第464回 『人生の心構え』 〜 悩みを受け止め、じっくりと対話する 〜

 2025年3月25日、2009年スタートし 今年で16年目を迎える『福島県立医科大学附属病院がん相談支援センター』での『吉田富三(1903-1973)記念福島がん哲学外来』に赴いた。 【福島県出身の世界的病理学者 吉田富三博士を記念して、吉田博士の孫弟子樋野興夫先生と『福島がん哲学外来』を開設いたしました。 患者さんの思いや日常生活の悩みを受け止め、じっくりと対話する“心の診療室”です。がんにまつわる悩み・不安を持って生きる患者さんとそのご家族の受診をお勧めします。】と謳われている。 ただただ感服する。

 今回、心温まる『吉田富三(1903-1973)記念福島がん哲学外来』のスタッフには【祝OKIちゃん(樋野)先生 あっぱれ一周遅れの古稀めでたや X 二周遅れのがん哲学外来15周年記念】をプレゼントした。 個人面談の方は、筆者の本を読まれていた。 大いに感激した。 そして『つもりちがい十ヶ条』を差し上げた。 筆者は、若き日 ふるさとの島根県の出雲大社の土産店で『つもりちがい十ヶ条』という板札を見たものである。 【新渡戸稲造(1862~1933)没後70年 および 世界に誇る癌病理学者 吉田富三生誕100年】を記念して 2003年 イーグレープより『われ21世紀の新渡戸とならん』が出版されることになった。 筆者は、【序文】に【〜 つもりちがい 〜】を記述したものである。

 筆者は医師になり、癌研究会癌研究所の病理部に入った(1979年)。 当時、癌研究所所長であった菅野晴夫(1925-2016)先生との大いなる出会いに遭遇した。 菅野晴夫先生の恩師が吉田富三である。 菅野晴夫先生からは【20 & 30代、40代、50代、60代】の心得を教わった。 

 今回、筆者は【70代、80代、90代、100代】の心得を追加し『人生の心構えについて』とした。 筆者にとっては、『クオリティー・オブ・デス(死の質)』として【死んだら 勝海舟(1823-1899)・新島襄(1843–1890)・内村鑑三(1861-193)・新渡戸稲造・南原繁(1889–1974)・矢内原忠雄(1893-1961)・吉田富三・菅野晴夫・Alfred Knudson(1922-2016)】と、『天国でカフェを開く』のが夢である 。



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