第352回 『なせば成る』 〜 『興譲の精神』〜

 2023年10月6日 順天堂大学博士課程講義『がん研究の最前線:社会とのつながり(家族性腫瘍に対するコンサルテーションなど) & 総合討論』に赴いた。『がん哲学、遺伝性がん、環境発がん』について語った。 質問もあり、大変有意義な時であった。

 10月7日午前中は、早稲田大学エクステンションセンター中野校での講座【ジャンル 人間の探求:がんと生きる哲学 医師との対話を通して『がん』と生きる方法を考える】であった。 テキスト:『もしも突然、がんを告知されたとしたら。』(東洋経済新報社)】を音読しながら進めた。 充実した時であった。

 終了後、山形県米沢市にwifeと向かった。 小野川温泉で一泊した。 翌日 米沢興譲教会で、Wifeの礼拝説教『祝福:発見し、発掘し、人に与える』(ルツ記2章1〜12節)(同時通訳)であった。 会堂は、多数の出席者であった。 筆者は、午後、講演会『興譲の精神 〜 賢明な寛容 〜』の機会が与えられた。 滋賀県、東京都、福島県、宮城県、新潟県からも参加されていた。 大いに感動した。

【2023年1月12日夜『今、テレビで上杉鷹山の山形を放送しています。 2013年 駐日米国大使に就任した長女キャロライン・ケネディが、父のジョン・F・ケネディが大統領就任の時、日本の新聞記者が『日本で最も尊敬する政治家はだれですか』と質問したら、ケネディは『上杉鷹山です』と答えたエピソードをしていました。』との連絡を頂いたことが、今回 鮮明に想い出された。 

『なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬ成りけり』は上杉鷹山(1751-1822)の有名な名言である。 2007年12月9日CAJで読書会をスタートしたのが筆者の原点でもある。 新渡戸稲造(1862-1933)著『武士道』(1899年)(矢内原忠雄 訳)と 内村鑑三(1861-1930)著『Representative Men of Japan』(『代表的日本人』)(1908年)(鈴木範久 訳)の読書会を、毎月交互に開催している。 帰りに『松が岬公園』に立ち寄った。 来年は、『上杉鷹山記念シンポジウム』が企画される予感がする。 本当に、不思議な出会いの連続である。



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