ』が、横浜と東久留米でスタートした。  今回、横浜からも参加されていた内田由美子様、三国浩晃様、大門五郎丸様が、7月18日 横浜シンポジウムを企画されるようである。 3月20日(春分の日)『第一回 がん哲学外来東松山カフェ:がん哲学外来 東松山カフェ へようこそ 解決はできなくても 解消はできる』(埼玉県の東松山市総合会館に於いて) を企画された森川美智氏も出席されていた。 ただただ感謝である。  その後、2007年に始めた読書会であった 。【読書会のお知らせ:新渡戸稲造(1862-1933)『武士道』(岩波文庫、矢内原忠雄訳)と内村鑑三(1861-1930)『代表的日本人』(岩波文庫、鈴木範久訳)を交互に読み進めております。 リーダーは順天堂大学名誉教授・一般社団法人がん哲学外来名誉理事長で、新渡戸稲造記念センター長の樋野興夫先生です。 樋野先生のユニークでわかりやすい解説と さり気なく語られるメッセージに励まされ、人生の生きる意味をあらためて 考えるひとときになります。 どなたでも ご参加いただけます。 みなさまの参加をお待ちしております。】と謳われている。   今回の読書会の箇所は、新渡戸稲造著『武士道』14章『婦人の教育および地位』であった。 担当者の 野澤登美子様と宮島様の音読は素晴らしかった! 難しい漢字も完璧の音読であった。 徹夜で練習されたであろう! 感動した。 読書会後の夕食会も大いに話が盛り上がった! 継続の大切さを実感する日々である。  次回5月17日の読書会は、『代表的日本人』(内村鑑三著)の『西郷隆盛(1828-1877) 〜新日本の創始者』の第4章で担当者は『樋野動物園』の管理人『春風のようなゴリラ(目白がん哲学外来カフェ代表)』である森尚子氏である!  読書会後は『5歳のハイジ(西田 千鶴)』がカラオケ大会を企画されるとのことである。  皆様の真摯な心温まる姿勢には、本当に感服する。  『人間の知恵と洞察とともに、自由にして勇気ある行動...

第543回 『読書する習慣』 〜 人生の大切な、良き宝 〜

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  2026年4月13日 筆者は、南原繁研究会代表として、南原繁研究会幹事会に参加する。 筆者は、2004年にスタートした南原繁研究会【初代代表、鴨下重彦(1934-2011) 先生(東京大学名誉教授、国立国際医療センター名誉総長)、第2代代表、加藤節 先生(成蹊大学名誉教授)】の3代目の代表を 2019年『南原繁(1889-1974)生誕130周年』を祝し、仰せつかった。  筆者は、19歳の京都での浪人時代に、東京大学法学部の学生時代に南原繁に学ばれた人物から、南原繁との 間接的な出会いが与えられ。 南原繁の風貌、人となりを直接うかがうことが出来た。 『1人で 部屋で 静かに1時間 読書する習慣をつけよ!』と教わった。 そして、『内村鑑三(1861-1930)& 新渡戸稲造(1862-1933)& 矢内原忠雄(1893-1961)』へとも導かれた。 筆者の読書遍歴は【内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄】であった。  また、南原繁が東大総長時代に医学部の学生であった、 癌研時代の病理学の恩師の菅野晴夫先生(1925-2016)からは、【南原繁は『高度な専門知識と幅広い教養』を兼ね備え『視野狭窄にならず、複眼の思考を持ち、教養を深め、時代を読む
具眼の士』と学んだ。【『教養ある人間とは、自分のあらゆる行動に 普遍性の烙印を押すことであり、自己の特殊性を放棄して 普遍的な原則に従って行為する人間のことである』&『それは人間の直接的な衝動や熱情によって行動する代りに、つねに理論的な態度をとるように訓練されることである。』(南原繁著作集第三巻)& 『時代を動かすリーダーの清々しい胆力』としての『人間の知恵と洞察とともに、自由にして勇気ある行動』(南原繁著の『新渡戸稲造先生』より)】という文章が鮮明に思い出される。 『練られた品性と綽々たる余裕』は『教育の真髄』であり『ビジョン』は人知・思いを超えて進展することを痛感する日々である。  南原繁は『国民の理想とビジョンをつくり出すのは、根本において教育と学問のほかにはない』とも書いている。【私たちの出会うことがらには、出来ることと できないことがあるが、出来ることは 頼まれれば こばむものではない、いやとは言わない】が『役割•使命』であろう! 【それぞれ違う個性を持ったものとして造られている=『個性...

第542回 『自由で革新的な精神』 〜 気軽に楽しめる 〜

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 2026年4月9日 都内在住の従姉妹(父の妹のお子様)の紹介で、wifeと『空海AVANTGARDE展』(新宿ヒルトンホテル地下1階のヒルトピア・アートスクエアで展覧会に於いて)に赴く。  【日本書道史の最高峰・弘法大師空海の『書』を起点に、34名の作家が それぞれの視点で創作に挑戦。 空海の書を表面的に写すのではなく、伝統と革新をあわせ持つ 空海の精神に学び、既成概念にとらわれない自由で 多彩な表現による『私の空海』を発表します。 また、同会場で『岡本光平展 空海曼荼羅 ~ 仏は細部に宿る ~』 も同時開催いたします。 みなさまのご来場をお待ちしております!】と紹介されている。  また、【1200年前の書が、こんなに自由でいいの? 『空海=お坊さん』というイメージが、きっと変わります。 本展は、日本書道史の最高峰といわれる空海の書をテーマに、35名の作家がそれぞれの解釈で表現した “現代アートとしての書” の展示です。  顔に見えるのに、よく見ると『空海』という文字で できている作品や、絵の具をドリップして書の躍動感を再現した作品など、思わず『これも書道なの?』と驚くような作品が並びます。 伝統をそのまま なぞるのではなく、空海の『自由で革新的な精神』にインスパイアされた、今の時代ならではの表現をぜひ体感してください。  同会場では、岡本光平による『空海曼荼羅 〜 仏は細部に宿る 〜』も同時開催。空海の世界をより深く楽しめます。 さらに、4月11(土)、12(日) は現代書家・岡本光平によるギャラリートークを開催(無料)。『空海ってどんな人?』『なぜこんなにすごいのか?』をわかりやすく解説します。 アートが好きな方も、書道に詳しくない方も、気軽に楽しめる展示です。 ふらっと立ち寄るだけでもOK。ぜひ新しい『空海』を見つけに来てください。】と謳われている。  筆者の実家は、浄土宗の檀家で、若き日、浄土宗の開祖 法然(1133-1212)に関する本、弟子の浄土真宗の宗祖 親鸞(1173-1263)の教えの『歎異抄』を熟読したものである。空海(真言宗: 774-835)、最澄(天台宗: 767-822)は、遣唐使として留学している。【空海は新約聖書、最澄は旧約聖書を日本に持ち帰った。また 聖徳太子(574-622)の『17条憲法』、親鸞の『歎異抄』には聖書的な...

第541回 【生命現象から人間社会を学ぶ】 〜 『学問、科学、文化、歴史』の勉強 〜

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 2026年4月4日【お茶の水メディカル・カフェ in お茶の水クリスチャン・センター(OCC)】に赴いた。 5組(6人)の個人面談の機会も与えられた。 初めての参加者、また埼玉県、神奈川県でも『がん哲学外来・カフェ』を立ち上げたい方も出席されていた。 改めて、『お茶の水(OCC)メディカル・カフェ』の存在意義を実感する時となった。  筆者は、『順天堂大学医学部 病理・腫瘍学教授』時代の 2012年5月26日にOCCでの第1回『お茶の水(OCC)メディカル・カフェ』の機会が与えられたものである。 コロナ時代は中止されていたが、今回は、147回目であった。 継続の大切さを痛感する。  人の体は一個の受精卵から出発し、その後 細胞分裂を繰り返し、『ヒトの細胞数は37兆個』と推定された論文が出されている。 細胞にはDNAがある。 一つの細胞の大きさは約20ミクロン。 細胞の核に中には染色体があり、染色体上には遺伝子がある (細胞分裂の際、遺伝子情報がコピーされる)。  遺伝子 = 一個のアミノ酸を構成するのは四つの塩基(a、t、g、c)の3つの配列。 人間には約2万〜3万個の遺伝子があると言われている。 人間の臓器・組織は約200種類で、世界の国・民族と、同じ数であろうか !?  【臓器・組織のいたわりは、世界平和の学び】となろう! 小さな細胞の中にあるDNAの長さを計算すると約2mで 一人当たりのDNAの長さは1200億キロであろうか? まさに太陽系(約100億キロ)を内包する。『人体は宇宙を内包している』とも言える。  DNAは38億年前から5000万以上の種を生み出してきたのに、別のものに置き換えられたことはない。子供の教育にも 教えてあげたいものである。 そうすれば、もっと自分を大切に思えるかもしれない。 まさに、【生命現象から人間社会を具象的に学ぶ】であろう! 【『植物の種類』、『動物の種類』、『人類の誕生』、『アダムとイブ』、『エデンの園』、『エデンの園からの追放』、『民族の数』、『言語の種類』、『バベルの塔』】を『学問的、科学的』に、そして、『文化と歴史』を勉強したいものである。  『バベルの塔』の物語は、【全地は一つのことば、一つの話しことばであった。――『彼らがみな、一つの民、一つのことばで、このようなことをし始めたのなら、今...

第540回 行動への原動力 〜 思いを超えて進展する 〜

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  2026年3 月28日 羽田空港から福岡空港に向かった。 スタッフの畠山真理男氏が、空港に迎えに来て頂いた。そして、【福岡ホスピスの会 第 80 回がん哲学外来『ぬくみカフェ』(サンパウロ福岡宣教センター3 階(聖パウロ修道会】(代表:柴田須磨子氏)での講演会に赴いた。【『福岡ホスピスの会』は、2015年2月の樋野興夫先生の講演会を機に、2015年5月より 温もりのある『ぬくみカフェ』を開催する運びとなりました。】と謳われている。  今回の『ぬくみカフェ』は多数の参加者で、講演の後、筆者は別室で4組の個人面談の時も与えられた。 福岡県八女市で第3回『日本Medical Village(メディカルヴィレッジ)学会』(2020年)と第5回『日本メディカルヴィレッジ学会』(2022年)の大会長をされた原 口 勝 先 生(み ど り の 杜 病 院 ・ 院 長)も出席されていた。 筆者は、理事長として『日本Medical Village 学会=病気になっても 安心して暮らせる社会の構築=1人の人間を癒すには1つの村が必要』が、2016年6月9日設立された。 【『日本Medical Village 学会』は、『ユーモアに溢れ、心優しく、俯瞰的な大局観のある人物』の育成訓練の場』】でもある。  終了後、スタッフの皆様と夕食会の時を持った。 大変有意義な充実した【第 80 回がん哲学外来『ぬくみカフェ』】であった。 【すべての始まりは『人材』である。 行動への意識の根源と原動力をもち、『はしるべき行程』と『見据える勇気』、そして世界の動向を見極めつつ、高らかに理念を語る『小国の大人物 出でよ!』】 の修練である。『医療維新の事前の舵取り』ともなろう。 筆者の故郷は無医村(島根県出雲大社町鵜峠)であり、幼年期、熱を出しては母に背負われて、峠のトンネルを通って、隣の村(鷺浦)の診療所に行った体験が、今でも脳裏に焼き付いている。『ビジョンは人知・思いを超えて進展する』ことを痛感する日々である。  福岡市・天神にある西鉄グランドホテルに宿泊し、翌日3月29日は 博多駅から新幹線で小倉駅に向かい 小倉記念病院の講堂での『在宅ホスピスフェスタ北九州2026』(林利律子氏の企画)に赴いた。  総合司会:看護師の真鍋哲子氏で進められた。オカリナ演奏、映画『がんと生...