第485回 出来ることを 拒みはしない 〜 無邪気に大きな愛を込める 〜

 筆者は、2025年7月5日 神戸薬科大学の横山郁子先生 主催の【がん哲学外来 Cafe Summit ひょうご 2025 第61回がん哲学学校 in 神戸 メディカル・カフェ】で【特別講演『多様性ある居場所 〜 良き先生、良き友、良き読書 〜』】(神戸薬科大学 地域連携サテライトセンター に於いて)の機会が与えられた。 早速、『がん哲学塾のニュースレター』と『記念誌』を製作されるようである。 まさに、【21世紀の神戸の『ハイジ(横山郁子)』&『クララ(加藤史恵)』の使命『喜んで無邪気に小さなことに大きな愛を込める』】の実践であろう! 参加者からも心温まるメールを複数頂いた。 大いに感動した。 

 

 京都から講演会に参加されていた田中真美先生からもメールが届いた。【樋野先生:コロナ以降、出生数は、減少を続けています。 一昨年は、78万人、昨年は、70万人、今の高校生の1学年、100万人くらいいますが、去年誕生した子どもたちが18年後、2042年、大学入学する時期には、どんな時代になっているのかと思います。 1人ひとりが丁寧に人生を考える力をつける、『がん哲学が必要な時代がやってくる』と思います。 その時の為に今、為すべきことに尽くすことを感じます。】

 ヘレン・アダムス・ケラー(1880-1968)は、2歳の時に高熱にかかり、聴力、視力、言葉を失い、話すことさえ出来なくなった。 両親から躾けを受けることの出来ない状態となり、家庭教師として派遣されてきたのが、当時20歳のアン・サリヴァン(1866 -1936)であった。 サリヴァンはその後約50年にも渡って、よき教師として、そして友人として、ヘレンを支えていくことになる。【ヘレン・ケラーが『人生の眼』を開かれたのは『いのちの言葉』との出会いである。『I am only one, but still I am one. I cannot do everything, but still I can do something; And because I cannot do everything I will not refuse to do the something that I can do. 私は一人の人間に過ぎないが、一人の人間ではある。 何もかも出来るわけではないが、何かは出来る。だから、何もかもは出来なくても、出来ることを 出来ないと 拒みはしない』(ヘレン・ケラー)】が、今回鮮明に蘇ってきた。

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