第434回 『愛と信頼の道』〜『教育の原点』〜

 2024年11月1日 筆者は、午前中 病理医としての定例の病理組織診断業務を担当した。 順天堂大学に寄って、池袋駅→清瀬駅から新堀小学校の若林寿校長との面談に向かった。 11月6日の新堀小学校6年生の授業『がん教育』の打ち合わせを行った。【2人に1人が がんになる時代を迎え、文部科学省は新学習指導要領に『がん教育』を明記し、2021年度から中学校、高校、さらに小学校でも授業を本格化されている。】

 昨年、2023年11月7日 新座市立新堀小学校の校長 若林先生の企画の『開校50周年記念音楽 & 映画鑑賞教室』(体育館に於いて)に赴いた。 6年生と生徒の保護者、映画『がんと生きる言葉の処方箋』製作者、本の編集者、地域の教員も参加されていた。 

 筆者は、生徒に【『涙とともに パンを食べた者でなければ人生の味は分からない』(ゲーテ:1749-1832)、ゲーテを こよなく敬愛したスイスの作家 ヨハンナ・シュピリ(1827-1901)の『アルプスの少女ハイジ』(『ハイジ、クララ』の『自己形成小説』)の現代的意義は、『喜んで無邪気に 小さなことに大きな愛を込める』、また『愛がなければ全ては無意味である』】と さりげなく語ったものである。

 若林寿先生は、東久留米での定例の読書会【新渡戸稲造(1862-1933)著『武士道』(1899年;矢内原忠雄訳) & 内村鑑三(1861-1930)著『代表的日本人』(1908年;鈴木範久訳)】にも参加されている。

 『新時代の形成力』&『指導的原動力』の学びの時でもある。『愛と信頼』を置き、『真の人の道』を導くのが、 まさに、『教育の原点』であろう! 今回も、大変有意義な貴重な『新堀小学校の訪問』となった。

 11月2日は、日本薬史学会主催の公開講演『がん患者を支えるために ~ がん哲学外来から ~』(帝京大学板橋キャンパス)に赴く。

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