第456回 『First Contact Team』 〜 隙間を埋める専門性と包容力 〜

 2025年2月17日 京都の宇都宮宏子氏(在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス)から連絡があった。【樋野先生、3月16日、お話、久しぶりに聴けること、今からワクワクしております。 先生とお会いして、いろいろお話したくて、ウズウズしてます。(笑)  実は、学会会場で、私と仲間(NPO法人加楽 楠神渉氏)とで『本屋さんの売り子』をします。 会場側と物販の許可をいろいろ調整頂きました。]】との心温まる励ましのメールを頂いた。 宇都宮宏子氏とは、筆者は顧問を務めた『30年後の医療の姿を考える会』(代表:秋山正子氏)で出会ったものである。


下記の2冊を用意されるようである。

①『新渡戸稲造 壁を破る言葉:逆境に立ち向かい者への40のメッセージ』(三笠書房)

②『なぜ、こんな目にあわなければならないのか』(いのちのことば社)



 筆者は、クボタショックの2005年、順天堂大学で『アスベスト・中皮腫 外来』を開設する機会が与えられた。 そして、2008年、順天堂大学で『がん哲学外来=患者さんや そのご家族と面談し、苦しみを和らげる』が開設された。『医療者と患者の隙間を埋める=First Contact Team =がん哲学』の時代的要請を痛感する日々である。

『がん哲学外来』は、【『“がん”も単なる個性 〜 患者さんに寄り添い、対話を 〜』を実践し、『相手を思いやる心』&『患者に対する慈愛の心』の姿勢を貫いて『純度の高い専門性と社会的包容力 〜 病気であっても、病人ではない 〜』社会構築を目指す。】でもある。

社会をよく見て、『がん』から学んだものを生かす=社会性(ソシアリテイ)(新渡戸稲造の精神)である。 2月18日『新渡戸稲造(1862-1933)記念センター in 新渡戸記念中野総合病院』での『がん哲学外来 in 新渡戸稲造記念センター』に赴く。 




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