第286回 壮大な富士山 ~ 幼年時代のインプリンティング ~

 2022年12月24日、クリスマスイブの日に『舞子の丘教会(宮澤清志牧師)創立50周年記念』での講演『あなたは そこにいるだけで 価値のある存在』に赴いた。 東京駅8:03am発の「新幹線:ひかり号」で西明石駅に向かい、西明石駅でJR神戸線に乗り換えて朝霧駅に到着した。 名古屋駅〜京都駅間が大雪の為、新幹線は、約40分の遅れとなった。 宮澤清志牧師、スタッフの皆様の心温まるおもてなしには、大いに感激した。 忘れ得ぬ貴重なクリスマスイブの日となった。

 新幹線から『雪の壮大な富士山』を見ながら心癒される時ともなった。 森尚子氏から【CD(ドキュメンタリー映画『がんと生きる 言葉の処方箋』サウンドトラック&コンセプトアルバム)の16曲目の『ほっとけ 気にするな』(歌:田島玲子 作詞:樋野興夫 作曲:鈴木穂波)を作曲された「チェロ奏者の鈴木穂波さんが、静岡県富士山世界遺産センターで演奏され、撮影された富士山の写真です。 静岡県富士山世界遺産センターでは、こんな感じで間近に富士山が見られるそうです。」と新幹線で通過中のタイミングで、素晴らしい綺麗な富士山の写真が送られて来た。 大いに感動した。 筆者にとって『富士山』は特別な想いがある。 幼年時代から母に『誕生の年の初夢に富士山を見た=富士山子』と育てられたものである。 「幼年時代のインプリンティング」は生涯に影響を与える様である。 「幼年期の教育の重要性」を痛感する今日この頃である。

 また、今回、ジュネーブ生まれの Paul Tournier (1898-1986:精神科医)が鮮明に思い出された。 筆者が医学部の学生時代、神戸で、Paul Tournierの講演を聞いたのは、人生の大いなる出会いであった。 Paul Tournier の著作『聖書と医学』(赤星進訳 聖文舎発行)を1975年7月購入、通読した。 21歳の医学部生の時代であり、400ページを超える本で、至る所に、赤線が引いてあり、夜を徹して読んだものである。『どの人にとっても、彼に現在起こりつつあることは 〜 病気、不安、悲しみ、困難 〜 が問題なのである。 彼はその出来事から何かを学び、決定を下さなければならぬのである。 彼はどこに助けを見いだすであろうか。」(page 119)に、「がん哲学」&「がん哲学外来」のコンセプトがあり、その復習の貴重な「西明石の旅」時となった。

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