第368回 ユニークで さり気なく語る 〜 意味をあらためて考える 〜

 2023年12月14日 武蔵境駅に向かいルーテル学院大学での講義『現代生命科学II』に赴いた。教科書『カラーで学べる病理学』を用いて、『総論』の『8章:代謝異常、9章:老化と老年病』を音読しながら進めた。 真摯な学生の姿勢には大いに感動した。 大変有意義な充実した時であった。 帰りに、武蔵境駅のイルミネーションを観て、心が癒された。

 今年も残り少なくなった。 東久留米駅東口の『イースト サイド カフェ & ダイニング』で、wife達とクリスマス会の夕食の時を持った。 ここでは、毎月、『読書会』(2007年にスタート)も開催している。

 2008年にスタートした『東久留米がん哲学外来・カフェ』は、CAJ(クリスチャンアカデミーインジャパン)で行なっている。【“がんの悩みを 心おきなく話したい”お茶を飲みながら、患者さん、ご家族、お友達、医療者が対話する場です。並行して、樋野興夫先生との個別面談を行っています。(無料・要予約)】と謳われている。 その後、『読書会』である。

【読書会のお知らせ:新渡戸稲造(1862-1933)著『武士道』(矢内原忠雄:1893-1961)訳と内村鑑三(1861-1930)『代表的日本人』 (岩波文庫、鈴木範久訳)を交互に読み進めております。 リーダーは順天堂大学名誉教授・新渡戸稲造記念センター長の樋野興夫先生です。 樋野先生のユニークで わかりやすい解説と さり気なく語られるメッセージに励まされ、人生の生きる意味をあらためて考えるひとときになります。 どなたでもご参加いただけます。 みなさまの参加をお待ちしております。】と紹介されている。 ある意味では『人生の意義と目的の静思へ導くもの』と考える。 これが『読書会の原点』でもあろう!

 12月17日の『読書会』の箇所は、新渡戸稲造著『武士道』の『緒言』である。 今回の『読書会』の音読担当は木戸良江氏である。 1905年の『緒言』でWilliam Elliot Griffis(1843-1928)は、新渡戸稲造の『武士道』を『把握、洞察、ならび視野の広さをもって 優雅にかつ力強く書き現した』と記述している。 

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