第318回 隣り人 〜 慈悲深い行い〜

 2023年5月4日 『東京国際朝祷会第3167回』(御茶ノ水のレストラン デリフランスに於いて)で、奨励『あなたの 隣人を あなた自身のように愛せよ』(ルカの福音書10章27節)の機会が与えられた。 栃木県から病院長夫妻、群馬県から事業所の所長、東京都から弁護士、牧師も参加されていた。 大いに感激した。

【ある人が エルサレムからエリコに下って行く途中、強盗どもが彼を襲い、その着物をはぎ取り、傷を負わせ、半殺しにしたまま、逃げ去った。 するとたまたま、ひとりの祭司が その道を下ってきたが、この人を見ると、向こう側を通って行った。 同様に、レビ人も この場所に さしかかってきたが、彼を見ると向こう側を通って行った。 ところが、あるサマリヤ人が 旅をして この人のところを通りかかり、彼を見て気の毒に思い、 近寄ってきて その傷にオリブ油とぶどう酒とを注いで ほうたいをしてやり、自分の家畜に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。 翌日、デナリ二つを取り出して宿屋の主人に手渡し、『この人を見てやってください。 費用がよけいにかかったら、帰りがけに、わたしが支払います』と言った。 『この三人のうち、だれが強盗に襲われた人の 隣り人になったと思うか』。 彼が言った、『その人に 慈悲深い行いをした人です』】。

 また、【この女に マリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた。 ところが、マルタは 接待のことで 忙しくて心をとりみだし、―― 『妹がわたしだけに接待をさせているのを、なんともお思いになりませんか。 わたしの手伝いをするように妹におっしゃってください』。―― 答えて言われた、『マルタよ、マルタよ、あなたは 多くのことに心を配って思いわずらっている。 しかし、無くてならぬものは多くはない。 いや、一つだけである。 マリヤは その良い方を選んだのだ。 そしてそれは、彼女から取り去ってはならないものである』】の復習の時となった。 

 今回は、『心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、― 愛せよ!』、さらに『では、わたしの隣り人とは だれのことですか』の解答の貴重な復学な時となった。


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