第419回 暖かい希望 〜 『事前の舵取り』 〜
2024年8月5日『勝海舟記念 下町(浅草)がん哲学外来メディカルCafé』(主宰:宮原富士子氏)(台東区浅草3-25-10 ハレ・アサクサ 201号室)に赴く。
筆者は、『勝海舟記念 下町(浅草)がん哲学外来 in medical café立上』で、2011年7月に下記を記載したことが、鮮明に想い出された。
【暖かい希望 〜『勝海舟・内村鑑三・新渡戸稲造 記念がん哲学外来』の実現 〜 先週の台風接近の夜、『勝海舟記念 下町(浅草)がん哲学外来 in medical café』の立ち上げ準備研修会が浅草で開催された。 筆者は、講師として呼ばれた。 参加者は、調剤薬局の薬剤師、訪問看護スターションの看護師、東京大学の医師、慶応大学の医師、薬学部の学生、ジャーナリストなどの面々であった。 外は、台風の様相であったが、内は、燃えていた。
8月には早速『勝海舟記念 下町(浅草)がん哲学外来 in medical café』をスタートされるとのことである。 それにしても、『勝海舟記念』とは、スタッフの『気概と胆力』に大いに感激した。
勝海舟(1823-1899)と言えば江戸城の無血開城、咸臨丸での太平洋横断などで知られているが、新渡戸稲造(1862-1933)の『武士道』の第13章『刀・武士の魂』に出てくる。【故勝海舟伯は 我が国歴史上最も物情騒然たりし時期の一つを くぐって来た人であり】で始まり、『海舟座談』を引用して、【これが艱難と勝利の火炉の中にて その武士道教育を試みられし人の言である。& 現代の世にも欲しい人物である。『勝海舟記念 下町(浅草)がん哲学外来 in medical café』の存在は『医療の幕末』から 『医療の維新』への時代に向けての『事前の舵取り』になるだろうと感ずるのは 筆者のみであろうか?】と記述している。
宮原富士子氏は、【満を持して時機到来!! 浅草“がん哲学外来”を立ち上げることになりました。 ―― 樋野興夫先生より拝命した冠名称が“勝海舟記念”です。】と記載されている。 継続の大切さを実感する日々である。