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第66回 『朽ちない冠を受けるため』〜 次世代の地域医療を目指して 〜

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  筆者も、世話人を務める『第 45 回   お茶の水   乳腺研究会   〜   乳癌標準治療の変遷と将来   〜』 (東京ガーデンパレスホテルに於いて)に出席した。唐澤久美子先生(東京女子医科大学 放射線腫瘍学   教授)の司会で、白石憲史郎   先生(帝京大学医学部   放射線科   教授)の『乳癌の放射線治療   最近の話題』、山内英子先生   (聖路加国際病院 乳腺外科部長・ブレストセンター長)の『 HBOC 治療  and Beyond 』、 佐治重衡  先生(福島県立医科大学   腫瘍内科   教授)の『乳がん薬物療法の標準治療開発;現状と今後』の講演であった。乳癌に関しての最新の情報で、大変勉強になった。霞 富士雄先生( お茶の水乳腺研究会   会長 )の『閉会の辞』で終えた。筆者は、懇親会で『開会の挨拶』を述べる機会が与えられ、『医師の   2 つの使命〜学者的な面、人間的な面〜』 について述べた。続いて、代表世話人を務める 『 お茶の水がん学アカデミア第  149  回集会 』に赴いた(順天堂大学に於いて)。 齋田良知 先生 ( 順天堂大学 医学部 整形外科 )の 演題 『 多血小板血漿( PRP )療法について 』、 横山純吉 先生 ( 江戸川病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 )の 演題 『 センチネルリンパ節理論による口腔がんの微小転移の検出とリンパ管化学療法 』を聴講した。日々学びである。  群馬県の国立病院機構   沼田病院での『内村鑑三記念  メディカル カフェ・沼田』に赴いた。 12 月 2 日の「 がん市民公開講座   〜  U ターンの受け皿となる次世代の地域医療を目指して 〜」 の打ち合わせも行った。その後、車で迎えに来て頂き、第 1 回   新島八重   記念『がん哲学なごみカフェ渋川』 (渋川カベナント教会に於いて)に向かった 。群馬大学附属病院に勤務されている看護師さんに、講演前に、急遽「新島八重の現代的意義」の話をお願いした。大変有意義な時であった。流石、内村鑑三・新島 襄を生んだ、上毛カルタの群馬県である。『朽ちない冠を受けるため』( コリント  I   9 章 25 節) が、脳裏に甦ってきた 。

第65回 がんと暮らす人のために ~支える・寄り添うことの大切さ 〜

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  『週刊現代』(2018年11月24日号)医療特集の中に、 顔写真付きで、筆者のコメント『順天堂大学医学部 病理・腫瘍学教授で、樋野興夫氏もこう語る。「高齢者の場合、術後のリハビリを乗り越えられるかが、手術するか否かの大きなカギになります。では術後、だれが親の面倒を見るのか。子供が親と離れて住んでいる場合、物理的に難しいケースも出てきます。術後のサポートが難しい場合は、それを率直に医師に相談するべきです。高齢者の手術は、本人の意思も大切ですが、それを支える家族の状況も同じくらい大切です」が、掲載されていた(44ページ)。私の父が、92歳で、5年前に、実家(島根県出雲市大社町鵜峠)で、がんで亡くなる時、姉が、一生懸命 面倒みてくれたことが鮮明に甦る。  秋田県潟上市健康づくり講演会で、講演『がん哲学外来へようこそ ~ がんと暮らす人のために ~』する機会が与えられた(主催:潟上市健康推進課、潟上市健康生活推進協議会健康生活部会、共催:秋田県国民健康保険団体連合会;防災・健康拠点施設トレイクかたがみ に於いて)。新幹線で秋田駅に赴き、奥羽本線に 乗り換えて大久保駅で下車した。田舎の風景に、筆者は心が和む。会場は多数の参加者であった。大変、有意義な時であった。今後、 「潟上 がん哲学外来カフェ in トレイク」開設される予感がする。時代的要請でもあろう。  定例のラジオNIKKEI「大人のラヂオ がん哲学学校」の収録に赴いた。今回のゲストは、キャンサーペアレンツ代表 西口洋平氏であった。30代で、がんに罹患され、お子さんは 小学生とのことである。入院中にお子さんからの手紙『とーちゃん、音楽会ちゃんときてね。まってるよ』を拝見した。涙なくして語れない! 今度、子供向けの絵本も発売とのことである。今回は、東京をはじめ、名古屋・松本市からも、スタジオに参加され、大変、充実した、学びの時であった。11月23日午前11時35分 〜 放送である。楽しみである。乞うご期待である。  世田谷区立奥沢小学校での「『がん教育』公開授業、6年生の特別授業『がんを通して考える 命に寄り添うことの大切さ』」に赴いた。真摯な生徒の眼差しには感動した。子供時代の想い出は、大切であることを 痛感する日々でもある。

第64回 第1回『日本メディカルヴィレッジ学会・生涯活躍のまち』共催シンポジウム

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 筆者は、がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン継続事業 平成 30 年度連携大学 ICT 特別講義『医療の隙間を埋める がん哲学・がん哲学外来 〜 新渡戸稲造の基本精神 〜』(岩手医大に於いて)の機会が与えられた。講演後も皆様との楽しい懇親会の時を過ごした。翌日は、順天堂大学医学研究科 大学院講義(英語)『発がん機構』を行った。視野狭窄にならない洞察は 教育の基本であろう。  第 1 回『日本メディカルヴィレッジ学会・生涯活躍のまち』共催シンポジウム(奄美群島 伊仙町長 大久保 明 大会長、徳之島交流ひろば ほーらい館に於いて)に赴いた。第 1 回の記念となる、大変素晴らしい学会であった。大いに感動した。歴史的な『日本メディカルヴィレッジ学会』となった。筆者も、本学会の理事長として基調講演の時が与えられた。本当に、今回は 心に残る想い出となろう。   共同通信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000145-kyodonews-soci.view-000

第63回 新刊『楕円形のこころ 〜 がん哲学エッセンス 〜』出版記念会

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  朝日医療大学校 看護学科(岡山市に於いて)においての、 1 年生、 2 年生の講義に赴いた。前夜は、学科長をはじめ教師の皆さんとの、楽しい夕食の時が与えられた。看護における「がん哲学・がん教育」についての必要性について大いに語り合った。翌朝は、真摯な学生の眼を見つめながら、大変有意義な授業であった。看護学カリキュラムに「がん哲学・外来」が組まれる時代的到来となろう。  新刊『楕円形のこころ 〜 がん哲学エッセンス 〜』の表紙も煮詰まって来た。出版記念会は 12 月 11 日に開催されるようである。乞うご期待である。   2018 年 11 月 10 日の 第 1 回日本メディカルビレッジ学会 (奄美群島 伊仙町長:大久保 明 大会長、添付参照)の記者会見が鹿児島県庁で開催され、本学会の理事長を務める筆者も招かれた。「学会の目的 と 伊仙町開催の意義」について語った。県民の皆様にも、理解していただければ幸いである。歴史的な、大事業になる予感がする。