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第10回 華開く医学への扉〜「人生」の本質を探究し、「愛」の意味を追求する 〜

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週末、「オープン記念特別講演会『がん哲学外来へようこそ』」〈茨城県筑西市幸町〉および、山梨ホスピス協会主催「第2回武田信玄記念がん哲学外来メディカル・カフェ『風林花團』」(甲府市)に赴いた。スタッフの情熱・胆力に大いに感動した。宮城県登米市がん特別講演会『病気であっても、病人ではない〜がんばりすぎない、悲しみすぎない〜』(主催:登米市医師会・登米市民病院地域連携室・登米地区地域医療対策委員会・宮城県登米保健所・登米市、後援:登米市歯科医師会・登米市薬剤師会・宮城県看護協会登米支部)にも招待された。医師・看護師・医療者・患者・市民と多数の参加者であった。翌朝『長沼・伊豆沼・内沼』で、「雁」、「白鳥」の飛び立ちを見学した。人生の貴重な想い出となった。
 平成29年度長崎国際大学シンポジウム第7回生涯教育セミナー『医療への新しい道』(長崎国際大学薬学部:佐世保市ハウステンボス町に於いて)で、白髭 豊先生(白髭内科医院 院長・長崎在宅Dr.ネット事務局長)の講演『在宅医療と尊厳死〜住み慣れた家で安心して療養するために〜』に続いて、講演『がん哲学外来〜人生は百貨店のようなもの〜』の機会が与えられた。会場からは多数の質問もあり、充実した時であった。ハウステンボスを訪れたのは何年ぶりかである。今後『対話学』が、大学の薬学のカリキュラムに、組み込まれることであろう。まさに、長崎は、『21世紀の医療の華開く〜世界への扉〜』となろう。
 拙著『がん哲学外来で処方箋』の中国語版が、北京大学出版社から発行される運びである。3人の医師(北京大学腫瘍病院・北京協和病院・北京協和医学院)の推薦文の日本語訳が届いた。 「本書は『人生』の本質を探究し、『愛』の意味を追求するものである。———、とても感動的であった。言葉は簡潔でありながら、哲学的で、人間性に満ちており、———、きっと本書から専門的な知識や心の癒しを得ることができると信じる。」 「樋野先生はがん哲学外来を創立し、『がんと共に生きる』という理念を提唱している。——、多くのがん患者の心と対面し、支えてきた。———これこそ、真の医学である!」 『———、臨床医学または医学教育の重要な実践であり、——。医学の核心を示している。』
と、身に余る文章をいただいた。11月に北京大学で出版記念講演会が、企画されているとのことである。


第9回 菅野晴夫先生1周忌の宴 〜 お孫様への心の優しい言動 〜

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鳥取市の湖山教会で午前中、礼拝『よくなりたいか』(ヨハネ5章6節)、午後には、講演『がんばりすぎない、悲しみすぎない』(講談社)の機会が与えられた。講演後、『砂の美術館:第10期 砂で世界旅行・アメリカ編〜世界に誇る大自然と自由の国を訪ねて〜』を見学した。そこから鳥取砂丘も見渡した。湖山教会の皆様と夕食の時ももった。本当に、想い出に残る鳥取市の旅であった。

 「軽井沢 がん哲学外来カフェ」の開所式(軽井沢南教会に於いて)に赴いた。軽井沢駅前では、夕食会の時をもった。その場で、「軽井沢〜万座温泉 Medical Village 街道」推進委員会が、立ち上がった。歴史的大事業となる予感がする。筆者は、顧問とのことである。今から約100年前、内村鑑三・新渡戸稲造が過ごした、軽井沢には、特別な想いがある。「Medical Village 街道」の開拓は、『病気であっても病人ではない』人類の進むべき方向となろう。

 癌研時代の恩師、菅野晴夫先生1周忌(パレスホテル東京に於いて)に招待された。同じテーブルに着席していただいた、菅野先生の奧様、息子様、娘様、お孫様から、ご家庭での、先生の読書遍歴、好きなテレビ番組、お孫様への心の優しい言動を、具体的に教わった。本当に、忘れ得ぬ貴重な一時となった。映画作製の勉強をされているお孫様に、現在、企画が進行中の筆者の映画作製のお手伝いをしていただければ、最高であると感じた。
 1周忌の宴の後、順天堂大学で、筆者が代表を務める『リンチ症候群研究会』が開催され、癌研究会有明病院の遺伝診療部の吉田玲子先生に『当院におけるリンチ症候群のまとめ』、病理部の河内 洋先生には『リンチ症候群病理学的検査の現状〜病理医の役割とは?』を講演していただいた。まさに、菅野晴夫先生1周忌の記念講演会にもなった。また、患者さんの『リンチ症候群 患者家族会設立へ向けて』の代読には、大いに感動した。
 文京区第八中学校から授業『がん教育』を依頼され赴いた。その後、「病理解剖担当医」として、平成29年度順天堂大学『解剖慰霊祭』に参列した。

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第8回「世界遺産」〜人類共通の未来に伝えていくべき価値〜

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島根県大田市の大田市立病院に於いて、講演『発がん過程に学ぶ〜がん哲学〜』の機会が与えられた。講演会のあと、夕食会が持たれた。「ちいさなお宿 泉弘坊」での夕食会は、病院長、センター長、スタッフの皆様との大変楽しい、充実した一時であった。翌朝は、院内で、「メディカル café」が開催された。患者、研修医、島根大学医学部の学生(5年生、6年生)も参加され、各テーブルで、大変、活発に話が展開されていた。今後も、定期的に開催されることであろう。
 筆者は、早朝、「ちいさなお宿泉弘坊」の周辺を散策した。大田市と言えば、「世界遺産:石見銀山遺跡」と「三瓶山」が、脳裏に浮かぶ。「世界遺産とは、一度失ったら最後、二度と再現することが不可能で、人類共通の未来に伝えていくべき価値があり、民族、国境を越えて国際的に協力して保護する必要のある文化財や自然として、世界遺産条約に基づく世界遺産リストに記載されている物件をいいます」と記載されている。「三瓶山」は、出雲高校時代に、遠足に訪れたものである。大田市は、我が故郷出雲大社鵜峠から西に位置している。
 「お茶の水メディカルカフェ in OCC 特別企画〜樋野興夫新刊発売記念講演会『がんばりすぎない、悲しみすぎない。「がん患者の家族」のための言葉の処方箋』(講談社)」が、企画された。本は、完売であった。兵庫、大阪からも、参加されていた。忘れ得ぬ良き想い出となった。本当に、涙なくして語れない。
 来年3月7日万座温泉での、『樋野先生誕生日記念会:オリジン オブ ファイヤー=Origin of fire』で、『ミュージカル:「人生ピンチヒッター 〜空っぽの器〜」』の企画が決定された。出版記念会の前後に、隣のレストランで、有志による(名称『プリンセスチーム』に決定のようである)、話し合いの場が持たれた。<大まかなあらすじ>は、『「病院でがん告知を受け、本人の悩み 家族の悩み 苦しみ 不条理の中(個性が引き出される)「がん哲学外来」に出会い 自分の役割・使命を知り「苦悩→忍耐→品性→希望」を得て「もしかすると この時のため」に何かを始める物語」』とのことである。映画監督も来訪され、映画作製も実現されるとのことである。筆者の想いを大きく越えている。






第7回「楕円形の心」 じっくり対話する <心の診療室> ~『がんと生きる哲学』~

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福島県立医科大学での『平成29年度第1回臨床腫瘍セミナー』(『東北がんプロフェショナル養成推進プラン』事業)において、講演『がんを哲学する?~「吉田富三記念 福島がん哲学外来」での学びから~』の機会が与えられた。チラシには、『吉田富三(1903年2月10日~1973年4月27日):福島県石川郡浅川村生まれの病理学者。『吉田肉腫』・『腹水肝がん』の発見などで世界的に知られ、文化勲章・勲一等旭日大綬章を叙勲。医学者としてのみならず、がんという病気を通じて社会の原理にまで言及する多くの名言を残す』とあり、『「吉田富三記念 福島がん哲学外来」とは---『福島県出身の世界的病理学者 吉田富三博士を記念して、吉田博士の孫弟子 樋野興夫先生と共に開設した、患者さんの思いや日常生活の悩みを受け止め、じっくり対話する <心の診療室>のことです。』と紹介されていた。菅野晴夫先生の弟子としては、大変光栄である。  講演会『「新島襄 & 内村鑑三記念がん哲学外来」日本国の処方箋』に招待された(群馬地区婦人部・全体集会;高崎教会に於いて)。午前は、講演1「新島襄 & 内村鑑三記念 がん哲学外来 ~開設の経緯~」、午後は、講演2「新島襄 & 内村鑑三記念 がん哲学外来~実践の意義~」の機会が与えられた。「勝海舟・新島襄・内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄・吉田富三」について語った。多数の参加者で、会場は、大盛況であった。「新島襄記念がん哲学外来 in 伊勢崎市民病院」&「内村鑑三記念 メディカルカフェ・沼田 がん哲学外来」は、それぞれ、伊勢崎市民病院 &国立病院機構沼田病院で定期的に開催されている。「新島襄・内村鑑三」は、群馬県人の誇る傑物であろう。「勝海舟・新島襄・内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄・吉田富三」と、今は亡き恩師:「菅野晴夫先生(癌研時代)、Knudson博士(アメリカ時代)」を加えて、天国でカフェを開催するのが、筆者の夢である。
週末、早稲田大学オープンカレッジで、講座『がんと生きる哲学 ~ 医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える~』の機会が与えられた。『がん哲学』(EDITEX発行)の「適時診断と的確治療~すべてのことには「時」がある~」、『相反するものの同居~楕円形の真理~』を読みながら、本当に充実した時であった。

第6回 『うさぎ追いし ~山極勝三郎物語~』 ~ がんを 丸ごと理解する 病理学~

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「神谷美恵子記念 がん哲学学校 in 長島 5周年記念!愛カフェ」(主催:国立療養所 長島愛生園)で、講演『がん哲学外来 〜人生から期待されている存在〜』をする機会が与えられた。講演後の「公開メディカルカフェ」では、入園者2人との対談も企画された。神谷美恵子の親族の方、さらに、京都からの来訪もあり、会場は多数の参加者であった。大変充実した、貴重な一時となった。 第76回日本癌学会学術総会『ネットワークの理解から、がんの予防・根治へ』(会長:国立研究開発法人 国立がん研究センター理事長 中釜斉先生、パシフィコ横浜に於いて)での、特別企画「がんの病理学:形態病理から分子病理、そして がんをまるごと理解する病理へ」(座長:石川雄一、落合淳志)で、筆者は『形態病理学から分子病理学』(落合淳志:国立がん研セ)、『未来に続く病理学』(竹内賢吾:がん研)、『がんの浸潤・転移・動物モデルから見た上皮間葉転換の役割』(宮園浩平:東大)と一緒に、講演『がんを 丸ごと理解する 病理学』をする機会が与えられた。「今は亡き恩師:菅野晴夫先生」から、学んだ『広々とした病理学 〜深くて簡明、重くて軽妙、情熱的で冷静〜』を、「過渡期の指導原理と新時代の形成力」を求め「病理学者の理念」、「病理学者の風貌と胆力」について語った。生涯忘れ得ぬ特別企画となることであろう。 その午後は、がん征圧月間 映画上映会『うさぎ追いし 〜山極勝三郎物語〜』(練馬文化センター 大ホールに於いて)での、永井正夫 映画プロデューサー とのトークショー(司会:森中慎也 日大芸術学部教授)に赴いた。筆者は、「映画の見所」として『夫婦愛』、世界で最初に「人工がん創生」をした山極勝三郎の『目下の急務は、ただ忍耐あるのみ』など、について語った。会場は、1000人を超える聴衆で一杯であった。参加者の真剣な眼差しには、大いに感動した。 夜は、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン 2017 東京上野 〜はじめの一歩〜」(上野公園に於いて)で、講演「がん哲学外来〜言葉と心、生き方の処方箋〜」する機会を与えられた。「がんに負けない社会をつくる事」は人類の進むべき街道である。がん征圧月間の9月30日は、想い出に残る3箇所での講演となった。