第510回 『機会をつくる、それを用いる』 〜 『世渡りの道』 〜

2025年11月11日『ひばりヶ丘駅―>池袋駅―>品川駅』に向かい『第53回高松宮妃癌研究基金国際シンポジウム』(グランドプリンスホテル高輪に於いて)に出席した。 国内外からの『純度の高い専門性』のある発表には、日々勉強である。 久しぶりに癌研時代の恩師にお会い出来、大変嬉しかった。 『人生邂逅は、非連続性の連続性で、人知・思いを超えて進展する』を痛感する日々である。

その後、『品川駅―>新宿駅―>武蔵境駅』から武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市)での【武蔵野赤十字病院の第3回臨床研究倫理審査委員会】に出席した。病院の事務局の緻密な準備と誠実な働きには、ただただ感服した。 『賢明なリーダー と イニシアチブ』は時代的要請であろう!【武蔵野赤十字病院は1949年に創立され、『病む人への愛』、『同僚と職場への愛』、『地域住民と地域への愛』、『地球、自然、命への愛』を大切にすることを基本理念として歩んでいます。】と謳われている。『がん診療連携拠点病院』として『がん相談支援センター』、『検診センター』、『地域周産期母子医療センター』も設置されている。 約600病床のようである。 『赤十字病院』は、全国で91の病院があるようである。

『機会をつくるのも、それを用いるのも、人であります』(新渡戸稲造:1862-1933)の学習の時である。  所詮われわれには、『畳1枚ほどの墓場』しか残らない。  『勇ましき高尚なる生涯』の生き様を見せるしかない。  これが、真の『器量』ではなかろうか!  『器量』といえば、『挑太郎』を思い出す。  鬼ケ島遠征の物語は、子供時代、村のお寺の紙芝居でよく聞かされたものである。  『桃太郎』が犬・雉・猿という性質の違った(世にいう犬猿の仲)伴をまとめあげたことを挙げ、世に処する人は『性質の異なった者を 容れるだけの雅量』を もたなければならないと 新渡戸稲造は『世渡りの道』(1912年)で述べている。

(1)賢明な寛容さ (the wise patience)

(2)行動より大切な静思 (contemplation beyond action)

(3)実例と実行 (example and own action) 


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