第263回 せせらぎ 〜 生き方を探す 〜

 2022年8月8日 多摩川の畔の『第42回多摩川せせらぎ メディカル・カフェ』(代表:岡内泰子 氏)(田園調布せせらぎ館1F多目的ホールA室に於いて)に赴いた。 講演の前、参加者の「風の谷カフェ代表:中村純子 氏」 と 「目白がん哲学外来カフェ代表:森尚子 氏」と3人で、「せせらぎ公園」を散策した。 大いに心が癒された。 

講演のチラシには、

【「がんから学ぶ」生き方とはどのようなものでしょうか。日本人の2人にひとりが、がんになると言われている時代 患者だけでなく家族、遺族、友人、医療関係者などが集いその人らしい生き方を探す「対話の場」が、メディカル・カフェです。 初めての方も、お気軽にご参加ください。】と案内されていた。 

筆者は、講演『偉大なるお節介症候群とは 〜 「自分の力が 人に役に立つと思うときは 進んでやれ」〜』の機会が与えられた。


 岡内泰子 氏の娘様が昨年お亡くなられ、「12月10日に帰天いたしました。 コロナシフトの病院から実家に戻り在宅医療のお世話になり、天に帰っていきました。 私は本当に多くの経験を この歳になってすることになったのですが、娘が私にしてくれた最高の親孝行だったような気がいたします。――― 陰に日向に支えてくださった、がん哲学カフェのお仲間にも感謝しかありません。今までの我が人生に起きたことは この時のためだったのですね。」との心温まる感動的なメールを頂いた。 涙無くして語れない! 講演後は、個人面談とカフェにも参加した。 スタッフの真摯な働きには、大いに感激した。 また、テーブルで同席されていた、新渡戸稲造の親族のお母様と、医師である娘様に 久しぶりにお逢いした。 大変、充実した貴重な『多摩川せせらぎの旅』の1日であった。


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