第339回 「実存的空虚の克服」 〜 訓練・修練の用意 〜

 2023年8月17日、東京都中野区の新渡戸記念中野総合病院 新渡戸稲造記念センターから、同じ中野区にある『いのちのことば社』での、新刊【がん病理学者が読む聖書『ヨブ記』:なぜ、こんな目に あわなけらば ならないのか】の最終校正と打ち合わせに赴く。 時代的要請を実感する。

『一生』という時間のなかで、我々は『ヨブ』のように、いろいろな経験をする。

人間関係がうまくいかない

仕事がうまくいかない

病気になって治療がうまくいかない

体調管理がうまくいかない

最近、筆者は、『樋野流 人生哲学』の5か条を、質問されることが多い。

1)「姿勢」

2)「みだりに 他人に干渉しない」

3) 「お節介ばかりして、締まりのない歩み方をしない」

4) 「うわさ話や 余計なお節介 をしない」

5) 「実存的空虚の克服」

旧約聖書 箴言6章16〜19節の『憎むもの7つ』が鮮明に思い出された。

1)『高ぶる目』

2)『偽りの舌』

3)『罪のない者に血を流す手』

4)『邪悪な計画を細工する心』

5)『悪へ走るに速いあし』

6)『まやかしを吹聴する偽りの証人』

7)『兄弟の間に争いをひき起こす者』

 まさに、『あなたがたのうちにある希望について 説明を求める人には、だれにでも いつでも 弁明できる用意をしなさい』(ペテロI 3章15節)である。『胆力と器量』の訓練・修練の日々である。


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