第491回 『大志を抱け!』 〜 『敬虔 & 威厳 & 平安』 〜
筆者は、2025年8月8日 病理医として 定例の『病理組織診断業務』を担当した。
【『病理学』は『形態』&『起源』&『進展』などを追求する学問分野である。】【『病理組織診断』は『風貌を診て、心まで読む = 人生の根幹を追求する』でもある。】【『顕微鏡観察』は『癌細胞の病理と人間社会の病理 = 生物学の法則+人間学の法則=『がん哲学の原点』】(添付)である。 『病理学者』が『がん哲学外来』を創設出来たのは ここにあろう! 筆者は、2008年1月順天堂大学の病院の診察室で、無料の『がん哲学外来』を始めた。 その年(2008年)の秋に病院外で『がん哲学外来・カフェ』を開始する機会が与えられた。 まさに、『病理医よ 大志を抱け!』の歴史的要請であろう!
筆者は、アメリカのFox Chase Cancer CenterのKnudson博士(1922-2016) の下で『遺伝性腫瘍』を学んだ(1989-1991)。 そして、『癌研究所所長:菅野晴夫(1925-2016)先生』に癌研究所実験病理部部長(1991-2004)に呼ばれ帰国した。 原田明夫(1939-2017)検事総長とは、2000年に『新渡戸稲造(1862-1933)武士道100周年記念シンポ』、さらに『新渡戸稲造生誕140年』(2002年)、『新渡戸稲造没後70年』(2003年)、順天堂大学教授に就任(2003年)し2004年には、国連大学で『新渡戸稲造 5000円札さようならシンポ』を企画したのが 走馬灯のように駆け巡って来た。
また、『人間は、ロビンソン・クルーソー(Robinson Crusoe)の様に孤島にひとり住んでいたのでは、良い人か悪い人かは判らない、人間社会の中に住まわせてみて初めてその性(サガ)が明らかになる。』(吉田富三;1903-1973)が鮮明に蘇って来た。
8月9日は【お茶の水メディカル・カフェ in お茶の水クリスチャン・センター(OCC)】に参上する。 筆者は、『順天堂大学医学部 病理・腫瘍学教授』時代の 2012年5月26日にOCCでの第1回『お茶の水(OCC)メディカル・カフェ』を行なった。『敬虔に、また威厳をもって、平安で静かな一生を過ごす』(テモテへの手紙第一 2章2節)を痛感する日々である。