第504回 『そこにいるだけで 価値ある存在』 〜 『いい覚悟で生きる』 〜
2025年10月11日、2014年にスタートされた横浜市港北区での『メディカル・カフェin 菊名』の講演【賢明な寛容『あなたは そこにいるだけで 価値ある存在』】に赴いた。【がんと向き合う中でのとまどいや悩み。 闘病中の家族をどう支えたらーー? 樋野興夫先生(順天堂大学名誉教授)を迎えて、お話をうかがいます。】と紹介されていた。 大変有意義な貴重な時となった。
【『あなたは そこにいるだけで 価値ある存在』(2016年4月15日出版社KADOKAWA)】には、下記を記述している。
第1章 『品性 ◇ 一番より一週遅れの先頭を走る』
【『人生の目的は品性の完成にある。』: 人もし全世界を得るとも其霊魂を失はば何の益あらんや。 人生の目的は金銭を得るに非ず、品性を完成するにあり。(内村鑑三(1861-1930)『成功の秘訣』)】
第2章 『つながり ◇ 人生は最後の5年間で決まる』
【『人生に期待しない。人生から期待されていると考える。』: ここで必要なのは、生きる意味についての問いを180度方向転換することだ。――、絶望している人間に伝えなければならない。(ヴィクトール・E・フランクル(1905-1997)『夜と霧』)】
第3章 『言葉の支え ◇ 今日は「今日の苦労」で十分』
【『あなたには 死ぬという大切な仕事が残っている。』: 一つひとつの命には、使命があります。 使命とは『命を使う』と書きますね。 死とは、『命を使いきること』ではないでしょうか。】
第4章 『人生の役割 ◇ もしかすると、このときのため』
【『ぶれない基軸と大局観を持つ。』: 成功者になろうとするよりは、むしろその人がいないと困るような貴重な存在でありなさい。(アルベルト・アインシュタイン(1879-1955)(1921年ノーベル物理学賞 受賞))】
『がん教育』のあり方について質問された。【『がん教育』は予防知識より心構えが大事】と答えた。
既刊『いい覚悟で生きる』(2014年11月3日出版社小学館)の読書会もされているとのことである。 大いに感動した。