第327回 『シアトルの旅』 〜 複眼の思考を持ち、臨機応変に 〜

  2023年6月19日、東京女子大学での理事会に出席した。 今回は、『リベラル アーツ(liberal arts) 』が話題になった。 筆者には、【一般教養でなく、『高度な専門知識と 幅広い教養を 兼ね備えている人物』のことであり、『視野狭窄にならず、複眼の思考を持ち、教養を深め、時代を読む「具眼の士」の種蒔き 』】の時代的要請を痛感する日々である。 まさに、【「目的は高い理想に置き、それに到達する道は臨機応変に取るべし」&「最も必要なことは、常に志を忘れないよう心にかけて記憶することである」】(新渡戸稲造:1862-1933)が、鮮明に蘇って来た。 日々復学である。

 【賢明なる配慮 〜 『真の国際人』 〜』の人材育成】の時代的到来であろう! 東京女子大学初代学長:新渡戸稲造の 『真の国際人』の原点回帰である。 今年(2023年)の10月13日、ICUでシンポジウムが企画されるようである。

 翌6月20日、wifeとアメリカ(シアトル)に向かった。 飛行機の中で、『ライオンキング』&『The Quiet Girl』&『Beethoven』の映画を見た。 特に『The Quiet Girl』は、長旅の飛行機の『シアトルの旅』の良き思い出となった。 シアトルは、東京よりも気温は約10度は低かった。 シアトル空港に娘のhusbandが迎えに来てくれた。 ミシガン在住の娘も 子供を連れてシアトルに訪問していた。 2019年以来の、孫5人との久しぶりの対面となった。

 筆者は、1984年アメリカのニューヨークのアインシュタイン医科大学肝臓研究センター、さらに1989年アメリカのフィラデルフィアのフォクスチェース癌センター『遺伝性癌の父: Alfred George Knudson, Jr.(1922-2016)』の下に留学した。 ミシガン在住の娘は、その時、フィラデルフィアで生まれた。

 翌朝、涼しいシアトルの宿泊の家の周りを散策した。 想えば、新渡戸稲造は90年前の1933 年1月13日に、シアトルのワシントン大学(University of Washington)で講演していることが、鮮明に思い出された。 今回の『シアトルの旅』で、ワシントン大学を眺める。

宿泊中のMercer islandにて


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