第256回 「何かを為そう」vs「何かを為す」 〜 本当に成長する人 〜

2022年6月21日、第92回『がん哲学外来メデイカル・カフェ@よどばし』に赴いた。


30もの多数の質問が寄せられた (下記抜粋)。 参加者の真摯な姿には、大いに感動した、

先生は、「アルプスの少女ハイジ」は、ハイジの成長物語だと教えてくださいました。実際読んでみると、ハイジが成長することと共に、ハイジを通して変えられていった登場人物の姿も印象的でした。クララや、ペーターとペーターのおばあさん、ハイジのおじいさん…。本当に成長する人は、周りも変えていくのでしょうか。

歯の本数と転倒リスクとの関係。日本では70歳以上で残存歯は8本と聞いて驚きました。スウェーデンでは20本だそうです。国によってこのような違いが起きるのでしょうか。食べ物、歯磨きの習慣、遺伝等関係していますか。

がんに体の細胞が侵されるとどうなっていくんですか? 細胞は死んでいく? がん細胞が増殖していく?

がん細胞が体内で増殖していきやすいのはどんな環境ですか?

がんに天敵はありますか?

人生において、「がん」という病魔には、どんな意味があると先生は考えておられますか?

がん闘病中に、今までやりたいと思っていたことを実現させたという話しを聞きます。「何かを為そう」と思うことと、実際に「何かを為す」ことの間には大きな溝があるように思います。願うことを実行に移すために、原動力となるのは何ですか。

ウクライナのことを思うたびに、メディカル・カフェで先生から伺った新渡戸稲造の、国連事務次官としての働きについて考えます。「我、太平洋の架け橋とならん」と言ったときの、新渡戸稲造の胸の内はどんなであったでしょうか。

次回(7月24日)は、8周年とのことである。『第一部では、スタッフが、コロナ禍のために変化したメディカル・カフェについての証しをいたします。 第二部は、新渡戸稲造について「真の国際人」というテーマでご講演をお願いしたいのです。』とのことである。 ただただ感服する。

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