第100回 「かけがえのない存在」 ~ 価値観の共存~

 「楕円形の心」も第100回を迎えた。記念すべき号となった。継続の重要性、大切さが、身に沁みる。さりげなく 流行語化する予感がする。

 第 1 回日本在宅医療連合学会大会(下記)のシンポジウム「まちづくりとしてのカフェ」 の「【基調講演】がん哲学外来 ~ 楕円形の心で寄り添う ~」に招待された(会場: 京王プラザホテルに於いて) 。座長: 鈴木 道明 先生 (小平すずきクリニック)  & 鶴岡 優子 先生 (つるかめ診療所) のもと、『まちの喫茶店が「がんカフェ」に―街中の居場所の確保がリハビリの第一歩』(真原 仁先生 : 千葉大学医学部附属病院)、『新宿区百人町アパート「ほっと安心カフェ」の 10 年に学ぶ連携のあり方』(河相 ありみ 先生 : 介護者サポートネットワークセンター・アラジン) 、「9 種類のカフェを定期的に開催することで得た知見」(谷合 憲明 先生 : 特定非営利活動法人 由利本荘にかほ市民が健康を守る会) 、『Social Capital × CBPR で “地域主体の健康まちづくり” を目指した「健高カフェ」の取り組み』(井階 友貴 先生 : 福井大学医学部地域プライマリケア講座/高浜町国民健康保険和田診療所/JCHO 若狭高浜病院/たかはま地域☆医療サホ?ーターの会/高浜町) 、「ふらっとカフェの歩みと課題」(河 正子 先生 :  NPO 法人緩和ケアサポートグループ) 、『「がんカフェ」の活動報告 開業医・在宅医の立場から』(髙世 秀仁 先生 : 東久留米なごみ内科診療所) 、【特別発言】鶴岡 優子先生、そして、総合討論であった。会場は満員で、立席のあるほどに、盛り上がった。大いに感動した。司会の鶴岡 優子 先生のパワーには、本当に圧倒された。まさに、「いぬのおまわりさん=困っている人と、一緒に困ってくれる人」である。


 今回は、「桃太郎の現代的意義 = 価値観の共存」&「美女と野獣 = かけがえのない存在」の学びの時ともなった。会長:森 清 先生 (東大和ホームケアクリニック) からは、早速、
「樋野興夫先生 すばらしい講演をいただき、感謝です。このたびは、大変お世話になりました。5000人を越えた参加者が集えたこと、先生の御協力と御尽力のおかげと思っております。8月に伊豆のEMFキャンプで、おあいできること 感謝しております。」
と、心温まる、勇気付けられる コメントをいただいた。涙なくして語れない! 充実した、有意義な時であった。





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