第377回 『真摯に生きる姿』〜『謙虚で、常に前に向かって 努力する姿』〜

 2024年1月25日は、『東久留米駅→池袋駅→新宿駅→中野駅の電車の旅』であった。 西武池袋線の電車の中から『不動の雪の壮大な富士山の姿』を眺めた。 大いに心が慰められた。 

 新渡戸稲造研究センターから帰宅中は、落合川を散策した。 『川に浮かぶ 鴨』&『飛び立つ 白鳥』&『流れに逆らいて泳ぐ鯉』の『真摯に生きる姿』を見つめ、大いに励まされた。

 帰宅したら、福岡県八女市の『みどりの杜病院』院長:原口勝先生から、書籍『メディカルヴィレッジの実践 福岡県八女越後版』の原稿が郵送で届いていた。 筆者は、『日本メディカルヴィレッジ学会 理事長』として、書籍の巻頭言を依頼された。 原稿を拝読し、『みどりの杜病院』の皆様の『謙虚で、常に前に向かって 努力されている姿』には、大いに感動した。

 筆者は、第3回『日本メディカル・ビレッジ学会』(2020年大会長:原口勝先生)で 特別講演『病気であっても病人ではない 〜 がんと共に生きる 〜』の機会が与えられた。 

【『日本メディカルヴィレッジ学会』は、がんなどの病を抱えた患者や そのご家族が、最期まで 安心して暮らすことの出来る場所を 地域に創り出すことを 目的として設立された。 さまざまな病を抱えた方々、高齢の方々などが 心安らかに暮らせる、生きる目的を持ち、自分の居場所を見出し、 自身の人生を大切に生きることができる場所。 そんな営みをサポートするためには、ひとつの村、すなわち『地域の協働体 = 1人の人間を癒すには、1つの村』は不可欠である。】と謳われている(新渡戸記念中野総合病院のHP参照)。 住民公開講座『このまち、この村をメディカルヴィレッジに』(2024年3月2日八女市民会館に於いて)は時代的要請であろう! 


 『役割意識 & 使命感の自覚』は『メディカルヴィレッジ』の真髄である。 人間の尊厳に徹した医療の在り方を考え、『潜在的な需要の発掘』と『問題の設定』を提示し、『他人の苦痛に対する思いやり』は、医療の根本であり、患者の視点に立った医療が求められる現代において、今回の書籍は『必読書』となろう。

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