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5月, 2018の投稿を表示しています

第40回 アイデンティティーとは 〜「自分は いかなる存在か」〜

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  「がん哲学外来@川越 のぞみカフェ 開設3周年記念シンポジウム 〜 自分も病気のことも責めないで〜」(川越のぞみ教会に於いて)に招かれた。 多数の参加者があり、また個人面談もあり、 近隣の埼玉医大の教授も参加され、大変充実した一時であった。 スタッフの真摯な姿勢、情熱には、大いに感激した。   週末は、早稲田大学中野校の オープンカレッジ 春期講座『がんと生きる哲学 〜 医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える〜』に赴いた。『がん哲学』(EDITEX発行) を朗読しながらの講義であった。今回の箇所は、「本当のプロとは 〜 真の独創性に立って〜」(page 88, 89)であった。アイデンティティーとは、「自分は いかなる存在か」、「自分は 何をなすべきか」、「自分が遂行しうる手段は何か」の 質疑応答で、あっという間に90分が過ぎた。まさに「 科学者とか、文学者とか、政治家という区分けは方便であり、ただのプロセス。人間、最後には 一つの同じ目標に向かって進まねばならぬ」(吉田富三)である。『 純度の高い専門性と社会的包容力』の学びの時である。   その後、定例の『<がん哲学外来> 第72回 お茶の水メディカル・カフェ in OCC』があり、今回は6周年スペシャルであった。 カフェの前に、素晴らしい音楽ゲスト(バイオリン・ピアノ) の演奏があった。カフェも多数の参加者で、会場は満席であった。 筆者は、個人面談も隣室で行った。挨拶では、さりげなく「 あなたは、どこにいるのか」(創世記3章9節)、「 もしかすると、この時のためであるかもしれない。」( エステル記4章14節)を語った。   その後、第3回 消化器疾患患者指導研究会(慶應義塾大学 信濃町キャンパスに於いて)に赴いた。筆者は、講演『 がん哲学外来 〜 個性を引き出す〜』 の機会が与えられた。「あなたは 病気であっても『病人』ではない」〜 利己的な Happy  vs 利他的な Joyful〜」。大変有意義な研究会であった。   終了後、OCCの隣のデーリーフランスでの 「wifeの誕生日会」に参上した。 仲間の皆様の温かいおもてなしには、本当に感動した。 涙なくしては 語れない!

第39回 『21世紀のエステル会』&『クルーズ友の会』の設立 〜「覚悟」の原点 〜

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 この度、女性3人で『21世紀のエステル会』が設立された。「 代表:牧師、広報部長:出版社勤務、企画部長:保育士」である。筆者は、 顧問とのことである。若き日、 『もしかすると、 この時のためであるかもしれない。』 (エステル記4章14節 )、 『私は、死ななければならないのでしたら、死にます。』( エステル記4章16節)に、感動を覚えたものである。これが、 筆者の「覚悟」の原点でもある。『21世紀のエステル会』 市民公開シンポジウムは、今年2018年 9月17日(敬老の日 午後、東京都)開催されるとのことである。筆者は、基調講演『 もしかすると、この時のためであるかもしれない。』の 機会を与えられている。  2018年10月14日午後 「企業様向けスペシャル講演セミナー」(東京都)で、講演『 21世紀の新渡戸稲造から学ぶ「真の国際人」とは』 を依頼された。チラシには、『国際人として第一線を走る樋野氏が語る 国際教養哲学』と謳われている。また、2018年9月13 ~15日 東京で 国際会議: 2018 International Tuberous Sclerosis Complex Research Conference. を、筆者が主催の予定にもなっている。  今年の連休の始まり(4月28日 〜 5月2日)に、『ショート クルーズ』(横浜港 〜 釜山見学 〜 神戸港 〜 姫路城観光 〜神戸空港 〜 羽田空港 :5日間の旅)に赴いた。来年は、 夏休み期間の2019年7月27日〜8月4日に(横浜港 〜 石巻 〜 函館 〜ウラジオストク〜 青森(青森ねぶた祭り) 〜 横浜:9日間の旅)が、企画されているようである。この度『 クルーズ友の会』も、発足されたようである。驚きである。 がん患者の心意気でもあろう。感動した。「人生の想い出作り」 でもあろう。まさに「人生紙飛行機」である。 <——人生は紙飛行機 願い乗せて飛んで行くよ 風の中を力の限り ただ進むだけ その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか それが一番大切なんだ —— 元気が出ない そんな時は 誰かと話そう 人は思うよりも 一人ぼっちじゃないんだ すぐそばのやさしさに 気づかずにいるだけ 人生は紙飛行機 愛を乗せて飛んでいるよ —— それが希望 推進力だ ああ 楽しくやろう——> (『「3

第38回 「利己的で ハッピーな人よりも、利他的で ジョイフルな人の方が 人生は輝く」

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 『サンデー毎日』(2018年5月20日号)『がん哲学外来「 言葉の処方箋」』(156〜159ページ)が掲載されていた。早速、 多数のコメントが寄せられた。  「『サンデー毎日』、拝見しました。良い内容です、凄いですね。 」、  『「患者、家族の最後のよりどころ がん哲学外来言葉の処方箋」4ページの記事を一気に読み終わりました。患者・ 家族と医療関係者を繋ぐ、楕円形の心を考えさせられた次第です。 有難うございました。』、  「がん哲学外来の波動はどこまでも 広がっていきますね そして 樋野先生に出会えた方々がみな活かされていること 不思議でなりません」、  「『サンデー毎日』拝読しました。とても まとまった良い内容の記事で感動しました。皆さんにお知らせさせていただきます。」、  「『サンデー毎日』 の見出しトップですね!すごいです!」、  「『サンデー毎日』、 拝見させていただきました。温かな「対話」と、「 真剣に相手のことを思う」ことは、やはり大切ですね。」、  「 記事も読ませていただき、なんだか心に染みて涙が出ました。樋野先生にも出会え、 病気になって初めて理解できたことや知ることが多く、 幸せだなぁと思います。 誰かのために尽力することって幸せで有り難いことですね。」、  「 こんなにも、 がん哲学外来の精神は求められていることも再認識です。」、「 がん哲学外来はすっかり全国版ですね!とても嬉しく思います。」、  「 ひとえに先生の『人間力』に負っています。」 などなど、 多数の勇気付けられる、励ましのコメントを頂いた。  第47回「がん哲学外来 メデイカル・カフェ@よどばし」(淀橋教会に於いて)に赴いた。 がん患者、その家族、ご友人が沢山参加されていた。『 最強の健康法  病気にならない最先端科学編 〜世界レベルの名医の「本音」を全部まとめた〜』( SBCreative社発行)に掲載された、筆者の特別寄稿の「『クオリティ・オブ・デス』 から良い人生を考える」(441~447 page)を紹介した。 「利己的でハッピーな人よりも、 利他的でジョイフルな人の方が人生は輝く」 を説明した 。  「 自分のために追求する表面的な幸せではなく、 人のために生きることで内側から湧き上がる喜びこそが、 人生を輝かせる」、  「ハッピーとジョ

第37回 クルーズ 初体験 〜大海を見ながら 教養を深め、世界の動向と時代を読む 〜

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 2018年連休の始まり(4月28日 〜 5月2日)に、『ショート クルーズ』(横浜港 〜 釜山見学 〜 神戸港 〜 姫路城観光 〜 神戸空港〜 羽田空港 :5日間の旅)に招かれた。4月28日付の朝日新聞夕刊でも、クルーズ3隻が紹介されていた。 英国船籍のダイヤモンド・プリンセス(約11万6千トン、 290メートル、乗客定員約2700人)の船内で、『がん哲学〜 人生ピンチヒッター 〜』(29日10:30 〜 1:30 am)と、『がん哲学 〜 空っぽの器 〜』(5月1日9:30~10:30am)の2回の講演の機会が与えられた。 多数の聴講者、質問もあり、大変有意義な時であった。朝食、昼食、 夕食も皆様との楽しい一時であった。釜山市内観光(梵魚寺、 国際市場、チャガルチ市場)と、 船上からの夜の釜山港の景色は最高であった。 スケールの大きい姫路城の観光も、千姫の故事をはじめ、歴史の復習であった。まさに「教養を深め、 世界の動向と時代を読む」時である。  人間の身体と臓器、組織、細胞の役割分担と、 お互いの非連続性の中の連続性、そして、 傷害時における全体的な「いたわり」の理解は、世界、国家、 民族、人間の在り方への深い洞察へと誘うのであろう。 すべての始まりは「人材」である。 「目的は高い理想に置き、 それに到達する道は臨機応変に取るべし」・「最も必要なことは、 常に志を忘れないよう心にかけて記憶することである」 (新渡戸稲造)の教訓が、 今回のク ルーズの旅で大海を見ながら鮮明に甦った。  クルーズは、筆者も、wifeも初めての経験であった。星野夫妻、 牧野様、森本様、津原様、森様、岩崎様、小林夫妻、高橋様には、 本当に、お世話になった。人生の良き想い出作りとして、「 クルーズ友の会」が、発足される予感がする。  連休中の5月4日、親友との池袋でのカラオケの集いに、wifeと赴いた。筆者は、『すきま風』(杉良太郎)、『おまえに』( フランク永井)、『くちなしの花』(渡哲也)、『四季の歌』( 芹洋子)、wifeは、『Honesty』 (Elton John)、『Top of World』(Carpenters)、『How Great Thou Art』 (Elvis Presley)、『I could have danced all night』 (Audrey He