第562回 『教養を深め、時代を読む』〜『俯瞰的な邂逅』〜

 筆者は、癌研究所実験病理部部長の時代、今は亡き原田明夫氏 (1939~2017:元検事総長・東京女子大学前理事長)と【2000年『新渡戸稲造(1862~1933)武士道100周年記念シンポ』(国連大学)& 2002年『新渡戸稲造生誕140年』(伊香保温泉)& 2003年『新渡戸稲造没後70年』(札幌)】を企画し、そして筆者の最初の本『われ21世紀の新渡戸とならん』(2003年 発行:イーグレープ/発売:いのちのことば社)が出版される運びとなった 。 2004年には、順天堂大学に就任して【国連大学で『新渡戸稲造5000円札さようならシンポ』】を開催して頂いた。  2023年『われ21世紀の新渡戸とならん』出版20周年記念として プログ『楕円形の心』を100選して『教養を深め、時代を読む 〜 楕円形の心 〜』(2023年 to be 出版)の単行本が実現された。

 2017年9月18日は、『伊香保温泉 福一』での『がん哲学外来 伊香保シンポジウム』で、 基調講演『原田明夫氏 追悼記念 ~ 今、ふたたび伊香保温泉 ~』の機会が与えられた。 翌日の早朝、伊香保温泉街を散歩した。『365の石段』を登りながら、1897年、日本が誇る国際人・新渡戸稲造が保養した旅館を静思し、新渡戸稲造が 伊香保温泉の保養中に『農業本論』(日本初の農学博士取得)を書いたことを、想い出したものである。 

 筆者は『21世紀の徒然草』ー>『がん哲学ノート』ー>『楕円形の心』を継続してきたものである。 文書を書く習慣は、どれほど大切であるのかを痛感する。『電車の旅 & 飛行機の旅』で、外の景色を眺めながら【『森を診て木の皮まで診る』& 『マクロからミクロまで診る俯瞰的な丁寧な観察』は、 病理学者である筆者の修練】でもある。

 2018年には新訂版『われ21世紀の新渡戸とならん』が発行された(添付)。 新訂版の【序文】には、【― 学生時代の読書遍歴:内村鑑三(1861-1930)・新渡戸稲造・南原繁(1889-1974)・矢内原忠雄(1893-1961)、癌研での『病理学:吉田富三(1903-1973)・菅野晴夫(1925-2016)との出会い)、アメリカでの恩師『遺伝性がんの父:Knudson』(1922-2016)の『学者の風貌』との出会いが、根幹にある。―】と記述している。 2019年英訳『I want to be the 21st Century Inazo Nitobe』(発行:日本橋/発売:星雲社)も出版された(添付)。  筆者が【キリスト新聞『21世紀へのエマオの道 〜 先人の志を継承しつつ 〜』】のタイトルで1年間連載したものを、2005年『われOrigin of fire(ひのおきを: Hino Okio=火の熾きを!)たらん 〜 がん哲学余話  〜』(to be 出版)(添付)で発行して下さった。『貴重な人生の邂逅』を実感する日々である。





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