第549回 人生邂逅の非連続の連続性 〜 先人をたどる意義 〜
2026年5月14日 新渡戸稲造記念センターから順天堂大学に赴いた。 想えば、癌研究所実験病理部部長から、順天堂大学医学部の教授に就任した2003年の11月30日に 筆者の最初の著書『われ21世紀の新渡戸とならん』(発行者 穂森宏之 イーグレープ発行 いのちのことば社発売)が出版されたものである。 ホップステップハッピー理事長で、南原繁研究会のメンバーでもある福原俊二氏から【この本は、樋野興夫先生が日本学会事務センターの広報誌『Scientia』に連載した文章をまとめたもの。 序文の中で、樋野興夫先生は 所詮われわれには、死ぬときは『畳1枚ほどの墓場』しか残らない。『勇ましく高尚なる生涯』の生き様を見せるしかない。 精神的デフレが進む現代、『愉快に過激にかつ品性』を合言葉に … 新渡戸稲造と吉田富三(がん病理学者)の総合ビジョンを問い直す機会になれば幸いである。 『がん哲学の普遍化の第1歩である』と述べておられる。 樋野先生は、すでに2001年から『がん哲学』を提唱されていたのである。】との心温まる励ましの紹介をされたものである。 そして、第2刷(2004年2月2日)、第3刷(2005年8月1日)、第4刷(2007年3月1日)と増販され本当に驚きであった。2018年1月20日には新訂版が発行された。 【序文】 思えば筆者の人生は、小さな村での少年時代の原風景、浪人生活での人生の出会い、学生時代の読書遍歴(内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄)、癌研での『病理学(吉田富三・菅野晴夫)との出会い』、アメリカでの恩師『遺伝性がんの父:Knudson』(1922~2016)の『学者の風貌』との出会いが、根幹にある。 まさに「人生邂逅」の「非連続性の連続」である。 * 陣営の外へ *開いた扇の要 *Dramatypeの復権ー温故創新 *楕円形の心 *Red herringに気をつけよ *共生のコンセプトー改革者の精神 *学問的という形容詞ー向上心のある虫 *南原繁-洞窟の哲人 *夢・ビジョンを植えるー絵本に学ぶ *成功本位と誠実本位ー「商売成功の秘訣」 *余をしてもし外務大臣たらしめばー小国の大人物 *人爵 VS 天爵ー「遺りの者」から *年始雑感ー縄文人に習う *構造異型に...