第385回 馬から下りて花を見る 〜 手を差し伸べる 温かい心 〜
2024年2月19日、『がん哲学外来さいわいカフェin茨城・筑西』代表の海老澤規子氏から、絵葉書【馬から下りて花を見る: Come down from the horse and see the flowers.(出典:日めくり 人生を変える言葉の処方箋19 いのちのことば社)】が送られて来た。
また、土建の健康増進:岩崎香菜氏からは、【読書会で今回音読された、武士道の『小さい子をいじめず、大きな子に背を向けなかった者、という名を後に残したい』という言葉、素敵ですね。 幼少時代には、『自分より弱いものには優しく、自分より強いものであっても背を向けて陰口を言うのではなく、堂々と意見を言えるように』と習いましたが、社会に出て、いつしか強いものの意見に巻かれることが多くなってしまっていたことに 改めて気づかされました。 困っている人には 自ら手を差し伸べられる 温かい心を持ち続けられるよう、努力していきたいと思います。】との心温まるメールを頂いた。
順天堂大学での『アスベスト・中皮腫外来』(2005年)をきっかけに、『がん哲学外来』(2008年)がスタートした。 2009年に土建でも『がん哲学外来』が開催された。 今年(2024年)は『がん哲学外来 in 土建』15周年記念で、2024年2月27日に講演『正論より配慮 〜 賢明な胆力 〜』を依頼された。
2008年7月18日、厚生労働省記者クラブでの『中皮腫の発症前診断に成功 〜 アスベスト暴露による中皮腫の早期発見に大きな前進 〜』の取材が、今回、鮮明に想い出された。【アスベスト暴露による中皮腫の発症は既に大きな社会問題となっていますが、――】と紹介された。
【私たちの出会うことがらには、出来ることと出来ないことがあるが、出来ることは頼まれれば こばむものではない いやとは言わない】の学びである!