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第561回 『医療現場と患者の隙間を埋める』〜『医師・医療者の使命』〜

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 2026年7月9日  日本記者クラブ10階(東京都千代田区)で第104回『高田塾』が開催される日、事務局の坂井來美氏から【2011年9月12日の第16回『高田塾』にて 『がん哲学(がん細胞から人間社会の病理をみる)― 新渡戸稲造外来 ―』を ご講演を頂きました。 みなさまの記憶に深く残るご講演でした。】との心温まる連絡を頂いた。 第16回『高田塾』のご案内で【樋野興夫先生が『がん哲学外来』をお話しになります。 あなたが癌になり、死の恐怖に直面したら何を支えに生きていきますか?  癌を深く追求すれば人の生き方が見えてくる。 通常の病院内での『がん相談』ではゆっくり話せないような心の深い苦悩に 樋野医師が手を差し伸べます。 当日は、樋野先生のお話しの後、会場の皆様と忌憚のない意見交換を予定しています。 残暑の下と予想されますが、都心の綠陰・日比谷公園向かいのプレスセンターに是非、足をお運びください。(高田塾 塾長・髙田和男)】と紹介されていた。  第1回スタートは、2009年3月24日のようである。 今は亡き武藤徹一郎先生(東京大学名誉教授。癌研有明病院名誉院長:1938 ― 2024)が講演されている。武藤徹一郎先生とは、癌研時代で世話になったものである。 筆者は、2018 年度の日本対がん協会の『朝日がん大賞』を受賞【『がん哲学外来』を提唱など、医療現場と患者の隙間を埋める活動に貢献』】することになった(添付)。 大変驚きであり、本当に光栄に感じた。 前日(9 月13 日)の受賞講演『がん哲学外来を提唱  医療現場と患者の隙間を埋める場を作る』・歓迎レセプションと翌日の授賞式にwife と出席した(幕張メッセに於いて)。 授賞式は、約1500人の出席で会場は満席であった。 大いに感動した。 下記をさりげなく語った。 1)『純度の高い専門性と社会的包容力』 2)『医師・医療者の2つの使命』 3)『はしるべき行程』と『見据える勇気』 4)『「時代を動かすリーダーの清々しい胆力」としての「人間の知恵と洞察とともに 自由にして勇気ある行動」』(南原繁『新渡戸稲造先生』より) 5)『病気であっても、病人ではない』社会構築を目指す  日本対がん協会賞の6 氏・1 団体(『がん哲学外来メディカルカフェどあらっこ』(中村航大 代表)の皆様との貴重な交流...

第560回 『和を以って貴となす』〜『塩山駅の旅』〜

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 2026年7月5日【主催TAYA研究会:中村由喜氏(山梨ホスピス協会 がん哲学外来 メディカルカフェ『風林火團』担当者)・砂田ひとみ氏・飯島久子氏・宮野里美氏・百瀬美紀氏】の『がん哲学外来 甲州神金カフェ』(山梨県甲州市民文化会館に於いて)での講演に赴いた。岩間孝吉先生が『塩山駅』に迎えに来てくださった。『がん哲学外来 八ヶ岳メディカル・カフェ』の方も参加されていた。 総合司会:中村由喜氏 開会の挨拶:百瀬美紀氏   塩山市民病院元院長 多和田眞人先生が講演『人生何があろうとそれで良し!〜 一生幸いでいられる秘訣〜』をされた。多和田眞人先生は『がん哲学外来で 処方箋を 〜 カフェと出会った24人 〜』(2016年5月15日 発行 日本キリスト教団出版局)を持参されていた。 感動した。 砂田ひとみ氏の『絵本の朗読』【『故郷』と『切手のないおくりもの』】の合唱がされ、宮野里美氏『おわりの言葉』で終えた。  【がん哲学外来メディカルカフェ『風林火團』】(2017年7月5日スタート)のスタッフで、山梨英和中学校・高等学校校長を務められた岩間孝吉先生から、【1929年山梨英和女学校創立40周年記念会での、新渡戸稲造(1862-1933)の講演『和を以って貴となす』の記事(1930年5月25日刊山梨英和女学校の『同窓会誌』)、山梨英和学院 1989年5月27日発行の『山梨英和100年』のコピー、新渡戸稲造と『NHK「花子とアン」で知られる「山梨英和女学校の英語教師であった村岡花子」の写真』】が送られてきたものである。『1901年山梨県立甲府中学校 (現在の甲府第一高校) 第5代校長として大島正健(1859-1938)が着任すると、内村鑑三(1861-1930)と共に新渡戸稲造が、甲府を訪ねているようです。1906年山梨英和女学校の評議員に大島正健が就任すると、新渡戸稲造は、1909年山梨英和女学校卒業式で祝辞、1916年卒業式で講演、1929年山梨英和40周年記念講演で3回訪ねております。』とのことである。  海老名総合病院での【がん哲学外来開設記念講演 〜 第1回大島正健記念 がん哲学外来シンポジウム〜】(2015年)に、大島正健(札幌農学校1期生)のお孫さんの大島智夫先生に、ご挨拶もして頂き大いに盛り上がった。『クラーク先生とその弟子たち』(大島正健著、...

第559回 『はしるべき行程』と『見据える勇気』〜『行いの美しい人』〜

 今年(2026年)も今日から7月(1日)である。 時の経つのは早いものである。新渡戸稲造記念センターに赴いた。 南原繁(1889-1974)は、『何かをなす(to do)の前に何かである(to be)ということをまず考えよということが新渡戸稲造(1862-1933)先生の一番大事な教えであったと思います』と語り、また『明治、大正、昭和を通じて、これほど深い教養を持った先生はなかった と言ってよい』と語っている。【『教養ある人間 = 自分のあらゆる行動に普遍性の烙印を押すこと』であり、『自己の特殊性を放棄して普遍的な原則に従って行為する人間』のことである。 それは人間の直接的な衝動や熱情によって行動する代りに、つねに理論的な態度をとるように訓練されることである。』】(南原繁著作集第3巻より) 。  その後、『2026年度 順天堂大学医師会定時総会』に出席した。名誉会長 小川秀興 理事長の挨拶の中の『順天堂の学是・理念・学風』が、復学となった。 学是:仁(Benevolence) 人在りて我在り、他を思いやり、慈しむ心。  これ即ち「仁」 理念:不断前進(Continuously moving forward)   現状に満足せず、常に高い目標を目指して 努力を続ける姿勢のこと 学風:三無主義(The “three noes”principle) 出身校・国籍・性別の差別のないこと  まさに、【すべての始まりは『人材』である。 『行動への意識の根源と原動力』をもち、『はしるべき行程』と『見据える勇気』、そして『世界の動向を見極めつつ、高らかに理念を語る』】&【『利己的な happyより、利他的なjoyful』の普及であろう!『他人の必要に共感することであり、 他の人々に注意を向ける』】である。 3箇条 1)『役割意識&使命感』を持つ 2)『実例と実行』の実践 3)『行いの美しい人』の提示  2026年7月2日 東久留米駅 → 所沢駅→ 航空公園駅から 『国立障害者リハビリテーション学院』(埼玉県所沢市並木)のリハビリテーション体育学科での『病理学』の授業(8:50〜12:00)に赴むく。 テキストは、『カラーで学べる病理学(第6版)』を用い学生と音読しながら質問を受け進める。

第558回 『私たちにできること』〜『不思議な人知を超えた時の流れ』〜

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 2026年6月27日【1周年記念『がん哲学外来 オリーブ多摩カフェ』(主宰:オリーブ多摩カフェ 猪貝幸恵氏) (多摩ニュータウンキリスト教会に於いて)の講演会】に赴いた。4組(5人)の個人面談の機会も与えられた。 早速、【樋野先生が 参上して下さったおかげです。 感謝致します。 座談会の先生のお話しも素敵でした。 なかなか、私達にはズバッと言えない言葉です。――  樋野先生のおことばに 力を受けて感動して大変喜んでおりました。】との心温まるメールを頂いた。 『 東久留米駅 ―> 秋津駅 ―> 徒歩 ―> 新秋津駅 ―> 府中本町駅 ―> 稲田堤駅 ―> 徒歩 ―> 京王稲田堤駅 ―> 京王多摩センター駅』の電車の中から眺める森林の風景、多摩川を観て 大いに心が慰められた。 大変貴重な『電車の旅』であった。 今回、【「マタイによる福音書 5章:3-10 節(山上の垂訓)」の復学ともなった。 心の貧しい者は幸いです。  天の御国はその人のものだからです。 悲しむ者は幸いです。 その人は慰められるからです。 柔和な者は幸いです。 その人は地を相続するからです。 義に飢え渇いている者は幸いです。 その人は満ち足りるからです。 あわれみ深い者は幸いです。 その人はあわれみを受けるからです。 心のきよい者は幸いです。 その人は神を見るからです。 平和をつくる者は幸いです。 その人は神の子どもと呼ばれるからです。 義のために迫害されている者は幸いです。 天の御国はその人のものだからです。  6月28日 は、神奈川県の茅ヶ崎東教会での『聖書とがん 〜 私たちにできること 〜』の講演に赴く。【『科学であるがん学』と『⽣き⽅である哲学』を結び付けた『がん哲学外来』の創始者である樋野興夫先⽣は、『がん哲学』の原点は聖書にあると語ります。『がんは⼈の体は侵しても、⼼までは侵せない』との樋野興夫先⽣の⾔葉にぜひ⽿を傾けてください。】と紹介されている。  2003年『われ21世紀の新渡戸とならん』(イーグレープ発行)、その後『聖書とがん』(2020年)が出版された。 筆者は、いつも講演では【『人類は、『なぜ、永遠に生きられないのか?』、『生きて120年』。 何故、イブは、蛇の誘惑にまけたのか!? 『アダムは930歳、ノアは950歳、アブラハムは175歳、モーセの時...

第557回 『医師は生涯書生である』〜『丁寧な観察力の修練の場』〜

  2026年6月24日 東久留米市立第二小学校第6年生の授業『がん教育』に赴いた。 真摯な生徒の多数の質問には、大いに感動した。 大変有意義な充実した貴重な時間となった。  その後、順天堂大学に寄ってから、『新渡戸稲造記念センター in 新渡戸記念中野総合病院』に赴いた。 2019年3月 順天堂大学病理・腫瘍学教授を定年退職して名誉教授を拝命した翌月、『新渡戸稲造記念センター』が設立され、センター長に就任し『がん哲学外来』が定期的に開催されている新渡戸記念中野総合病院での第556回内科CPC(Clinico-Pathological Conference)に出席した。日々勉強である。  【『新渡戸稲造記念センター』は、東京医療利用組合(現・東京医療生活協同組合)の初代組合長(理事長)である新渡戸稲造(1862-1933)博士の志(こころざし)を 日本の国内外へ広め、実践する拠点となります。 そして『がん哲学外来 in 新渡戸稲造記念センター』が開設される運びとなった。】と謳われている。 歴史的大事業を実感する。 ただただ感謝である。  CPCとは,【剖検例の肉眼的,顕微鏡的病理所見と臨床所見との関連について双方の立場から意見交換をし,詳細な病態および死因の解明に向けて検討を行うものである】と紹介されている。 病理学者の筆者にとっては、原点でもある臨床医、病理医、臨床研修医との症例の学びの時であった。 臨床研修医の真摯な質問には感激した。 まさに、CPCは、『医師は生涯書生である』の修練の場である。 筆者にとっては、CPCは、癌研時代からの病理医の原点である。 毎日 顕微鏡で細胞を診て、病理組織診断と病理解剖に専念したものである。『丁寧な観察力の修練の場』であった。  病理組織診断業務は、『顕微鏡を見て病気を診断する = 森を診て木の皮まで診る』実践である。 誤診は許されない厳粛な場である。『がん細胞の病理』と『人間社会の病理』の類似性が、2001年の『がん哲学』の提唱の原点となった。 つまり、【『がんは生物学の法則』+『哲学は人間学の法則』=『がん哲学』】である。 病理組織診断業務は、今でも定期的に続けている。  そして、2008年 順天堂大学病院で【『病気』であっても『病人』ではない社会の構築】を目指して『がん哲学外来 = 言葉の処方箋』が開設された。『...

第556回 『一人の賢者があれば』〜『伝染は速やかである』 〜

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  2026年6月21日早朝は雨で、宮沢賢治(1896-1933)の『雨ニモマケズ』が、鮮明に想い出された。 そして、『四季の歌』(芹洋子 作詞・作曲:荒木とよひさ)を拝聴した。 今回 下記が、印象に残った。 1)春を愛する人は 心清き人 2)夏を愛する人は 心強き人   3)  秋を愛する人は 心深き人 4)冬を愛する人は 心広き人  午前中は、Christian Academy in Japan (CAJ)にあるKBF(Kurume Bible Fellowship)に赴いた。  午後は、CAJ キャンパスの 『Multi Purpose Room 』での、2008年から始めている『東久留米がん哲学外来』 に出席した。 今回、初めて参加された方々も居られ、個人面談の機会も与えられた。 大変有意義な貴重な時となった。  午後は、2007年から初めている読書会【新渡戸稲造『武士道』(岩波文庫、矢内原忠雄訳)と内村鑑三(1861-1930)『代表的日本人』(岩波文庫、鈴木範久訳) を交互に読み進めている】で、東久留米駅前の『East Side カフェ』に向かった。 今回は、新渡戸稲造『武士道』第十五章《武士道の感化》の箇所で5巡目であった。 音読担当は、秋月隼人(のんきなカチガラス)氏で、『品性ある心温まる音読』には、大いに感激した。 猛練習されたことであろう! 質問もあり大変充実した『読書会』であった。  【『徳は罪悪に劣らず伝染的である。』&『仲間の間に だだ一人の賢者があれば良い、しからばすべてが賢くなる。 それほど伝染は速やかである』】の復学となった。 筆者は、【『涙とともに パンを食べた者でなければ人生の味は分からない』(ゲーテ:1749-1832)、ゲーテを こよなく敬愛したスイスの作家 ヨハンナ・シュピリ(1827-1901)の『アルプスの少女ハイジ』の現代的意義は『喜んで 無邪気に 小さなことに 大きな愛を込める』】をさりげなく語った。日々学びである。  『読書会』の後、隣りのインド料理店『ルチア』で夕食の時を持った。今度【その人の想いに寄り添うキーパーソン講座】を企画される【『とら(虎):三国浩晃氏 &『むつごろう:西田千鶴美氏』】の『講座スケジュールと内容』の話で大いに盛り上がった。

第555回 『冗談を実現する胆力』〜『教育の原点』 〜

  2026年6月17日『新渡戸稲造記念センター』から『お茶の水がん学アカデミア』(代表世話人:折茂 彰・樋野 興夫)(共催:順天堂大学大学院医学研究科)のZoom meeting『お茶の水がん学アカデミア第196 回集会』に出席した。 演者:伊藤 剛先生(秋田大学大学院医学系研究科 分子生化学講座 演題タイトル【増殖性の巨核癌細胞(MA-PGCCs)の発見とその腫瘍微小環境への影響】であった。日々勉強である。  HPには【新時代の『がん学』を求めて、専門領域を越えて『がん学』に関心を持っている研究者が集まり、談論風発、自由闊達な意見交換し、がんに関する研究を発展させる。 月1回の定例会を大学内で行っている。】と謳われている。 まさに、【『新しいことにも、自分の知らないことにも謙虚で、常に前に向かって努力する。』の実践であろう。『(1)医師・医療従事者は 生涯の学徒である。(2)何故ならば、患者は最新・最良の診療を期待しているからである。(3)専門家でさえ、日々の努力を怠る時に、専門家とは言えなくなる。(4)学際的な活動ができなくなると大学は滅びる。』】の原点回帰である。 最先端の生命科学の把握は、『純度の高い専門性と社会的包容力』の堅持にとって、不可欠ではなかろうか!  6月18日は、東久留米駅 ―> 所沢駅 ―> 航空公園駅から 国立障害者リハビリテーションセンターの 教育・訓練担当部門である『国立障害者リハビリテーション学院』の、リハビリテーション体育学科での『病理学』の授業(8:50〜12:00)に赴く。 テキストは、『カラーで学べる病理学(第6版)』を用い学生と音読しながら質問を受け進める。   卒業後は、【『人間的な責任』で 手をさしのべる(温かい人間としての関係)&『個性を引き出す「種を蒔く人」』に なられることであろう!  『行いの美しい人(a person who does handsome)』、『ニューモアに溢れ、心優しく、俯瞰的な大局観ある人物』の『実例と実行』である。 『冗談を実現する胆力〜 sense of humor 〜』の勧めは、『教育の原点』】では なかろうか!  生徒との 楽しい対話の充実した『人間学の学び = がん教育』の時でもある。 今回、髙橋 春一先生からは【『がん哲学(外来)』と『言...