第278回 充実した訓練の場 〜「言葉」の力 〜
2022年11月15日第97回メディカル・カフェ@よどばし(淀橋教会に於いて)に赴いた。 大変有意義な時であった。 いつもの様に多数の質問が寄せられた。
もし自分が年を取って認知症になったら、みんなの迷惑にならないように自分を施設に入れてほしいと言っていた人も、いざその時になると「どうしてそんな所に入れるの?」と言われてしまったら、どうしてあげたら良いと思いますか?
コロナになって以前にも増してコミュニケーションの取り方が難しくなってきました。その難しさを解消させるために必要なことはなんだと思われますか?
コロナでなかなか訪問することが難しくなっている今、離れていることで余計に不安を感じる人が増えているように思います。離れていても相手を落ち着かせられることはなんでしょうか?
先生は「言葉の処方箋」の働きをしておられますが、「言葉」の力をどんな風にとらえておられるのですか?
生きる気力を失っている人に相談されることがあるのですが、励まし方の注意点はなんですか?
年齢を重ねていくと、否が応でも孤独になりがちだと思います。孤独でも楽しめる心構えはどんなものがありますか?
子供の頃、不良でも、大人になると立派な社会人になる人もいれば、そのまま犯罪に手を染める人もいます。彼らが更生するために周りにいる人はどう接したらよいでしょうか?
などなどの真摯な質問の返答に、筆者にとっても、充実した訓練の場となった。