第402回 『人生の根幹を追求する』 〜 バランスを保つ楕円形の心 〜

 2024年5月8日 新渡戸稲造記念センターから順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科2年生の授業『病理学概論:カラー学べる病理学』に向かった。 今回は、『再生と修復:「再生と再生医療」・「化生」・「創傷治癒と肉芽組織」・「異物の処理」・「肥大と過形成」 循環障害:「生体と循環のしくみ」・「充血とうっ血」・「旁側循環」・「出血」・「血液凝固と血栓症」』の箇所を音読しながら進めた。 学生の真摯な姿勢には大いに感動した。 

 『病理学概論』とは、『顕微鏡を見て病気を診断する=森を診て木の皮まで診る=風貌を見て、心まで読む=丁寧な観察力の修練』であり『人生の根幹を追求する=教育』であろう!『がん哲学=癌細胞の病理と人間社会の病理=生物学と人間社会』の原点でもある。

 その後、同じ教室で、『がん医療科学』の授業『がん細胞から学んだ生き方〜「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』を行った。今回は、第3章【『がん細胞が語る人間社会』:「日本は化学発がん研究の創始国」・「がん化するメカニズム」・「がんには個性がある」・「がん細胞と人間社会の類似性」・「がんは身の内」・「生きている以上、がんは避けられない」・「がん細胞の動きは尺取り虫」・「がん細胞はギブ・アンド・テイクの実践者」・「進歩するがんの治療法」・「天寿がんの時代」・「がん細胞同士はバランスを保つ」・「楕円形の生き方」・「アダムとイブが伝えるもの」】の箇所を音読しながら進めた。 質問もあり 特に『同心円と楕円形の心の違い』の質問には大いに感激した。 『大変貴重な講義の時』が与えられた。

『愛と信頼=真の人の道』を導くのが、まさに『教育の魂』である。『深くて簡明、重くて軽妙、情熱的で冷静をモットー』に、『胆力と品性をキーワードに、時代の要請感のある人物』を目的とする。『賢明な寛容と配慮=多様性のある居場所』を常に心に留めるのは、『高度な専門知識と幅広い教養』を兼ね備え『視野狭窄にならず、複眼の思考を持ち、教養を深め、時代を読む
具眼の士』の人材育成で『教育の真髄』であろう。 

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