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7月, 2019の投稿を表示しています

第101回 現在から未来にかけて継承すべき遺産 ~「真の客観的概念」

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 Svenson (スヴェン ソ ン)の企画の 「池袋がん哲学外来・帰宅中カフェ」、さらに、「学生街がん哲学外来・カフェ in お茶の水」に赴いた(添付)。 会場は、満席で、ともに、大変有意義な時であった。居場所作りは、本当に大切であることを痛感する日々である。  筆者が、代表を務める南原繁研究会(第182回)(学士会館に於いて)に出席した。今回は、『南原繁著作集』第4巻「政治理論史」より「第七章 社会主義」であった。「真の客観的概念」、「人間の精神的内面性の独立」ついて、改めて、深く学んだ。今年の「第16回 南原繁シンポジウム」は、『今、南原繁(1889 ~1974)を読む ~ 生誕130周年に寄せて~』が企画されている(2019年11月2日、学士会館に於いて)。「そのねらいは、南原繁が残した足跡を振り返りつつ、その中に現在から未来にかけて継承すべき遺産を探り当てることにある。」と謳われている。日々勉強である。乞うご期待である。  筆者が、代表世話人を務める「お茶の水がん学アカデミア(第156回)」に参加した(添付)。最先端の生命科学の把握は、「純度の高い専門性と社会的包容力」の堅持にとって、不可欠ではなかろうか。

第100回 「かけがえのない存在」 ~ 価値観の共存~

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 「楕円形の心」も第100回を迎えた。記念すべき号となった。継続の重要性、大切さが、身に沁みる。さりげなく 流行語化する予感がする。  第 1 回日本在宅医療連合学会大会(下記)のシンポジウム「まちづくりとしてのカフェ」 の「【基調講演】がん哲学外来 ~ 楕円形の心で寄り添う ~」に招待された(会場: 京王プラザホテルに於いて) 。座長: 鈴木 道明 先生 (小平すずきクリニック)  & 鶴岡 優子 先生 (つるかめ診療所) のもと、『まちの喫茶店が「がんカフェ」に―街中の居場所の確保がリハビリの第一歩』(真原 仁先生 : 千葉大学医学部附属病院)、『新宿区百人町アパート「ほっと安心カフェ」の 10 年に学ぶ連携のあり方』(河相 ありみ 先生 : 介護者サポートネットワークセンター・アラジン) 、「9 種類のカフェを定期的に開催することで得た知見」(谷合 憲明 先生 : 特定非営利活動法人 由利本荘にかほ市民が健康を守る会) 、『Social Capital × CBPR で “地域主体の健康まちづくり” を目指した「健高カフェ」の取り組み』(井階 友貴 先生 : 福井大学医学部地域プライマリケア講座/高浜町国民健康保険和田診療所/JCHO 若狭高浜病院/たかはま地域☆医療サホ?ーターの会/高浜町) 、「ふらっとカフェの歩みと課題」(河 正子 先生 :  NPO 法人緩和ケアサポートグループ) 、『「がんカフェ」の活動報告 開業医・在宅医の立場から』(髙世 秀仁 先生 : 東久留米なごみ内科診療所) 、【特別発言】鶴岡 優子先生、そして、総合討論であった。会場は満員で、立席のあるほどに、盛り上がった。大いに感動した。司会の鶴岡 優子 先生のパワーには、本当に圧倒された。まさに、「いぬのおまわりさん=困っている人と、一緒に困ってくれる人」である。  今回は、「桃太郎の現代的意義 = 価値観の共存」&「美女と野獣 = かけがえのない存在」の学びの時ともなった。会長:森 清 先生 (東大和ホームケアクリニック) からは、早速、 「樋野興夫先生 すばらしい講演をいただき、感謝です。このたびは、大変お世話になりました。5000人を越えた参加者が集えたこと、先生の御協力と御尽力のおかげと思っております。8月に伊豆のEMFキャンプで、おあいできるこ

第99回 「がん哲学・Medical cafe at 富士山」〜 日本人としての 普遍的な宿題 〜

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 「がん哲学外来市民学会 代表」を務める筆者は、「第9回 がん哲学外来コーディネーター 養成講座 in 埼玉」(実行委員長:矢形 寛 埼玉医科大学総合医療センター ブレストケア科 教授)と、翌日の「第8回 がん哲学外来市民学会大会」(大会長 矢形 寛先生、ウエスタ川越に於いて)に出席した。養成講座では、ガイダンス「がん哲学外来コーディネーター 養成講座の目的」(安藤 潔 東海大学医学部血液・腫瘍内科 教授)、講演 1 「自分で自分を認めることって・・・」(大賀公子 埼玉医大大学総合医療センターメンタルクリック 精神看護専門看護師)、講演2『がんの遺伝と「がん哲学」と』(櫻井晃洋 札幌医科大学医学部遺伝医学 教授)、グループワーク、グループ発表、筆者は、「がん哲学外来市民学会 代表」として「講評・認定証授与」行った。閉会挨拶は、宗本義則 福井県済生会病院外科 主任部長がなされた。  翌日の「第8回 がん哲学外来市民学会 大会」のテーマは、「患者-医療者間のギャップを考える ? 比較からの脱却 ?」であった。講演1「がんと仕事の両立と『人生会議』」(杉浦敏之 杉浦医院 理事長)、講演2「子育て中の介護と看護に於ける アンガー マネージメント」(宮田久美子 日本アンガーマネジメント協会 コンサルタント)、講演3「がん患者・家族・遺族が抱える精神面の問題とその対応」(大西秀樹 埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科 教授)、ランチョンセミナー、座談会はテーマ『「比較からの脱却」? たかがカフェされどカフェ ?』では、(高野みどり 春日部・野田がん哲学外来&メデイカルカフェ 代表)、(岸尾 光 新座志木がん哲学外来カフェ 代表)、(丸倉直美 がん哲学外来・まちなかメデイカルカフェin さいたま 代表)、(持田豊子 あけぼの会 あけぼの埼玉 スタッフ)、(関口淳子 アイピー千葉 スタッフ)、(廣瀬哲也 ひろせクリニック 院長)、講演4「でも君が笑うと・・・。?僕たちが“あなた”の専門家であり続ける理由」(儀賀理暁 埼玉医科大学総合医療センター 緩和医療科/呼吸器外科 准教授、正司侑子 日本音楽療法学会認定 音楽療法士)、筆者は、「がん哲学外来市民学会 代表 樋野興夫先生のお話」の機会が与えられた。閉会挨拶は、次年度大会長 片山和久 伊勢崎市民病院外科(乳腺・内分泌)診療部長

第98回 継続の大切さ~『「あらかじめ」から「更に」』の実感 ~

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 「吉田松陰記念 北千住がん哲学外来 2周年記念の集い」(デリ・コッペに於いて)に赴いた。大阪からも参加され満席であった。大いに盛り上がった。筆者は、隣席で個人面談も行った。  終了後は「東京女子医科大学 看護系同窓会総会」(東京女子医科大学 弥生記念講堂に於いて)の講演『医療の隙間を埋める看護師の役割 ~ がん哲学の理念から ~』に 向かった。懇親会にも理事長、学長は参加され、大変賑わい、本当に有意義な 充実した時であった。  「がん哲学外来 メディカル・カフェ@よどばし 5周年記念」(淀橋教会に於いて)に参加した。会場は、多数の参加者であった。継続の大切さを、学ぶ時でもある。恒例の「365日の紙飛行機」の熱唱で開始。筆者は、下記について語った。 ☆「いぬのおまわりさん」の現代的意義をのべよ !  →何の解決もしないが、一緒に困ってくれる人がいることで慰められる ☆「ドラえもん」の現代的意義をのべよ !  →どんな境遇に関らず、靴を履いて外に出ると何か(出会い)が与えられる ☆「アルプスの少女ハイジ」の現代的意義をのべよ !  →喜んで 無邪気に 小さなことに 大きな愛を込める ☆「サザエさん」の現代的意義をのべよ !  →ビジョンが明確であれば人はついてくる(手伝ってくれる)。  終わりに「糸」を合唱して閉会した。まさに、『「あらかじめ」から「更に」』の実感である。