第283回 『医療従事者の心得』 ~ 『サクッ症候群』 ~

 2022年12月9日 午前中、病理診断業務を終えて、午後、恵泉女学園(経堂)に赴いた。 それから「あざみ野駅」に向かった。 横浜新都市脳神経外科病院での看護師向けのセミナー講演『First Contact Team 〜 医療維新 〜』に赴いた。 企画されたのは、山口聖子看護部長であった。 想えば、山口聖子氏は、以前、順天堂大学での看護師を勤務されており、2005年順天堂大学病院で『アスベスト・中皮腫外来』を開設した時に、大変お世話になった。 そして2008年の『がん哲学外来』に進んだ。 「人生の不思議な出会いの繋がり」を痛感した。 今回、多数の真摯なユーモア溢れる質問が多数寄せられた。 筆者は、『森本レオ』に似ているとのことである。 山口聖子氏は、『偉大なるお節介症候群』認定証を授与されている。 講演の後、師長たち7名と「サクッと食事して帰りましょう!」とのことで、『サクッ症候群』が創立された。『速効性と英断の医療従事者の心得』で、まさに、今回の講演会のタイトルであろう!


 2022年12月10日午前中は、早稲田大学エクステンションセンター(中野校)での講座『がんと生きる哲学:医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える』である。 教科書『がん細胞から学んだ生き方』(へるす出版)の読み合わせと解説をしつつ、今回は、第4章を受講者とのディスカッションを中心に講義を進める。 

 目標:がんとともに暮らすことを知り、がん患者と対話し、がん患者に寄りそう方法を受講者自らがみつけ、笑顔になることをめざします。

 講義概要:「がん哲学」とは、生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする医師との対話から生まれました。日本人の半分ががんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず、多くの人ががんと一緒に生きる方法を見つけなければなりません。授業では教科書の読みあわせと解説をしつつ、受講者とのディスカッションを中心に講義をすすめます。がんとともに生きている患者さん、がん患者の家族や身近に患者がいる人、医療従事者等のがん患者に寄りそいたいと思うかたすべてが対象です。

と謳われている。


このブログの人気の投稿

第2回 『何があっても、いつ、どこにあっても なくてはならない人に おなりなさい』

第108回 矢形 寛 先生の生涯 〜「火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!」〜

第381回 『よくみる よくきく よくする』〜 寄り添う いい言葉 〜