第255回 『教育者の風貌』 〜 「考え深げな黙想と真摯な魂と輝く目」 〜

 2022年6月13日 、『恵泉女学園学校会議と恵泉フェロシップ委員会』に出席した。 大変有意義な時であった。 筆者は高大連携の進捗状況をさりげなく質問した。「良き広報のあり方の具体的な提示の重要性」の学びの時ともなった。 

 翌14日 午前中は、アドバイザーとして、Zoom『全国がんプロ協議会』に出席した。【全国がんプロ協議会は、がん医療に携わるがん専門医療人を養成する大学の取組を支援することを目的として、文部科学省が実施している「多様な新ニーズに対応する『がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)』養成プラン」の発展を目指し、参加している11拠点すべての大学による意見交換の場として設置されました。】と謳われている。『がんプロ』は1〜3期 (5年/1期 ✕ 3期 = 15年)を終え、第4期に向けて準備が進められている。

1) 1〜3期の新規性の成果

2) 1〜3期の卒業生の進路状況

3) 『かん教育』の違いと懸け橋の必要性

の実態が知りたいものである。 

 午後は、大学院生の『アスベストに関する』論文についてのインタビューを受けた。 その後、順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科の授業『病理学概論』に赴いた。 教科書『カラーで学べる病理学』を音読しながら、今回は、『細胞・組織とその障害』、さらに、『再生医療における幹細胞とiPS細胞』にも触れた。 多数の質問もあり、終わりには、大きな拍手があり、大いに感動した。 現代に求められる『教育者の風貌』とは、【「高度な専門知識と幅広い教養」を兼ね備え、「考え深げな黙想と真摯な魂と輝く目」】(南原繁)ではなかろうか!

『Modern Media』(2022年 5月号)が送られて来た。 裏面の『随筆』に筆者の『21世紀の国際人』が掲載されていた。【「視野狭窄にならず、複眼の思考を持ち、教養を深め、時代を読む具眼の士」】(南原繁;1889-1974)。そして、【世界の動向を見極めつつ、高らかに理念を語る「小国の大人物」出でよ!】(新渡戸稲造);1862-1933)を実感する日々である。

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