第273回 医療従事者になる学生の教育のあり方 〜 心やさしきために 〜

 2022年10月26日、東京土建国民健康保険組合で、『がん哲学外来』を依頼された。 健康増進課の岩崎香菜 氏から、『直接お話を伺うことができて大変勉強になりましたし とても貴重な時間となりました。 相談者も樋野先生に ご相談できたことで、きっとがんに対する向き合い方や考え方に変化があったり、心配していた気持ちが和らいだのではないかと思います。』との心温まるメールを頂いた。 大いに感動した。 有意義な充実した時であった。 想えば、2005年の「クボタショック」の時、筆者は『中皮腫のマーカー』を開発していた。 順天堂大学の「速効性と英断」で、順天堂大学の病院の外来で、『アスベスト・中皮腫外来』を開設して頂いた。 その時から、土建の方にも「検診」でお世話になった。 本当に不思議な繋がりである。 

 2022年10月27日 東京情報大学 看護学部(千葉県千葉市)1学年の『病理学』の授業(3時限、4時限)に赴いた。 今回は、『病態生理学』の教科書の「血行障害」、「炎症と修復」、「免疫および免疫疾患」の箇所を音読しながら進めた。 真摯な学生の姿勢には大いに感激した。「将来 医療従事者になる学生の教育のあり方の学びの場」ともなった。 

 2022年10月18日は、筆者が、理事長を務める恵泉女学園での面談を終えて、山梨県に向かう。 翌日の 2022年10月19日午前中、山梨英和大学での『2022年度 山梨英和大学 半日修養会講演「自分の力が人に役に立つと思うときは進んでやれ」』を依頼された。 午後は、『心やさしき日々のために 〜 病気であっても 〜』(市川教会主催;山梨県西八代郡市川三郷町)の講演である。 「山梨県の連チャン症候群の旅」である。 これは、筆者が、現在第3代の代表を務める南原繁研究会の幹事:森 和博 先生の計らいでもある。 2022年11月3日(文化の日、学士会館に於いて)南原繁研究会主催「第19回南原繁シンポジウム」:『日本の近現代史における南原繁〜「明治維新から敗戦まで」と「戦後日本」における役割〜』が開催される。 「南原繁シンポジウム」は、2004年に第1回が始まった、「継続は力なり」を実感する日々である。



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