第372回 対話を成り立たせる 〜 見識が広く、高い 〜

 2024年の始まりである。 島根県簸川郡大社町鵜峠で生まれた筆者は、浪人時代(1972-1973)、近鉄奈良線の寺田にあった今は亡き叔母の家で1年間過ごし、京都市にあった『近畿予備校』に通った。 そこで、今は亡き英語の教師:橋本実先生【東京大学法学部の学生時代、南原繁(1889-1974)に学ばれた)】の授業で毎日 南原繁の話を聞いた。 それが、『1人、部屋で静かに1時間読書する習慣』ともなった。 そして、内村鑑三(1861-1930)、新渡戸稲造(1862-1933)、矢内原忠雄(1893-1962)へと導かれた。 英文で書かれた『代表的日本人』(内村鑑三著)と『武士道』(新渡戸稲造著)は、若き日からの座右の書である。 

 2023年12月24日ブログ『楕円形の心』を編集担当してくださっており、新刊『教養を深め、時代を読む 〜 楕円形の心〜』(2023年8月31日発行to be 出版)を製本して頂いたK氏 と 新刊の表紙(添付)を描いて頂いた娘(なつほ)様と東久留米ジョナサンで面談した。 K氏が製本して頂いた『われ21世紀の新渡戸とならん』(2003年発行:イーグレープ/発売:いのちのことば社)の【20周年記念】ともなった。

 12月27日アメリカ合衆国のBethlehem(ベツレヘム ペンシルべニア州)のWifeの姉夫妻宅に訪問しアメリカ在住の娘達家族も全員集合した。 Wifeの両親(父2008年85歳、母2012年82歳で逝去)が住んでいたエマオ(Emmaus, ペンシルベニア州)に久しぶりに行った(添付)。 筆者は、Fox Chase Cancer Center (Philadelphia)に留学時代(1989-1991)、Emmausには よく訪問したものである。


 筆者は、癌研時代、米国ニューヨーク市のBRONX (ブロンクス)にある、Albert Einstein College of Medicine大学(アルバート アインシュタイン医科大学) (1984-1985)、Fox Chase Cancer Center(ペンシルべニア州)(1989-1991)に留学した。 それが、【がん哲学=生物学の法則+人間学の法則】&【がん哲学外来=だれとも対話を成り立たせる語り口=見識が広く、高い】(内村鑑三) へと繋がった。 まさに【人生邂逅=非連続性の連続性=人生を振り返る】2023年末となった。

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