第319回 自分の発見 〜 他人の理解が深まる 〜

 2023年5月9日 御茶ノ水で新聞記者の取材を受けた。 早速、【『先憂後楽で2、3年後に あの判断で良かったと思えるように』---、『病理医は早く的確な、そして誤診にならない決断が重要』といった言葉の数々が心に響きました。】との心温まる励ましのメールを頂いた。 取材の後は、順天堂大学保健医療学部 理学療法学科の授業『病理学概論』に赴いた。 教科書『カラーで学べる病理学』を用いて、【『細胞・組織とその障害』&『再生と修復』&『循環障害』】の箇所を音読しながら進めた。 生徒全員出席しており、真摯な姿には大いに感動した。 

 今年は、『樋野動物園』第2号の製本が『ゴリラ』&『オカメインコ』&『ピグミーマーモセット』& 『シマエナガ』らによって進められるようである。 現在約150匹(人)が入所とのことである。 筆者は『樋野動物園』園長として、2020年10月13日発行の『樋野動物園 1周年記念誌』で、『役割意識と使命感 〜 「新しい自分の発見 & 他人の理解が深まる」 〜 』のタイトルで寄稿の機会が与えられた。


【『樋野動物園』(2019年10月13日開設)には、現在(2020年10月13日) 80匹(人)を超える入所とのことである。 驚きである。 以前、朝日新聞の一面に 私は『「変わり者」でなく「変わり種」である』と記載されたことが、鮮明に蘇ってきた。 『「変わり者」は、ほっとけ気にするなに値する者。「変わり種」は、樋野先生(笑)』との励ましのメールを頂いた。 『「ひの・おきお = Origin of fire」たらん』(2005年、to be 出版)を心得として、 『「冗談を実現する胆力」〜 sense of humor 〜』、『ニューモアに溢れ、心優しく、俯瞰的な 大局観ある人物』の 修練の時である。――『個性を引き出す「種を蒔く人」』の『実例と実行』が『樋野動物園』の理念ではなかろうか!――『多角的な性格から 現れ出づる多面的な、観察と識見』(新渡戸稲造; 1862-1933)であり、これこそ、ユーモア(you more)の試金石であろう。 ――『自分の力が 人に役に立つと思うときは 進んでやれ』(新渡戸稲造)が『樋野動物園』の時代的意義であろう! まさに、『個性と多様性』である。】と記述したものである。 これこそ【『無邪気に、喜んで、小さなことに、大きな愛を込める』&『気が弱ければ 事は成らぬ』(新渡戸稲造)】の実践であることを痛感する日々である。

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