第430回 相互作用する 〜Genotype & Phenotype & Dramatype 〜

 2024年10月7日(11:00~12:30)順天堂大学院医学研究科博士課程Unit2『腫瘍医学』の講義『イントロダクション Introduction』に赴いた。 

 『「オーバービュー・がん研究の歴史(分子生物学、ウイルス発がん、動物モデルなど):Carcinogenesis」キーワード:・山極勝三郎 ・吉田富三 ・Knudson: Keywords:Katsusaburo Yamagiwa ・Tomizo Yoshida ・Alfred Knudson』 

【発がんの連盟的首位性 〜 Genotype & Phenotype & Dramatype 〜『適時診断と的確治療』: 初期条件がある範囲にあると、初期の変異が経時的変化とともに分子の相互作用によって、様々に拡大し、将来予測が不可能になる。 これは初期のわずかの変異で大きな効果が出ることを意味する。 非平衡状態にあり外部と相互作用する開かれた複雑系では、初期状態(Genotype)が同じでも、外部から、意識的に適時に介入すれば、ある特異点(Phenotype)で分岐し多様性のある制御(Dramatype)が可能になるはずである。 病気はDramatypeなる故に、予防、治療が成立する。】とさりげなく語った。

 『教育』は『人生の意義と目的の静思』へとも導くものと考える。 多数の質問もあり、大変有意義な、貴重な時となった。 筆者の中国語訳の本が読みたいとのことである。 大いに感動した。

 次回(10月10日)の講義【『がん研究の最前線Cancer Research and Education』社会とのつながり(家族性腫瘍に対するコンサルテーションなど)(Connection with society(consultation for familial tumors, etc.) キーワード:がん哲学 ・遺伝性がん ・環境発がん Keywords:Cancer Philosophy・Hereditary Cancer・Environmental Cancer】に中国語訳を持参する。

 10月9日(15:15~16:45) は、順天堂大学大学院修士課程『Overview of Human Pathology and Oncology 病理腫瘍病態学概論』は、海外留学生への英語での講義『Cancer がんの定義、自然史と介入』である。

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