第329回 Hope(希望)& Assistance(協力) & Support(支援)の頭文字 〜 3人称(has) 〜

 2023年6月30日 ブログ『楕円形の心』を編集担当されているK氏と東久留米ジョナサンで、夕食の時を持った。 筆者は、ブログ『楕円形の心』を毎週1回執筆している。 想えば、K氏の計らいで、筆者は『21世紀の徒然草』→『がん哲学ノート』→『楕円形の心』を長年 継続してきたものである。 

 連載『楕円形の心』(最新329回)は、はや、7年に達した。 この度、連載『楕円形の心』の中から約100回分を抜粋し、今夏に、タイトル『教養を深め、時代を読む 〜 楕円形の心 〜』(to be 出版)を出版される運びとなった。 高校生の娘様の素晴らしい表紙の絵には、ただただ、感服した。

 毎週1回、文書を書く習慣は、どれほど大切であるのかを痛感する日々である。『講演会などの電車の旅 & 飛行機の旅』で、外の景色を眺めながら、文章を構想する習慣を身につけることになった。まさに【『森を診て木の皮まで診る』&『自分の住処を空の上から診る視点』&『マクロからミクロまで診る』】俯瞰的な丁寧な観察をする訓練の実践である。 病理学者である筆者の心得でもある。

 『われ21世紀の新渡戸とならん』(2003年発行:イーグレープ/発売:いのちのことば社)は、筆者が広報誌『Scientia』に連載していた文章をまとめたものである。 2003年 出版記念講演会は、筆者の順天堂大学教授就任も兼ねてであった! 2018年には新訂版『われ21世紀の新渡戸とならん』が発行された。 新訂版の【序文】には、【― 学生時代の読書遍歴:内村鑑三(1861-1930)・新渡戸稲造(1862-1933)・南原繁(1889-1974)・矢内原忠雄(1893-1961)、癌研での『病理学:吉田富三(1903-1973)・菅野晴夫(1925-2016)との出会い)、アメリカでの恩師『遺伝性がんの父:Knudson』(1922-2016)の『学者の風貌』との出会いが、根幹にある。―】と記述している。 2019年英訳『I want to be the 21st Century Inazo Nitobe』(発行:日本橋/発売:星雲社)も出版された。

 Hope(希望)、Assistance(協力)、Support(支援)の頭文字=haveの3人称(has)=『持っている、身につけている、与えられている』の学びの日々である。




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