第336回 『架け橋』 〜 壁を破る希望の言葉 〜

 【『道元(1200~1253)は、宋(960~1279)の時代だそうです。 普通に、留学生のようです。 道元より前に、やはり宗に行った栄西(1141~1215)(臨済宗)がいます。 彼は、お茶を持ち帰り、お薬として広めました。』&『中国から お茶を日本に持ってきたのが 「日本の茶文化」のはじまり』】と東京都青梅市にある天寧寺(てんねいじ)の『住職の奥様』から学識のあるメールを頂いた。 天寧寺は、曹洞宗の寺院で、曹洞宗を日本で開いたのは道元である。 筆者は、今年(2023年6月4日)の天寧寺での講演が鮮明に想い出された。

 筆者は、若き日、『空海(774~835)は新約聖書、最澄(766 or 767~822)は旧約聖書を唐から持ち帰ってきた』と聞いたもである。 まさに、【『空海、最澄、道元、法然(1133~1212)、親鸞(1173~1262)』と『イエス(1~33)』の『架け橋』が日本文化の原点】ではなかろうか! 法然の『浄土宗』の檀家で生まれた筆者は、青春時代、親鸞(浄土真宗)の『歎異抄』を熟読した。 それが、内村鑑三(1861~1930)の『代表的日本人』(1894年)と新渡戸稲造(1862~1933)の『武士道』(1900年)に繋がった。『筆者の人生の原点』でもある。

 また、【『かぐや姫(『竹取物語』の登場人物である月人の女性)』の現代的意義を述べよ!】との宿題を出した。 早速、【『架け橋』でも 誰と誰のか、と言われると 月と地球? ということは、いろいろなことを地球規模で考える。 日本とか世界とか ではなく まるッと地球で考える。 宇宙の中の地球。→ 太古の人間に立ち返る。ということに いきつきました。】との壮大なスケールの回答を頂いた。

 2025年、筆者が理事長を務める『日本地域医療連携システム学会』&『日本Medical Village学会』が、青梅市の医師が大会長して開催されるようである。まさに、『架け橋』がテーマとなろう。 新渡戸稲造の『我、太平洋の橋とならん』の原点回帰の時であろう! このタミングで、新刊『新渡戸稲造 〜 壁を破る言葉 〜』が出版され、『いまこそ知りたい「希望の言葉」』となれば望外の喜びである。




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