第99回 「がん哲学・Medical cafe at 富士山」〜 日本人としての 普遍的な宿題 〜

 「がん哲学外来市民学会 代表」を務める筆者は、「第9回 がん哲学外来コーディネーター 養成講座 in 埼玉」(実行委員長:矢形 寛 埼玉医科大学総合医療センター ブレストケア科 教授)と、翌日の「第8回 がん哲学外来市民学会大会」(大会長 矢形 寛先生、ウエスタ川越に於いて)に出席した。養成講座では、ガイダンス「がん哲学外来コーディネーター 養成講座の目的」(安藤 潔 東海大学医学部血液・腫瘍内科 教授)、講演 1 「自分で自分を認めることって・・・」(大賀公子 埼玉医大大学総合医療センターメンタルクリック 精神看護専門看護師)、講演2『がんの遺伝と「がん哲学」と』(櫻井晃洋 札幌医科大学医学部遺伝医学 教授)、グループワーク、グループ発表、筆者は、「がん哲学外来市民学会 代表」として「講評・認定証授与」行った。閉会挨拶は、宗本義則 福井県済生会病院外科 主任部長がなされた。
 翌日の「第8回 がん哲学外来市民学会 大会」のテーマは、「患者-医療者間のギャップを考える ? 比較からの脱却 ?」であった。講演1「がんと仕事の両立と『人生会議』」(杉浦敏之 杉浦医院 理事長)、講演2「子育て中の介護と看護に於ける アンガー マネージメント」(宮田久美子 日本アンガーマネジメント協会 コンサルタント)、講演3「がん患者・家族・遺族が抱える精神面の問題とその対応」(大西秀樹 埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科 教授)、ランチョンセミナー、座談会はテーマ『「比較からの脱却」? たかがカフェされどカフェ ?』では、(高野みどり 春日部・野田がん哲学外来&メデイカルカフェ 代表)、(岸尾 光 新座志木がん哲学外来カフェ 代表)、(丸倉直美 がん哲学外来・まちなかメデイカルカフェin さいたま 代表)、(持田豊子 あけぼの会 あけぼの埼玉 スタッフ)、(関口淳子 アイピー千葉 スタッフ)、(廣瀬哲也 ひろせクリニック 院長)、講演4「でも君が笑うと・・・。?僕たちが“あなた”の専門家であり続ける理由」(儀賀理暁 埼玉医科大学総合医療センター 緩和医療科/呼吸器外科 准教授、正司侑子 日本音楽療法学会認定 音楽療法士)、筆者は、「がん哲学外来市民学会 代表 樋野興夫先生のお話」の機会が与えられた。閉会挨拶は、次年度大会長 片山和久 伊勢崎市民病院外科(乳腺・内分泌)診療部長で 盛り上がった。多数の参加者で、会場は大盛況であった。大会長 矢形先生の先見性・力量・胆力には、大いに感動した。

 三島の順天堂大学 保健看護学部の学生の講義に赴いた(栗原明美先生の企画)。大変真摯な質問には、感激した。下記の宿題を出した。いずれも、時代を終えた、日本人としての、人間としての 普遍的な宿題ではなかろうか。

☆「いぬのおまわりさん」の現代的意義をのべよ !
☆「ドラえもん」の現代的意義をのべよ !
☆「アルプスの少女ハイジ」の現代的意義をのべよ !
☆「サザエさん」の現代的意義をのべよ !

 講義後、患者会「歩一歩の会」の皆様と有意義な昼食の時を持った。年内にがん哲学・Medical cafe at 富士山」開設記念シンポ企画される予感がする。早速、素晴らしい富士山の写真と「筆者の言葉の処方箋」を併記して送っていただいた。大いに感服した。





 



このブログの人気の投稿

第2回 『何があっても、いつ、どこにあっても なくてはならない人に おなりなさい』

第108回 矢形 寛 先生の生涯 〜「火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!」〜

第381回 『よくみる よくきく よくする』〜 寄り添う いい言葉 〜