第300 回 『多様性のある居場所』 〜 『人生から期待されている存在』 〜

 今回は『楕円形の心』300回記念である。 2023年2月17日『OCCニュースレター創刊号』が、編集長:山﨑智子先生(看護教師)から送られてきた。『この度OCCメディカル・カフェのニュースレターを創刊いたしました。 第1回目は樋野先生の創刊のお言葉と、古参スタッフの編集長:山﨑智子が担当させていただきます。』と謳われている。 大いに感動した。

【OCCメディカル・カフェは東日本大震災の年の暮れに創設準備が始まり、2012年5月にOCC副理事長の榊原先生を責任者として始動しました。―― コロナ禍に責任者の榊原先生が天に召され途方に暮れていた中、2021年の夏に樋野先生からの命を受け、OCC新副理事長の大嶋先生のもと、―― 参加者の皆様もスタッフも対面でのカフェの重要性を強く認識し、懐かしい再会、新しい出会に感謝が溢れました。―― 樋野先生のつかみどころのない講和について例えてくださった『スルメ症候群数え歌』、どれも皆様のそれぞれの体験に重ねて聴き入っておられたと思います。―― 樋野先生という唯一無二の存在の真似はできないと自覚してからは、“暇気な風貌だけは忘れずに”と心掛けてきました。『賢明な寛容と配慮』の4ヶ条(添付)と『多様性のある居場所の教訓』の5ヶ条(添付)を常に心に留めて、一生かけて品性の完成を目指し、スタッフをやり遂げたいと思います。】との心温まる励みとなるメセージを頂いた。 涙無くして語れない。

 【人間は、自分では『希望のない状況』であると思ったとしても、『人生の方からは期待されている存在』であると実感する深い学びの時が与えられている。 その時、その人らしいものが発動してくるであろう。『練られた品性と綽々たる余裕』は『教育の真髄』である。『ビジョン』は人知・思いを超えて進展することを痛感する日々である。『自分の置かれた如何なる境遇』にかかわらず、『歯をくいしばって、人を褒める』ことの大切さと『人生のversion upの邂逅』の必要性である。『病気であっても、病人ではない』の社会構築が、『小学生からのがん教育』の姿であろう。『人生に期待する』から『人生から期待される』生き方への変換である。『純度の高い専門性と社会的包容力』を備え、『病気であっても、病人でない』の社会構築は、これからの人類の進むべき方向となろう。】

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