第439回 『先人達の知恵の紐解き』 〜 『貴重な生涯の贈り物』〜

 2024年11月25日は、新渡戸稲造(1862-1933)から学んだ河井道(1877-1953)が、初代学園長である恵泉女学園の9代目理事長として理事会に出席した。

 11月26日は、【福島県立医科大学附属病院 臨床腫瘍センター がん相談支援センター】での、『吉田富三(1903–1973)記念 福島がん哲学外来』に赴く。 順天堂大学病院の外来で『がん哲学外来』が開設(2008年)された翌年(2009年)に福島県立医科大学で『吉田富三記念 福島がん哲学外来』がスタートされた。

 【福島県出身の世界的病理学者 吉田富三博士を記念して、博士の孫弟子である樋野興夫先生が『福島がん哲学外来』を開設しました。 がんと共に生きる患者/ご家族の思いや悩みをともに考える“心の診察室”です。『がんと共に生きる意味やコツを 樋野先生が先人達の知恵を紐解き 一緒に考えます。』】とチラシには紹介されている。 ただただ感謝である。 

 筆者の癌研時代の恩師 菅野晴夫先生(1925-2016) は、吉田富三の愛弟子である。 菅野晴夫先生の下で、2003年『吉田富三生誕100周年記念事業』を行う機会が与えられた。 また菅野晴夫先生は、南原繁(1889-1974)が東大総長時代の医学部の学生であったので、『南原繁の風貌、人となり』を病理組織標本を顕微鏡で診断しながら教わった。 それが、【『吉田富三の生物学』と『南原繁の人間学』を合体】して 『がん哲学=生物学の法則+人間学の法則』に繋がった。 筆者にとって 癌研時代の菅野晴夫先生との邂逅は『貴重な生涯の贈り物』となった。

 今年(2024年)は、『吉田富三記念 福島がん哲学外来』15周年である。 来年(2025年2月5日)、【『第10回臨床腫瘍セミナー』:『丁寧な大局観 〜 風貌を見て、心まで診る 〜』】が予定されている。 吉田富三は【『病理学という専門分野を極め、さらにまた、医療制度や国語政策にも取り組み、重要な提言を行っている。 また、『人体の中で起こっていることは、社会と連動している』といい『がん細胞に起こることは必ず人間社会にも起こる』】といっている。 ここに、【『がん哲学』と『がん哲学外来』の源流】がある。



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