第379回 勇気 〜 光が差し込む 〜

 筆者は、2024年2月1日は『新渡戸稲造記念センター』→『順天堂大学』に向かった。 途中、御茶ノ水の本屋『いのちのことば社 オアシスお茶の水店in OCC』に寄って 筆者の新刊『がん病理学者が読む聖書「ヨブ記」 〜 なぜ、こんな目に あわなければ ならないのか』(いのちのことば社 2023年10月15日発行)と、小澤竹俊先生との共著『死を意識して生きる希望』(いのちのことば社 2023年11月20日発行)を 学校の図書館への寄贈を依頼され購入した。

 筆者は、以前に【『財貨を失うことは、いくらかを失うことだ。 すぐに気を取り直して新たに勝ち取れば良い。 名誉を失うことは、多くを失うことだ。 名声を得れば人々も考えを改めるだろう。 勇気を失うことは、すべてを失うことだ。生まれてこなかったほうが良かっただろう。』(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe、1749-1832)、サー・ウィンストン・レナード・スペンサー・チャーチル(Sir Winston Leonard Spencer Churchill 1874-1965)】を聞いたものである。

 『財貨vs名誉vs勇気の違いの学び』でもあった。 幼年時代のインプリンティングは生涯に影響を与える様である。 幼年期の教育の重要性を痛感する今日この頃である。 『みことばの戸が開くと、光が差し込み、わきまえのない者に 悟りを与えます。』(詩篇119章130節)の復学である。

 また、筆者は、若き日に、癌研時代の恩師から『相手より先に去るな!』と教わったものである。『悪魔に立ち向かいなさい。 そうすれば、悪魔は あなたがたから逃げ去ります。』(ヤコブの手紙4章7節)の心得であった。

 2月3日は『第59回がん哲学外来メディカルカフェin 常盤台』で講演『愛を込めて思いやり 〜 賢明な寛容 〜』を、2月5日は、自由学園(初等部の稲村祐子先生の企画)で講演の機会が与えられた。『心尽くして、思いを尽くして、知力を尽くして、―― 愛せよ。』(マタイの福音書22章37節)が、鮮明に想い出される日々である。







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