投稿

第65回 がんと暮らす人のために ~支える・寄り添うことの大切さ 〜

イメージ
『週刊現代』(2018年11月24日号)医療特集の中に、 顔写真付きで、筆者のコメント『順天堂大学医学部 病理・腫瘍学教授で、樋野興夫氏もこう語る。「高齢者の場合、術後のリハビリを乗り越えられるかが、手術するか否かの大きなカギになります。では術後、だれが親の面倒を見るのか。子供が親と離れて住んでいる場合、物理的に難しいケースも出てきます。術後のサポートが難しい場合は、それを率直に医師に相談するべきです。高齢者の手術は、本人の意思も大切ですが、それを支える家族の状況も同じくらい大切です」が、掲載されていた(44ページ)。私の父が、92歳で、5年前に、実家(島根県出雲市大社町鵜峠)で、がんで亡くなる時、姉が、一生懸命 面倒みてくれたことが鮮明に甦る。

 秋田県潟上市健康づくり講演会で、講演『がん哲学外来へようこそ ~ がんと暮らす人のために ~』する機会が与えられた(主催:潟上市健康推進課、潟上市健康生活推進協議会健康生活部会、共催:秋田県国民健康保険団体連合会;防災・健康拠点施設トレイクかたがみ に於いて)。新幹線で秋田駅に赴き、奥羽本線に 乗り換えて大久保駅で下車した。田舎の風景に、筆者は心が和む。会場は多数の参加者であった。大変、有意義な時であった。今後、 「潟上 がん哲学外来カフェ in トレイク」開設される予感がする。時代的要請でもあろう。

 定例のラジオNIKKEI「大人のラヂオ がん哲学学校」の収録に赴いた。今回のゲストは、キャンサーペアレンツ代表 西口洋平氏であった。30代で、がんに罹患され、お子さんは 小学生とのことである。入院中にお子さんからの手紙『とーちゃん、音楽会ちゃんときてね。まってるよ』を拝見した。涙なくして語れない! 今度、子供向けの絵本も発売とのことである。今回は、東京をはじめ、名古屋・松本市からも、スタジオに参加され、大変、充実した、学びの時であった。11月23日午前11時35分 〜 放送である。楽しみである。乞うご期待である。

 世田谷区立奥沢小学校での「『がん教育』公開授業、6年生の特別授業『がんを通して考える 命に寄り添うことの大切さ』」に赴いた。真摯な生徒の眼差しには感動した。子供時代の想い出は、大切であることを 痛感する日々でもある。


第64回 第1回『日本メディカルヴィレッジ学会・生涯活躍のまち』共催シンポジウム

イメージ
筆者は、がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン継続事業 平成30年度連携大学ICT特別講義『医療の隙間を埋める がん哲学・がん哲学外来 〜 新渡戸稲造の基本精神 〜』(岩手医大に於いて)の機会が与えられた。講演後も皆様との楽しい懇親会の時を過ごした。翌日は、順天堂大学医学研究科 大学院講義(英語)『発がん機構』を行った。視野狭窄にならない洞察は 教育の基本であろう。
 第1回『日本メディカルヴィレッジ学会・生涯活躍のまち』共催シンポジウム(奄美群島 伊仙町長 大久保 明 大会長、徳之島交流ひろば ほーらい館に於いて)に赴いた。第1回の記念となる、大変素晴らしい学会であった。大いに感動した。歴史的な『日本メディカルヴィレッジ学会』となった。筆者も、本学会の理事長として基調講演の時が与えられた。本当に、今回は 心に残る想い出となろう。 共同通信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000145-kyodonews-soci.view-000



第63回 新刊『楕円形のこころ 〜 がん哲学エッセンス 〜』出版記念会

イメージ
朝日医療大学校看護学科(岡山市に於いて)においての、1年生、2年生の講義に赴いた。前夜は、学科長をはじめ教師の皆さんとの、楽しい夕食の時が与えられた。看護における「がん哲学・がん教育」についての必要性について大いに語り合った。翌朝は、真摯な学生の眼を見つめながら、大変有意義な授業であった。看護学カリキュラムに「がん哲学・外来」が組まれる時代的到来となろう。


 新刊『楕円形のこころ〜がん哲学エッセンス〜』の表紙も煮詰まって来た。出版記念会は12月11日に開催されるようである。乞うご期待である。

2018年11月10日の1回日本メディカルビレッジ学会(奄美群島伊仙町長:大久保 明大会長、添付参照)の記者会見が鹿児島県庁で開催され、本学会の理事長を務める筆者も招かれた。「学会の目的と伊仙町開催の意義」について語った。県民の皆様にも、理解していただければ幸いである。歴史的な、大事業になる予感がする。







第62回 『発心する人物』〜 モデルにするに 比類なき人 〜

イメージ
筆者は、委員を務める新渡戸基金維持会定例委員会(国際文化会館に於いて)に出席した。大変、勉強になる委員会であった。新訂版『全ての日本人へ贈る〜新渡戸稲造の至言 Nitobe Inazo’s wise saying 〜』(藤井茂・長本裕子著:一般財団法人新渡戸基金発行)と、『NITOBE 世界の懸け橋、時代の懸け橋〜稲造と生きる〜』(商工会議所女性会:盛岡タイムス社発行)をいただき、帰り道で熟読した。

「性格の強さを育てる」&「隠れた底流活動」(新渡戸稲造)の学びの一日であった。「ヒトがヒトとして生きていく上でモデルにするに比類なき人」(黒鉄ヒロシ;『歴史街道』2002年9月号)であり、『常に発心を忘れぬように心にかけて記憶すること』(新渡戸稲造著『修養』、1911年出版、雑誌『実業之日本』に連載されていた講話をまとめたもの)である。
 まさに、新渡戸稲造(1862~1933)は、『発心する人物』である。「真の国際人」が、求められる現代に於いて、『新訂版われ21世紀の新渡戸とならん』(イーグレープ発行、2018年再版)は、タイミング的な時代的な本になる予感がする。その英語訳『I Want to Be the 21st Century Inazo Nitobe

第61回 『真理は円形にあらず、楕円形である』〜 思索的 vs 叙述的 〜

イメージ
「第45回文京区さしがや保育園アスベスト健康対策等専門委員会」に出席した(文京区シビックセンターに於いて)。筆者が委員長を務める、順天堂大の「『アスベスト・中皮腫』外来推進委員会」では、今年度中に、市民公開シンポジウムが、企画されることであろう。先日は、筆者らは、時代の要請として『Environmental Pollution and Related Diseases Reported in Japan:  From an Era of  ‘Risk Evaluation’ to an Era of  ‘Risk Management’』の論文を発表した。
  「AMEDプロジェクト第5回研究推進会議」(日本橋ライフサイエンスビルに於いて)に出席する機会が与えられた。筆者は、『糖鎖を利用した中皮腫に対する治療法の開発』で、「中皮腫の発症前診断の意義と新規治療開発の必要性」について紹介した。「中皮腫に対する 糖鎖創薬の重要性が 伝わったと思います」、「中皮腫治療に関する 臨床的な意義を お話をしていただき本当にありがとうございました」と、勇気付けられるコメントを頂いた。午後は、今回、実行本部長を仰せつかった『平成30年度 解剖慰霊祭』に向かった。多数のご遺族の出席であった。筆者は、『閉会の辞』で、「系統解剖と病理解剖の違い」・「俯瞰的な医学の説明」・「医師の2つの使命」について語った。
  この度、新刊『楕円形のこころがん哲学エッセンス〜』(春秋社発行)が、年内に出版される運びとなった。本ブログ『楕円形の心』をまとめたものである。「序文」には、『真理は円形にあらず、楕円形である。 一個の中心の周囲に描かるべきものにあらずして、二個の中心の周囲に描かるべきものである。 あたかも地球その他の遊星の軌道のごとく、一個の太陽の周囲に 運転するにかかわらず、中心は 二個あ りて、その形は 円形にあらずして楕円形である。—— 人は何事によらず 円満と称して円形を要求するが、天然は 人の要求に応ぜずして 楕円形を採るは ふしぎである。 哲学も 科学と同じく 思索的(speculative)であってはならぬ。 叙述的(descriptive)であらねばならぬ。—— 患難の坩堝(るつぼ)の内に 燃え尽くす火に 鍛えられて 初めて実得し得るものである。』(内村鑑三著 『聖書之研究』よ…

第60回 「訪れる人を 温かく迎え入れる」 〜「愛を乗せて」〜

イメージ
「聖母訪問会 三浦修道院」を訪問する機会が与えられた。シスターと 楽しい語らい、修道院の中の聖堂、外の庭、畑を散歩した。まさに、「エコロジカルに生きる共同体」であり、何時の日か、「Medical Village」 の拠点となり、「マリヤ がん哲学外来カフェ in 三浦修道院」が、開設される予感がした。「マリヤ と エリサベツ」との『訪問』の物語が、鮮明に甦ってきた(ルカの福音書 1章 39−45 節)。「訪れる人を 温かく迎え入れる」原点でもあろう。大変、貴重な時となった。その後、菊名西教会での「メディカル・カフェ in 菊名」で、講演と個人面談を行った、本当に、充実した、忘れ得ぬ「体育の日」となった。
 週日の午後「第5回 軽井沢がん哲学カフェ」(軽井沢南教会に於いて)に招かれた。多数の参加者で、満席であった。感動した。講話と個人面談を行った。軽井沢は、筆者にとっては、『内村鑑三 & 新渡戸稲造』の 想い出の地である。午前中は、小諸市長と面談する機会が与えられた。大変、良き語らいの時となった。来年(2019年 10月19日 小諸に於いて)「第2回 日本 Medical Village 学会」が、開催されることが 決定された。大変楽しみである。乞うご期待である。
 週日の夜、赤坂教会での、『がんカフェ』に赴いた。赤坂教会の地は、勝海舟の屋敷でもあったので特別の思いがある。講演では、「勝海舟」について「咸臨丸、新島襄、新渡戸稲造」を絡めて語った。大変 充実した時であった。帰宅中、頂いた『勝海舟と赤坂氷川』を拝読した。『勝海舟の胆力 〜 がん哲学外来の心得 〜』のテーマで、講演会・シンポが企画されれば、時代的要請となろう。
 定例の『第52回 がん哲学外来「メディカル・カフェ@よどばし」』に出席した。今回は、大阪、熱海からの参加もあり、会場は、大盛況であった。まず、開会に先だって、いまや、テーマソングとなった『365日の紙飛行機』を、皆様と大合唱した。「人生は紙飛行機 愛を乗せて 飛んでいるよ」は、大変 心に浸みた。「あなたがたを 耐えることのできないような 試練に会わせるようなことは なさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。」(コリント I 10章13節)を語った。日々学びである。

第59回 新渡戸稲造・矢内原忠雄の器量・度量・胆力 〜「光がみえた」〜

イメージ
第2回 「学生街 がん哲学外来・カフェ in お茶の水」(スヴェンソン お茶の水サロンに於いて)での講演『がん哲学外来10周年記念 〜 個性を引き出す 〜』に招待された。『終了後に 皆様から頂いたアンケートでも、「光がみえた」等 とても嬉しいお言葉を 頂けました。』との 温かい励ましをいただいた。スタッフの 優しいおもてなし にも大いに感激した。大変 有意義な一時であった。
 第26回 「がん哲学外来 矢内原忠雄 記念 本郷通りカフェ」(ゆい訪問看護ステーション に於いて)に赴いた。はや、26回とのことである。「継続の大切さ」が、身に浸みる。「楽しい語らいの場」ともなった。参加者と、10月8日(体育の日)「マザー・テレサ 記念 がん哲学外来カフェ in 三浦 Medical Village」の実現を夢見て訪問することになった。大いに話が盛り上がった。 また、今年度中に「矢内原忠雄 記念 本郷通りカフェ 3周年記念シンポ」の開催も決定された。筆者は、特別講演『矢内原忠雄 記念 本郷通りカフェ の 役割・使命』(仮題)を与えられた。筆者が、2008年に「がん哲学外来」を開始した原点は、「新渡戸稲造を恩師とする 東大総長であった 矢内原忠雄の思い」でもある。
 今度、岩手医科大学から 特別講義『医療の隙間を埋める がん哲学・がん哲学外来 〜 新渡戸稲造の基本精神 〜』の機会が与えられた。タイトルには、大いに感動した。まさに、新渡戸稲造を生んだ「盛岡の器量・度量・胆力」であろう。「真の医療人・国際人=賢明な寛容性」の育成の時代到来であろう!