第264回  社会性の3か条 〜 『自らの強みを基盤にする』&『無くてならないものは多くない』&『無くてよいものに 縛られるな』 〜

 2022年8月13日は、『東村山がん哲学外来メディカル・カフェ』(東村山市ステーション「サンパネル」に於いて)での8周年特別記念講演『種を蒔き、実を刈り、開拓!』に赴いた。


スタッフの皆様の真摯な姿には、大いに感動した。今年、12月3日には、『100回記念シンポジウム』が企画されるようである。 司会担当:阿部姉妹、【第1部講演:1)大弥佳寿子「三浦綾子(1922-1999)生誕100周年」に学ぶ、2)角田万木「新渡戸稲造(1862-1933)生誕160周年」に学ぶ、第2部パネルディスカッション:1)大弥佳寿子 氏のご主人「妻は賜物」、2)角田万木 氏のご主人「妻は宝物」】で、筆者は総括:『冗談を本気でする胆力 〜 大きな発見 〜』の予感がする。 スタッフのパワーには、ただただ圧倒される。 【『からし種』:どんな種よりも小さいのですが、成長すると、どの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て、その枝に巣を作るほどの木になります。】が鮮明に蘇る。「涙とともに パンを食べた者でなければ 人生の味は分からない」(ゲーテ:Goethe 1749-1832)であり、【「小さなことに、大きな愛をこめて」、「最も剛毅なる者は 最も柔和なる者であり、愛ある者は 勇敢なる者である」、「高き自由の精神」を持って、「他人の苦痛に対する思いやり」】の実践でもあろう。

 母を亡くして 悩んでいるクララ(Clara:1860-1936)に対して、勝海舟(1823-1899)の奥さん(民子:1821-1905)の言葉;『悲しい時には 私達の所へいらっしゃい、一緒に泣きましょう、そしてあなたが 仕合せな時には 一緒に笑いましょう。さあ勇気をお出しなさい、—— これから先の長い年月のことは考えず、今日という日以外には 日がないと思って ただ毎日をお過ごしなさい』は、「訪れる人を 温かく迎え入れる」原点でもあろう。 『社会をよく見て、学んだものを生かす=社会性』(新渡戸稲造)、さらに、『患難の坩堝(るつぼ)の内に燃え尽くす火に 鍛えられて初めて実得し得るものである。』は、内村鑑三(1861-1930)の心得である。【個性に輝く3箇条:(1)『自らの強みを基盤にする』、(2)『無くてならないものは多くない』、(3)『無くてよいものに縛られるな』】を痛感する日々である。




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