第279回 一本の杖 〜 品性を磨く 〜

 2022年11月20日 茨城県筑西市での『がん哲学外来さいわいカフェ in 茨城・筑西』5周年記念特別講演会『コロナ時代を生きる「言葉の処方箋」(幸町キリスト教会に於いて)に赴いた。


【多くのがん患者さんと対話をしてきた順天堂大学名誉教授の樋野興夫先生は、現実のがん治療に、心のサポートが欠落していることを痛感していました。 そこで、「対話の場」をスタートし「言葉の力」によって、疲れた方々の一本の杖となるような取り組みを始めました。 それは、コロナ時代を生きるすべての方々にも通じる、いわば「言葉の処方箋」です。きっとあなたの心も、ほっこりと温かい気持ちになることと思います。】と謳われていた。 大いに感激した。

 第45号『さいわいニュースレター ♪さいわいな アニバーサリー スペシャル号♪』には、【2017年の10月に、さいわいカフェ開設記念講演会に樋野興夫先生をお迎えしてから、早5年の月日が流れました。 その後は、1周年の樋野先生講演会と、2周年には「がんと生きる言葉の処方箋」の映画上映会を開催しました。 また、つくば市で開催されたリレー・フォー・ライフのイベントに参加したこともありました。 2020年からはコロナ禍となり、カフェの継続や開催方法を試行錯誤しながら、時にはオンラインでつながり、まだお会いしたことのない方とも、「がん哲学外来」のつながりということで知り合うことができました。 樋野先生の言葉の処方箋に「苦しみが 品性を磨く Suffering builds character」、「人生の目的は品性の完成にあり」という言葉があります。 先日、ある方から「さいわいカフェを始めて、さいわいでしたか?」と聞かれました。―― さいわいカフェの出会いを通して楽しい気持ちが多かったと感じています。 そして「品性を磨く」という言葉に助けられながら、よちよち歩きを続けてきました。 これからも、みなさまとご一緒に、ほっこりとした「さいわいなカフェ」を目指していきたいと願っています。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。お気軽にお問合せください。】と紹介されていた。 

 ニューモア溢れる海老澤規子 代表には大いに感動した。 また、栗崎路 牧師の支えにはただ感謝である。 多数の質疑応答があった。 大変有意義な時であった。



このブログの人気の投稿

第2回 『何があっても、いつ、どこにあっても なくてはならない人に おなりなさい』

第108回 矢形 寛 先生の生涯 〜「火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!」〜

第381回 『よくみる よくきく よくする』〜 寄り添う いい言葉 〜