第427回 『希望 推進力』 〜 『誰かを 暖めうる』 〜

 2024年9月17日 筆者は、新渡戸稲造(1862-1933)記念センターから、第116回『メデイカル・カフェ@よどばし』(淀橋教会に於いて)に赴いた。市川牧子先生の司会で進められた。 恒例の『365日の紙飛行機』(作詞:秋元康,作曲:角野寿和・青葉紘季)の熱唱で始まった。 『人生は紙飛行機 --- その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか それが 一番大切なんだ』 & 『いつの間にか 飛ばせるようになる それが 希望 推進力だ』の歌詞が、今回も 心に沁みた。 

 第83回日本癌学会学術総会(9月19日〜9月21日)(福岡国際会議場およびマリンメッセ福岡B館)サバイバー・科学者プログラム(JCA-SSPプログラム)で、演題『がん哲学外来と私』発表される渡會明香氏とは個人面談を行い、発表スライドを確認した。 そして、筆者は、『まとめ』を述べ、『糸』(作詞:中島みゆき,作曲:中島みゆき)を合唱し終了した。 まさに、『縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない』である。 

 夜は、筆者が3代目の代表を仰せつかっている南原繁研究会にZoom参加した。10月19日(土)の【東大ホームカミングデイ(東京大学本郷キャンパス 法文1号館に於いて)での南原繁セミナー『南原繁が問いかけるもの』】。11月4日(月曜日・振替休日、学士会館に於いて)開催の【第21回南原繁シンポジウム『あらためて戦争と平和を考える ── 世界における法秩序の脱構築をめぐって ──』】の準備の報告もなされた。 筆者は、【第21回南原繁シンポジウムの冊子の『シンポジウム開催にあたって』】の原稿を依頼された。

  南原繁(1889-1974)は、若き日にイマヌエル・カント(Immanuel Kant 1724-1804)の『永久平和論』に接して以来、最晩年の著作『政治哲学序説』に至るまで、正義に基づく永久平和が最も大切な政治価値であり、それを実現する国際政治秩序について考察を重ねた。 南原繁研究会は、南原没後30年にあたる2004年に発足した。 今年(2024年)は【南原繁研究会発足20周年、さらには南原繁没後50年】でもある。 『人間として行為の継続の大切さ』を痛感する日々である。

このブログの人気の投稿

第2回 『何があっても、いつ、どこにあっても なくてはならない人に おなりなさい』

第381回 『よくみる よくきく よくする』〜 寄り添う いい言葉 〜

第108回 矢形 寛 先生の生涯 〜「火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!」〜