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第44回 手をさしのべる 〜 『個性を引き出す』温かい人間としての関係 〜

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クロスロードバプテスト教会(相模原市)で講演の機会が与えられた。多くの参加もあり、大変有意義な一時であった。終了後、羽田空港に向かい、 公益社団法人 鳥取県看護協会 主催の『がんカフェ オープン!』で、筆者は、特別講演の機会が与えられた。 
 『がん患者や ご家族、関係者の皆様が お茶を飲みながら、ゆっくりとした雰囲気でくつろぎ、ゆったりとした 会話を楽しむ、それががんカフェです。「病気であっても、病人ではない」その人らしい生き方を求めて、がんと闘う仲間同士、ご家族、ご友人と 交流を図りませんか!  必要に応じて看護師が相談も行います。—』と、チラシには紹介されていた。

 「がんカフェ オープンを記念して講演会を行います!両会場とも同じ内容です。」と、鳥取県の東西を移動するものである。県の西部は米子市で、東部は八頭郡八頭町で開設された。当日の筆者の行程は、羽田空港→米子空港→(米子市の「わだや小路」で講演)、スタッフの運転で約2時間かけて車での移動→(八頭郡八頭町の「隼Lab」で講演)→鳥取空港→羽田空港であった。県の職員、保健所、町長も出席され、祝辞もあり、大変有意義な日であった。講演後、看護協会の会長らとお茶を飲みながら語らいの時を持った。
 来年は、第3回『日本地域医療連携システム学会』が、鳥取県で、開催されることが決まった。乞うご期待である。
  夜の第23回 『がん哲学外来 矢内原忠雄記念 本郷通りカフェ』(ゆい訪問看護ステーションに於いて)は、面談者・スタッフと充実した学びの時であった。

 埼玉医科大学総合医療センター ブレストケア科の外来での、『小江戸 がん哲学外来』 に赴いた。『がんになった時、再発した時、あるいは 病気が悪化した時、さまざまな不安が 突然 間近に迫ってきます。そして 今後どうしたらよいか、どう生きたらよいのか、道が見えなくなってしまいます。そのような時、医療者が 十分に向き合って 手を差し伸べられることが 理想だと考えています。「がん哲学外来」は、“対話”によって 生きることの根源的な意味を考え、ご自身の人生を 自分らしく生きていただくため に行う支援のひとつです。—』とHPに 掲載されている。『人間的な責任で、手をさしのべる:患者と温かい 人間としての関係』は、患者の『個性を引き出す』ための 必要条件と痛感する。




第43回 『病院と患者の懸け橋』 〜 内村鑑三記念 メディカルカフェ・沼田 〜

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内村鑑三記念 メディカルカフェ・沼田『がん哲学外来』(地域がん診療連携拠点病院 独立行政法人 国立病院機構 沼田病院 相談支援センターに於いて)に、赴いた。ベットサイドでの個人面談は、日々学びである。群馬が生んだ偉人・内村鑑三のメモリアルであり、筆者には、特別の思いがある。思えば、今年で、7年目である。

 『沼田病院だより』に『2011年の10月から開設されている当院の内村鑑三記念「がん哲学外来」は、がんと診断されて不安をお持ちの方々、治療の前に不安を抱えている方々、既に治療されがんとの闘病の中におられる方々、治療後のケアを受けておられる方々の皆様の「対話」の場として設けられております。日頃悩んでおられること、聞いてもらいたいことがあるのに聞いてもらえる人がいない方など、自分の中にある思い、考えを聞いてもらう場として、「がん哲学外来」を是非ともご利用していただきたいと思います。自由に立ち寄ってくつろいでいただく「対話の場」です。』と前村病院長より紹介されている。

『樋野興夫先生の『言葉の処方箋』・・・
「人生の目的は、品性の完成にある」
「人生に期待しない。人生から期待されていると考える」
「生きている限り、人には使命がある」
「つらいときこそ、自分と向き合うチャンスだと想う」
「本当に大切なものは、ゴミ箱の中にある」
「与えられたものは、返すときが必ずくる」
「死はどんな人にも確実に訪れる。だからといって、おびえて生きることはない」
「問題は解決できなくても、解消できさえすればいい」
「相手が間違っていても否定しない」
「安心して行きなさい」
「自分の人生に潔く(いさぎよく)専念する」
「夕暮れ時に、光がある。終わりに輝きがある。人間不思議ですね」
 以上、樋野興夫先生の著作、『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』、『こころにみことばの処方箋』、『あなたは そこにいるだけで価値ある存在』から引用抜粋』とある。
 まさに「プロは人に悪意を帰せず」、「プロは人と利を争わず」の実践であろう。

 12月2日には、沼田病院では「地域医療連携システム」をテーマに講演会が企画されるとのことである。『病院と患者の懸け橋』である。乞うご期待である。


第42回 「The 20th Academia Eurasiana Neurochirurgica」in 軽井沢プリンスホテル

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軽井沢プリンスホテルでの「The 20th Academia Eurasiana Neurochirurgica(本郷一博 会長/信州大学医学部脳外科教授)」の特別講演「Cancer Philosophy & Cancer Philosophy Clinic ~“having a disease but not a sick person” ~ 」に招待された。

「Since I have carried out “Cancer Philosophy Outpatient Clinic” in 2008 at at Juntendo University Hospital, I interviewed with nearly a total of 3000 patients and their family.  By the motto “having a
disease but not a sick person” a search for living in a way of one’s personality, it has been held in a variety of places, not just at healthcare facilities.  I feel tense that “Cancer Philosophy Outpatient Clinic” is exactly need in the era.」
の趣旨で、英語で講演した。人生の良き想い出となった。

 軽井沢の地であるので「新渡戸稲造・内村鑑三」をヨーロッパ、アジアの脳外科医に紹介した。内村鑑三の『プロの為さざること5箇条』(『がん哲学〜がん細胞から人間社会の病理を見る〜』to
be出版 改訂版102~103 page)を語った。

1) Professionals do not prey on others’ weaknesses.
 「プロは人をその弱きに乗じて苦しめず」
2) Professionals do not insist on pay back.
 「プロは人に悪意を帰せず」
3) Professionals do not count on the mercy of others.
 「プロは人の劣情に訴えて事を為さず」
4) Professionals do not …

第41回  新刊『生きる力を引き出す 寄り添い方』(青春出版社 発行)出版記念講演会

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常陸宮殿下 ご臨席の、「2018年 比較腫瘍学常陸宮賞」授賞式(クラブ関東にて)に参列した。今年の受賞者は、中川原 章博士(佐賀県医療センター好生館理事長)で、受賞講演「神経芽腫の自然退縮の機序解明とヒト新規進化遺伝子産物N-CYMの発見」を拝聴した。筆者は、中川原章先生とは、アメリカ時代の恩師のAlfred G Knudson博士夫妻の「遺伝性小児癌の学問」を通して良き知り合いになり、『癌遺伝学の夜明け』(2002年)と題した共著を出版した。佐賀県医療センター 好生館にも講演で訪問したこともある。

 癌研時代からの知人の霞 富士雄先生が会長を務めた第44回お茶の水乳腺研究会(東京ガーデンパレスにて)に出席した。今回は、筆者は代表世話人を仰せつかった。斎藤光江先生の司会による西原広史先生(慶應大学腫瘍センター 特任教授)の講演『乳癌に関するゲノム異常 〜プレシジョンメディシン 〜』と、筆者の司会による中村清吾先生(昭和大学医学部外科学講座 乳腺外科学部門教授)の講演『若年性乳がんの診断と治療』であった。会場は満席であった。

 「がん哲学外来10周年記念 矢内原忠雄記念 本郷通りカフェ」(ゆい訪問看護ステーションにて)赴いた。思えば、 2008年大学での「がん哲学外来」から街の中に出て「がん哲学外来カフェ」を展開したのは、東大総長を終えた矢内原忠雄(1893~1961年)が胃癌となり、夢果たせなかった想いを込めて、始めたものである。あれから10年の月日が経つ。筆者には、特別な思いがある。

 新刊『生きる力を引き出す 寄り添い方』(青春出版社 発行)の「がん哲学外来10周年 出版記念講演会」(お茶の水OCCにて)が、主催:お茶の水メディカル・カフェ in OCC / 青春出版社;協賛のもと、CLC・BOOKS お茶の水店で、開催された。榊原 寛OCC副理事長の司会のもと、筆者は、1.『「がん哲学外来」創設当初の思い』、2.『10周年を迎えた今、思うこと』、3.『変わりつつある「がん」のイメージ…… がんは治る病気になってきた』、4.『「空っぽの器」…… メディカル・カフェの力』、5.『「傷つける会話」と「癒す対話」……家族やサポートする人へのメッセージ』を語った。会場は、多数の参加者で大いに感動した。翌朝の毎日新聞にも大きな広告が、掲載されていた。