第323回 本気で実現する胆力 〜 真の国際人 〜

 2023年5月31日、順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科の2年生の『病理学概論』(13:10~14:40)と『がん医療科学』(14:50~16:20)の講義を担当した。『病理学概論』では、教科書『カラーで学べる病理学』を用いて、【第5章『炎症』】を音読しながら進めた。『がん医療科学』では、筆者の『がん細胞から、学んだ生き方 〜 「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』の第4章の【『がん哲学』での『言葉の処方箋』】を音読しながら進めた。 貴重な時となった。

 その後、東久留米市のジョナサンで、ブログ『楕円形の心』を編集担当して頂いている樫本氏と夕食の時を持ち、ブログを精選して製本する打ち合わせを行った。 タイトルは『教養を深め、時代を読む 〜 楕円形の心〜』(to be 出版)である。まさに【『われ21世紀の新渡戸とならん』出版(2003年)20周年記念】である。 『本気で実現する胆力』には、ただただ感服である。

 6月1日 新渡戸稲造記念センターからルーテル学院大学の『現代生命科学1』の授業(2コマ13:20〜15:00, 15:10〜16:50)に赴いた。 授業の前 ルーテル学院大学に隣接するICU(国際基督教大学)の『教育社会学・国際教育開発』の西村幹子教授(教育学・言語教育デパートメント長)とルーテル学院大学の食堂で、面談の時を持った。 西村幹子先生とは、先日(5月18日)の東京女子大学の理事会で隣席で最初に対面する機会が与えられた。 年内にICU創立70周年記念市民公開シンポジウム『真の国際人 〜 個性と多様性〜』が企画される予感がする。

早速、西村幹子先生から【新渡戸の名言を探していたら、以下が出てきました。

人間は国家より大きい。

人間は自分の内に、この世の国や、国家の一切の主張を超越するものを待っている。

人間の無限の魂を、国家の限られた枠組の中に閉じ込めることはできない。

】との心温まるメールを頂いた。 大いに感動した。


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