第266回 寄り添う 〜 心の宴会 〜

 筆者は、2022年8月31日 千葉大学もある西千葉駅前の『西千葉教会』で講演『<ほっとけ 気にするな>のがん哲学 〜 がん細胞から生き方を学ぼう!〜』の機会が与えられたに赴いた。


 第一部は、『柏がん哲学外来』(柏地域医療連携センターに於いて)を担当されている福原俊二郎 氏の落語、第三部は、『あびこカフェ』代表:中野綾子 氏、『豊四季カフェ「そらとり」』代表:小林由紀恵 氏のトークショーであった。 大いに感動した。 真壁 厳 牧師とスタッフの皆様の心温まるおもてなしには、大いに感服した。 今後、『駅前がんカフェ in 西千葉』が、定期的に、開催されるとのことである。


【樋野興夫 金言集「今日の言葉」より:

◆寄り添う心は言葉を超える: 基本に愛があれば、多くの言葉を必要としません。 言葉を交わす会話ではなく、心を交わす対話を大切にしましょう。

◆病気であっても病人ではない: 自分の境遇を固定して、限られた視界から物事を見るよりも、俯瞰的な視点から気が付くことは多いはずです。

◆人生の目的は品性を完成するにあり: 困難、苦難はだれにでも襲いかかるものです。 その他き、賓債は、耐えることで生まれ、行いによって磨かれます。

◆どうせ人は死ぬのだから: 死なない人はいません。いつかは死ぬ。この当たり前のことを謙虚に胸に刻めば、むしろ平静になれます。

◆人生いばらの道、されど宴会: 心の宴会をたくさん持てば、苦しみを忘れられないまでも、ちょっと離れていることができます。

◆マイナスXマイナス=プラス: 自分よりも「困っている人」を探して出会うことにより、プラスの笑顔が生まれます。

◆余計なお節介よりも偉大なるお節介を: 一生懸命、尽くして慰めているつもりが、自分の気持ちを押し付けているのは余計なお節介にすぎません。

◆あなたのことを想ってくれる人が世の中に一人はいる: 30m後ろから見守ってくれる人がいれば、人は強く生きられます。

◆自分の人生のより所を知る: 辛いときこそ、自分と向き合うチャンスです。「自分は何のために生まれてきたのか」をじっくり考えてみましょう。

◆人と比べるから悩みが生まれる: 他人と自分を比べない。昔の自分と今の自分を比べない。 悩みの多くは、比較から生まれます。

◆明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい: 自分以外のものに関心を持つと、やるべきことが見えてきます。

◆いのちに期限はありません: いのちとは、今生きているこの瞬間、時間そのものです。 生きている限りは、いのちの時間が続いています。

◆無頓着に大胆になること: がんに限らず、どんな病気にも、罪悪感を持たないでください。 一喜一憂するよりも、自分が何をなすべきかを知ることです。

◆あなたには死ぬという大切な仕事が残っている:死は誰にでも訪れるものです。 人生の終わりに迎える死は、最後に残された大きな仕事です。

◆全力を尽くして心の中でそっと心配する: コントロールできないことに一喜一憂しても疲れるだけ。 得られるものは極めて少ないのです。

◆本当にいいものは取るに足らないものの中にある: 人生で最良のものは誰でも手に入れられます。

◆疾風に勁草を知る: 逆風にさらされているときほど、その人の真の強さ、弱さが見えてきます。

◆お互いが苦痛にならない存在となる: 対話により、お互いの境遇や人生に学ぶことと同様に、沈黙も、大切な時間として受けとめて過ごしましょう。

◆人生は不連続の連続である: 人生は階段状の道を進んでいるようなもの。 その途中で、まるで身長が伸びたように感じる転機があるものです。】

が、配布されていた。 大いに感激した。 本当に有意義な貴重な「西千葉の旅」であった。


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